ラーメン二郎 栃木街道店 45 | 主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎を食べた記録として駄文を書き散らかしていて自分自身のライフログ的な位置付けです。

※アイコンは人生初の二郎を食べたラーメン二郎吉祥寺店の成れの果ての生郎(既に閉店)

ラーメン二郎栃木街道店に行きました。



7月10日の土曜日のことです。





この2日後の7月12日から4回目となる緊急事態宣言が発令されたので結果的にこの外出が最後の越境となり、それから9月末までの約2ヶ月半は東京都から一歩も外に出ない事を自分自身に課してキチンと貫徹して今に至ります。




さて、この7月12日もやっと越境出来るぞという開放感に浸りながら北へと向かう東武線に揺られていました。


車内がガラガラなのを良いことに宇ち多"の缶チューハイを取り出して窓枠に置いてみたり。


利根川を越えて電車はどんどん北上して行きます。




目的地の「壬生」の駅名が車内の液晶ディスプレイに表示される頃には、車窓から見える少しばかり単調な景色に若干飽き始めていました。




そんなこんなで到着した壬生駅。


駅からはそんなに距離が無いので歩いてラーメン二郎栃木街道店へ向かいます。




10時30分過ぎに壬生駅を徒歩で出発してお店には10時50分くらいに到着。


建物の裏手まで行列が続いているのが分かり、見えなくなっている角に最後尾があることを願いつつ建物裏手に向かいます。




死角になっていた所からも行列は伸びていて、結局は入口と対角線上にある第2コーナーから待ち時間がスタートしました。


開店40分前でこの混み具合とは土曜日の並びを完全に読み違えたなぁ。


スマートフォンに覚えさせている音楽を聴きながらボーッと待ち時間を過ごして、やがて11時30分を迎えます。


定刻通りにお店はオープンしたらしく、一気に20名くらいが店内へスルスルと入って行くのですが、僕が入店する順番になった際に入口に立っていた若い女性助手さんから「ここから外でお待ちください」の声がけがありました。


おぉ、あと1人分早く到着していれば涼しい店内の椅子で座って待つことが出来たのに・・・。




この位置でファーストロットの最初の1人が食べ終わって席を立つまでビタッと足止めをくらった事になります。




ヒマを持て余していたので営業案内をパチリとなんかして。




新型コロナ感染防止対策取組宣言にもキチンと目を通しておきます。


描かれているゆるキャラも気になったので調べてみると「とちまるくん」という名前で栃木県の県木の栃の木がイメージとなっているそう。


「栃木県の県木の栃の木」って文章は「栃」「木」「県」「の」という4文字だけで構成されている事に気付いてちょっとした発見をした感じになりました。


そんな感じでヒマな時間を過ごしていたら食べ終わったお客さんが退店してきたので入れ代わりに店内へと。


券売機で小ラーメンと目当てのつけ麺と生姜の3枚の食券を購入してウェイティングシート(簡易的な丸イス)に座ります。




左の青いのが小ラーメンで真ん中の紫が生姜で左の角がまだピンとしているエメラルドグリーンのがつけ麺だったと記憶しているのですが、はたして合っているのでしょうか。


席が1つ空くたびに店内奥にスライドして行ってやがて僕もカウンター席へ向かいます。




久しぶりだったからか長旅を労ってくれたのかは分かりませんが店主さんよりお心遣いを頂きました。


実はそう書いているだけで店頭の持ち込み可の自販機で購入したペットボトル飲料なのかも知れません。


店内では無駄な会話は禁止されているので、心の中で最大限の感謝を伝えてラーメンが出来上がるのを待ちます。


オペレーションの殆どは店主さんが担当していますが、茹で上がった麺を水で〆るのは女性助手さんの受け持ちでしっかりと丁寧に〆てくれていました。


トッピングコールの後に僕のラーメンが到着。




小ラーメン(麺少なめ)750円+つけ麺150円+ショウガ50円+ニンニク+脂です。




つけダレの丼には麺以外の全ての構成材料が盛り付けられています。




刻みが細かめな生ニンニクはこのくらい。




逆サイドのショウガは50円という値段を考えれば量も十分あって、アシスト力も高いので満足度の高い有料トッピングだと思っています。




そして脂。個人的に必ず脂コールをするお店があるのですが栃木街道店もその1つ。


店主さんがスープの寸胴から丁寧にすくってくれる脂は甘くてコクを与えてくれる禁断の旨さを持っています。




スープと言うかつけダレは脂が若干溶け込んだ微乳化と呼ばれる状態で食欲を程よく増進してくれるピリ辛さがプラスされています。


栃木街道店にはTAROというつけ麺味のラーメンがあって夏季以外の3シーズン販売されていますが、これが本来のつけ麺味というワケで。


つけ麺の販売期間にお店に来ることが出来てホントに良かったなぁ。




そして豚は分厚くて迫力あるブロック状のモノが2塊。


味の染み込んだジューシーな肉質で、ある程度の噛みごたえも兼ね備えていてスゴく良いんです。


脂身の付き具合もナイスなので、この豚をお腹いっぱいになるまで食べたくなるところですが、水で〆られた麺もたくさん食べたいぞ。と。




女性助手さんが丁寧に〆てくれた麺は表面がツヤツヤしていて、弾力があって締まっていそうな見栄えになっています。




まずはそのまま何もつけずに啜ってみると、水で〆られた麺の冷たさを感じた後に芳醇な小麦の香りが口腔内に広がって、おぉ、今年も夏がやって来たなぁ。なんて思ったり。




続いてつけダレの丼で野菜や豚やニンニクが居ない空いているスペースに麺をくぐらせてズルズルっと啜って更なる幸せを感じました。


酸味も強く無くてピリ辛さが良いアクセントとなっていて食べながら食欲が増進していく感覚を覚えながらどんどん食べ進めて行きます。


途中でニンニクやショウガを時間差でつけダレに混ぜ込んで少しづつ味を変えながらズバズバやっていたら、割と短時間でと言うか個人的感覚だとあっという間に食べ終わってしまいました。


スープ割はおそらくやっていない感じだったので名残惜しくレンゲでつけダレを数回口に運んで心の中でごちそうさまでした。と。


マスクを着用し丼類をカウンター上部に片付けてから台ふきんで自分が使用したスペースを拭き上げて、今度は小声で店主さんと助手さんにお礼を伝えて満足してお店を出ました。


店外はかなりの行列になっていて最後尾の方なんてラーメンにありつくまでにどれだけ時間がかかるのでしょうか。


こまめに水分補給しつつ熱中症に気を付けながら並んでください。




壬生駅までの道のりの途中には少しだけ稲が伸び始めた田んぼがあって、オタマジャクシや水生昆虫なんかが居たので食休みも兼ねて少しの間眺めていました。


僕は都内出身で田んぼや森といった自然とは無縁の子供時代を送っていたので、こういう田んぼがあるような景色は大人になった今でも飽きずにずっと眺めていることが出来るんです。


欲を言えば用水路で魚や生き物を捕獲したいくらいのレベルだったり。


ふと我に返ってスマートフォンで次の上り電車の時間を調べて、ちょうど良い時間に駅へ向かって歩き出しました。




青と雲の白さがキレイバランスの空と壬生駅の駅舎。


よしよし、良い遠征だったな。と独り言を呟いてから車両が短い各駅停車の電車に乗り込んだのでした。