ラーメン二郎 桜台駅前店 105 | 主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎を食べた記録として駄文を書き散らかしていて自分自身のライフログ的な位置付けです。

※アイコンは人生初の二郎を食べたラーメン二郎吉祥寺店の成れの果ての生郎(既に閉店)

ラーメン二郎桜台駅前店に行きました。



7月22日のお昼のことです。





東京オリンピック開会式を翌日に控えた休日。自転車に乗って桜台までやって参りました。


オリンピック開催には賛否両論ありましたが、この状況下で天地がひっくり返るような大きなトラブルも無く(多分)やりきったのは日本の底ヂカラみたいなモノだったんだろうなと思います。


ただ個人的には新国立競技場の隣の神宮球場で開催する野球なんかにはこの時5000人とか観客を入れていたのになんでオリンピックだけ無観客なんだろう・・・なんて思っていたり。




さて、そんな休日に桜台駅前店は特別メニューのつけ麺の営業をしてくれていました。


店頭のホワイトボードにはつけ麺にありがちなリクエスト全てに対応しない旨が書かれていますが、コールがすべてカタカナなのがとても良い感じ。




約2年ぶりというつけ麺目当てのお客さんが当たり前のように多く並んでいて、行列の最後尾は交番の横まで到達していました。


12時というランチタイムど真ん中の時間帯に来てしまった事を若干後悔しつつ、時間は有り余っているのでひょっとしたら何処かの街で見かけるかも知れない凶悪犯罪者の顔を記憶に再度インプット。


コロナ禍の桜台駅前店は以前より座席を減らした1回4杯ロットで進行しているので、行列の消化はあまり早くなくて、約1時間の待ち時間を過ごした後に食券を購入する展開になりました。


後ろに並んでいる人が僕が一旦抜けた瞬間に間合いを詰めて来ない事を願いつつ行列を離れて店内券売機まで。




券売機は養生テープでメニュー改編が行われていて、待望のつけ麺仕様になっています。




つけ麺並とネギの2枚の食券を購入して元の位置に戻ってパチリと。


オリジナルペイント等でカスタマイズされた(職務質問の為に警察に停められる可能性をワザと自ら上げに行っているイメージの)電動アシスト付き自転車がドンと置いてあって、本日のオペレーションに対する期待値を高めてくれています。




桜台駅前店の行列の並び方はこんな感じ。


やがて席が空いたので水の出が劇的に改善した給水機で冷水を汲んでからカウンター席につきました。




普段なら自宅からレンゲを持参するのですが、この日はつけ麺のアナウンスに舞い上がってしまっていたのか事前準備不足のまま来てしまいました。


マスク越しに2〜3言だけ店主さんと会話をして、オペレーションを観察しながらつけ麺を待ちます。


茹で上がった麺を店主さんが冷水で丁寧に〆るというちょっと珍しいと感じる工程(なんとなく麺を〆るのは助手さんの仕事のような気がしてました)を経て僕のつけ麺が到着。




つけ麺(麺少なめ)850円+ネギ100円+ニンニク少し+野菜+脂です。


スープ(つけダレ)以外はトッピングも全て麺丼に盛り付けられています。




分かる人は分かると思いますがこの2年ぶり(?)に登場した器は高田馬場にあった「べんてん」と同じモノです。


もう記憶の片隅にも残っていないくらいですがべんてん良かったなぁ。




そして麺の丼。


スープが入っていたならば小ラーメンとして完成しそうなビジュアルです。




ニンニクは少しだけ。桜台駅前店のニンニク量って店主さんが盛り付ける場合はちょっと多めな気がしてるので、個人的に「少なめ」のリクエストがクセになっています。


ただ、盛り付けの担当は殆ど助手さんなので、あまり必要の無いポイントなのかも知れません。




このあたりに脂。つけ麺や混ぜそば、汁なし系統には脂のトッピングは必須だと個人的に思い込んでいます。


ご厚意で頂いた海苔の上に脂が乗っているような状態なので、何となく「六厘舎」を思い出させるような・・・。




そして有料トッピングのネギは細切りにされたあとにおそらく水にさらされているので、辛味や青臭さは無くてシャキシャキさを存分に感じる事ができるナイスなトッピングです。




引っ張り出した豚は柔らかく脂身の入り具合も最高な店主さん特選バラ肉が2.5枚〜3枚。


トロけるような食感と脂の甘みを同時に感じて、もともと量は食べられないハズのに豚増量をお願いしたくなるレベルでした。




そして麺は店主さんが水で〆てくれている影響なのか桜台標準よりも固めに茹で上げられた感じです。


口いっぱいに頬張ると小麦の香りが鼻腔に抜けて心地よいグミグミ感を奥歯で味わえるという素晴らしい出来映えで。


何もつけずにそのままストレートに頂いた麺の味わいを脳裏に刻みつけてから、期待感最高潮でつけダレに潜らせてズルズルッと啜りあげます。


つけダレの味わいは醤油ダレ濃いめのスープに辛味と若干の酸味が加わるというレギュラーメニューでラインアップされている「つけ味」なのですが、「つけ味」はラーメン用にスープの量等を調整されているので、今回食べたこのつけダレこそがホンモノの「つけ味」の味わいで・・・・自分でも書いていてちょっと分からなくなってきました。


要は本来の桜台のつけ味をつけ麺でしっかりと味わったという事なのですが、食べている時は「長時間並んだ後の空腹絶頂状態でのレアなつけ麺」「麺少なめをリクエストしても眼前に広がるのはなかなかのボリューム」「ロット最後の配膳で更に写真を撮った為に同ロットの人からスタート時点で遅れを取っている」「同ロットの人たち食べるスピード早い」・・・・などなど結構焦らせられるシチュエーションだったりして、ゆっくり味わう余裕も持てずに一心不乱に麺を啜り続ける感じになってしまいました。


今思い返すとかなりもったいない気もしないでもないのですが、こんな感じでズバズバと一直線に食べていくのも二郎を旨く感じるトッピング(スパイス)だったりするのかも知れません。


そんなこんなで2年ぶりのレアな出現率のつけ麺を旨い旨いとは思いつつも急いで食べ進めて割と早い時間で完食となりました。


食べ終わってマスク越しに店主さんとほんの少しだけ会話をしてからごちそうさまでした。と。


外にはまだまだ長蛇の列が続いていてレア度抜群のつけ麺パワー恐るべしと思いつつ駅方向に離脱。




何となくクールダウンしたくなって駅前のマクドナルドでシェイクを飲んで胃と身体と心を落ち着かせます。


しかし意外とシェイクって食べごたえあるな。二郎の前に飲んだら麺があまり入って行かなさそうな気がしました。


そんな感じで冷房の良く効いた店内と冷たい飲み物で休憩もしっかり取ってから駐輪場に停めた自転車に跨ります。


さて、旨いつけ麺を食べられたしコレは満足だなぁ。と良い気分でペダルを踏み込んでゆっくり漕ぎ出しました。




帰り道の途中で懐かしいCHEVROLETのC1500を見かけましたが、このクルマを見かけると夏が来たなぁ。ってスゴく思うんです。