韓国映画⑭国際市場で逢いましょう | なりあやの韓国シネマ留学記

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2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

公開初日にみてきました(・∀・)


「国際市場で逢いましょう」


お正月に韓国に旅行に行ったとき、すごい人気というので、みたくてたまらなかったですが、韓国語ができない家族も一緒だったのでがまん。


その後、大阪アジアン映画祭でもチケット売り切れで。


韓国では1400万人動員したとかで、話題になってたのもあり、わたしのまわりの韓国好き&映画好きは大体みんなみていたので、みる前から色々話は聞いていました。






とりあえず、「泣いた」という声が圧倒的に多かったので、ハンカチ準備してみました。

案の定、涙と鼻水でぐちょぐちょ。

スミマセンきたなくて。


何がそんなに多くの韓国人の共感を呼んだのか。

朝鮮戦争、西ドイツへの出稼ぎ、ベトナム戦争と、背景の時代は、まさに今の韓国のおじいちゃん、おばあちゃんがまともに経験してきた時代。


日本にいると、なんとなく戦後どんどん復興して、高度経済成長へ、というイメージですが、


韓国は日本の植民地支配が終わった後も、苦難の時代が続いたんですよね。

頭ではわかってるつもりが、映像でみると、やっぱり実感わきます。


しんどい時代でも、映画が重くならないのは、主人公演じるファン・ジョンミンと、その親友役のオ・ダルスのおかげやな。


ファン・ジョンミンはもう長くファンなので、あえて言わないですが、オ・ダルス、いいわぁ。炭鉱で埋もれそうになったとき、映画的には「オレはいいから、お前は先に逃げろ」とか言いそうなところ、「オレをおいて逃げるなよ」と言うあたり。オ・ダルスよく出てるけど、出る映画大体おもしろい。味わい深い役者です。


主人公と妻(キム・ユンジン)との出会いは、出稼ぎ先の西ドイツ。

妻は看護師なんですよね。

これ、詳しい歴史は知らないんですが、韓国で韓国語を勉強していた時、クラスにドイツ生まれの韓国人がいて、そういえばお母さんは看護師って言ってました。

けっこうたくさん、出稼ぎに行ってたみたいですよね。


原題は「国際市場」。

邦題がいまいちやな~と思うこと多いんですが、「国際市場で逢いましょう」は、みてみたら、いいなと思いました。


韓国人なら国際市場ってだけで、釜山の国際市場を思い浮かべるかもしれないですが、日本人はまず分からない。


逢いましょう、は、生き別れたお父さんと「逢いましょう」なんですね。

みたらすごく納得がいきます。


国際市場って題名なのに、国際市場がほとんど出てこないっていう不満の声も聞いたんですが、わたしは、原題は原題でいいと思っていて、それは、主人公の人生そのものが、国際市場みたいだから。西ドイツ行ったり、ベトナム行ったり、市場のようにごちゃごちゃ色々あった人生。


主人公は家族のために夢をあきらめるんですが、犠牲になったとは思わない。

こんなつらいことを経験するのが、子どもじゃなくて、自分でよかったと。


現代の、おじいちゃんになった主人公は、国際市場の、それもさえない店を、なぜか手放そうとしない頑固者。

だけど、それにはそれなりの理由がある。


わたしのような若輩者には想像もつかない人生があって、今を生きている。


ある意味、主人公は激動の時代を生き抜いた、平凡な人です。


だから、共感を呼ぶんですよね。


あと、びっくりしたのは特殊メイク。

20歳ごろからおじいちゃんになるまでを演じてるんやけど、あんまり違和感ない。

ファン・ジョンミンって実際は44歳。

若いころはほんとに若く見えるし、おじいちゃんはほんとにおじいちゃん。

でも全部ファン・ジョンミン。

演技力は言うまでもないけど、すごい技術やと思いました。




 

公開初日やったので、特典つき。

右はファイル。

左はポストカード。

東方神起のユンホが出てるのもあって、日本でもそれなりに入りそうかな。

わたしのみた回は7割がた埋まってました。


最近、なかなか日本で韓国映画がヒットしないので、この作品ぐらいはと、期待していますキラキラ