『娘』へ | 妊娠の神様に嫌われた女

妊娠の神様に嫌われた女

妊活中の成果はいつも天文学的に悪い方の数字を引いてしまう。受精•着床不全、初期流産、子宮奇形…そして染色体異常の我が子を中期中絶。そんな私に不妊治療を続ける資格はあるのだろうか。

あなたを天に還して1ヶ月。

きちんと産んであげることができなくて、本当にごめんなさい。


勝手に採卵され、勝手に授精され、勝手に子宮に戻され、勝手に延命され、勝手に命を絶たれたあなたは、その理不尽さに泣いているのかな。

命ってなんだろう…って。


母乳をあげることも、抱きしめてあげることも…見つめてあげることすらできなかった『母』を憎んでいますか?


それでもなお、新たな命を待とうとする自分勝手な『母』を…憎んでいますか?


そもそも『母』とは認めてくれていないかもしれませんね。



二度も流れそうになりながらも、がんばってしがみついてくれたあなた。

私達は勝手に『奇跡の子』『生命力の強い子』なんてはやしたてていたけど、本当は自然淘汰されゆく命を無理やり引き止められて迷惑でしたか?



…違う。

あなたはただ『生きよう』としていただけ。必死に自分自身の命をまっとうしようとしていただけ。


…ごめんなさい。

誰かを恨んだり憎んだり、そんな黒い感情を持つ間も無く、母に命を絶たれてしまったのですから。


そして、ありがとう。
いろんな事を教えてくれた。
優しい『娘』。



『出産の痛みは忘れる』らしいけど、この痛みを忘れるだけの対価…あなたはこの手の中にはいません。


私は一生、痛みを忘れません。

私は一生、あなたを忘れません。

…『娘』がいたということを。


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