2020年12月の土曜日の昼過ぎのことです。
この日は毎年食べている海老を使った限定メニューが始まっていたので「そうだ野猿行こう」と。
京王堀之内駅からテクテク歩き、ルーティンになっている大栗川を写真におさめます。
冬だから川岸が色褪せて寂しくなっています。
この野猿街道の信号に捕まって、この「野猿街道」という標識を眺めるのもほぼ毎度のこと。
ちなみにこの標識の正式名称がちょっと気になって調べてみたら「(道路の)通称名標識」というらしく、以前は「Yaen-kaido」だけだったのが約5年前に東京オリンピックで訪日外国人が増加し彼等にも分かり易いように「通り」を意味する「Ave.」が追加されるようになったとのことです。なるほどなるほど。
野猿街道店はローカルルールで食券先買いが徹底されているので、到着したら先に買っている人がいないか、出てくる人がいないかをパッとチェックして、いないようであれば店内券売機へ。
僕は自分の事を知っているので、野猿街道店ではラーメンのサイズはプチ以外選ばなくなりました。
多分大ラーメンでも完食出来ると思い込んでいますが、超絶苦しむことになるのが目に見えているので大ラーメンはおろか、プチと20円の差額しかない小ラーメンですら頼むのをやめています。
とか言いつつ大ラーメンを食べ切る自信はもうありません。すみません、前言撤回します。カッコつけたくて大きく出てしまいました。
そして目当ての海老の限定メニュー。名前は大ヒットアニメ「鬼滅の刃」に寄せていて「蝦の呼吸」です。
プチ二郎と蝦の呼吸の2枚の食券を手にして10人ちょっと並んでいる行列の最後尾へ。
ランチタイムを外して正解でした。
行列はどんどん消化されて行って、やがて店内待ちとなり、2人だったのでテーブル席に座るように助手さんから促されました。
改装して新しくなった店内ではテーブルの配置が変わっていて、恐らくこのテーブルは一番奥にあったモノかしら。
その過去にテーブルがあった場所には下駄箱のような区切られた物入れが設置されています。
厨房には店主さんと5年くらい前に良く見かけて復活した有能な助手さんと男性助手さんがいて、メガネの店長さん(?)は製麺室に出入りしていました。
テーブル席の場合のトッピングリクエストは出来上がりのタイミングでは無くて事前に聞かれるのでかなり気を許してラーメンを待つことが出来ます。
やがてそれなりの時間が流れて助手さんがラーメンを配膳してくれました。
プチ二郎770円+蝦の呼吸210円+ニンニク少しです。
濃厚そうなスープとデフォルト量の野菜の山の上にあるコーンとソリッドに切り揃えられた豚が特徴的な佇まいを醸し出しています。
豚がなんか切り立つ壁みたいなイメージでとても良い感じ。
シャキシャキの野菜のサイドにはニンニクがほんの少しだけ。
もうちょっと多くても良かったのかも知れませんが、まぁこの後の予定もあるので問題ナシです。
海老のスープは丼の底に行くに従って濃くなるような感じだったので、天地返しが欠かせません。
野菜も増量していないしレンゲもあるので天地返しがスゴくやりやすい。
パツッとした歯ごたえを持った平打ちのオーション麺は固めに茹で上げられていて、強めの味わいの海老のスープをガッシリと受け止めていて存在感で負けていません。
やはり野猿の「海老」の限定メニューはハズレないなぁ。と感心しつつズバズバと麺を啜って腹6分目くらいで完食となりました。
名残り惜しくスープをチビチビとレンゲで飲んで何となくキリの良いところでご馳走さまでした。と。
使った食器をカウンター長辺の真ん中あたりにある食器返却口みたいな棚に片付けて店主さんと助手さんにご馳走さまでした。とお礼を言って退店。
そしてアフター二郎はお店から徒歩2分のジェラート屋さんに行くことにしました。
直感で5種類を選択して、割とさっぱりとして甘さ控えめのジェラートを窓がちょっと開放されている道路沿いの席で頂いたのでした。