ラーメン二郎 神田神保町店 52 | 主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎を食べた記録として駄文を書き散らかしていて自分自身のライフログ的な位置付けです。

※アイコンは人生初の二郎を食べたラーメン二郎吉祥寺店の成れの果ての生郎(既に閉店)

ラーメン二郎神田神保町店に行きました。



4月のお昼のことです。





到着時に行列の人数を数えるとお店の前に5人、第2コーナーから10人。


なので16人目の待ち客として行列の最後尾に並びました。




神田神保町店はラーメンの生産ロットは5杯で、全員食べ終わってからの完全入れ替え制を採用しているので、15番目(前の人)と16番目(僕)の間にロットの境い目が存在します。


ロットが異なると10分〜15分くらい入店時間が変わる場合が殆どで、仮に開店待ち10番目と11番目だとしたら着席する時間が30分くらい違う事になることも。




時間に余裕がある時は別になんとも思いませんが、次の予定が迫っていたりするとこの1人の順番の差が精神衛生上の分岐点になるのかも知れません。




そんなこんなでやがて外待ちの先頭に。


魂を込めて麺打ちをする助手さんが麺量確認と行列整理の為に時折店外へ出て来るので、近況&情報交換なんかを僅かな時間で交わしつつ入店するその時を今や遅しと待ちわびます。




手持ち無沙汰なので何となくテントの裏側をパチリと写したりして。


やがて食べ終わった前々ロットのお客さんがパラパラとお店から出てきて、5人全員が出払った後に待望の入店となりました。




券売機では1000札を投入して個人的定番メニューの小ラーメン、塩蔵生姜、うずら玉子の食券を購入して50円のお釣りを受け取ります。


このラインアップに生玉子も購入すればちょうど1000円になって、ある意味スッキリするのでしょうが、非乳化スープと生玉子の組合せがイマイチ琴線に触れるモノでは無いので、毎回生玉子は購入せずにこの3点の組合せになっているんです。


二郎の店舗で積極的に生玉子を購入するのって汁なし系の場合か野猿街道店2のたまねぎたまごぐらいのような気が。




さて、給水機で冷水を汲んでからカウンターの右奥に着席。


持参したレンゲをコップの上にセットすると店主さんから生姜とうずら玉子がすぐさまサーブされ「あなたのお茶」も頂きました。


「わたしのお茶」になった「あなたのお茶」とサイドメニューをお通し、蕎麦前、前菜、アペタイザーのようなイメージで楽しむのもオツなんじゃないかと思います。




ふと斜め上を見上げると箸や卓上調味料が置かれていて、食べている後半でフレーク状の唐辛子をラーメンに投入することがルーティーンになっているので後で使わせてもらいますね。と。


やがて少なめ固めでオーダーしていた麺がロットの一番最初に上げられてトッピングコールは無く店主さんが「ニンニクは少しだけ」とつぶやきながら手際よく盛り付けてくれています。


その後にトンとカウンター高台に僕のラーメンが配膳されました。




小ラーメン(麺少なめ固め)750円+ニンニク少し+塩蔵生姜100円+うずら玉子100円です。




麺少なめと言えど、丼に投入する麺量は店主さんのさじ加減1つなので神保町店にしては少なめにしてくれていると思いますが、他店のデフォルトの麺量ぐらいは余裕であるんじゃないかなぁ。




でもスープのラインもそれほど丼のフチに近づくような高い位置にも無いし、完全に豚がカウンターと水平に寝ている(麺が凸状に盛り上がっていることも無さそう)のが把握できてひと安心です。




ニンニクは豚の上にちょこんと乗せてくれています。適量でありがたい限りです。




自宅からキチンと忘れずに持参したレンゲで飲むスープは液体油が表面を覆いFZ醤油のキレと豚ダシや旨みがビシッと効いているハイレベルな味わいで。


余談ですが個人的にふと「そうだ今日二郎に行こう」と衝動的に思い付く事は殆ど無くて、前日の夜ぐらいに「明日なにを食べようかな」と予め決めていたりします。


なので前もってラーメン二郎(のレンゲ無し店)に行く事を決めていれば、レンゲを予めカバンの中に入れておく事が出来るワケで、毎日レンゲを持ち歩いていたりはしません。


まぁ、折りたたみ傘のようにカバンにレンゲを常備しているのもそれはそれで良いような気がしますが。




さて、そして豚に目を向けると大判厚切りの肩バラ肉がどーんと2枚。


見た目はもちろん、箸で触った瞬間に柔らかくてホロホロのタイプだなと悟ります。


これから天地返しの儀を執り行うワケですが、豚2枚は若干行事の妨げになるので差し当たって一時避難しておいてもらうことに。




こんな感じでうずら玉子がここでも活躍します。




周辺環境を整えてから天地返しを行ったので、割と簡単にこの状態に持って行けました。


助手さんが魂を込めて製麺したオーションの低加水麺を頂いていきます。




麺の茹で加減は固めをリクエストしているので、表層部から中心部にかけてのしっかりとしたグミグミした感じと、芯付近のわずかなボソ感がしっかり分かって実に旨い。


神田神保町店の麺の太さや厚みは二郎標準よりやや細め薄めに分類されると思っていて、同じひと啜りでも太麺使用店と比較すると口の中に入る麺の本数が多くなります。


なので上で書いたグミ感やボソ感を多く感じる事が出来るんだなぁ。と。


箸で麺を持ち上げて口の中に運ぶという幸せの行為を幾度と無く繰り返して行って、麺が半分くらいになったところでカウンター上部の唐辛子の瓶に手を伸ばしました。




このフレーク状の唐辛子が実に良いアクセントになって、食べ途中で入れるのが最高なんです。


何も足さない(ニンニクさえも)デフォルトの味も楽しみたいので、まずはニンニクも混ぜる事無く食べ進めて行って、途中で天地返しをして丼内の味を均一化し、そして後半に唐辛子フレークを投入するという食べ方がマイベストような気がしますが、実際は天地返しをしないと麺をスムースに食べることが難しいので、かなり前半で天地返しをしなければなりません。


その時はニンニクがあまりスープに混ざらないように出来るだけ1回で完全に麺と野菜を完全に反転させる技術が必要になります。


まだそこまでの天地返しスキルは持っていないので何となくニンニクが混ざらなければ良いな・・・なんて思いながら右手もレンゲを駆使していたり。




そんなこんなで天地返しした麺の上に唐辛子をスプーン1杯分程度ハラハラとかけて、ここからはブーストをかけて一気に食べ進めて行きます。


唐辛子の辛味とニンニクのパンチが上乗せされてジャンク感がアップした丼を抱えてズバズバとひたすら食べ続けてやがて完食となりました。


丼をカウンターに片付けつつ店主さんにご馳走さまでしたと伝えると「足りましたか?」との質問を頂いたので、つい出来心で「(少なめにしたので)まだイケます」と答えてみました。


そうしたら店主さん「おー、そう来るかぁ」と嬉しそうに応えてくれましたが、次回も変わらず麺量は少なめか半分を申告します。煽ってしまい申し訳ございません。


再度店主さんと麺打ちの助手さんにしっかりと謝意を伝えて満ち足りた気持ちでお店を出たのでした。