栄寿亭・シャンゴ(群馬県高崎市) | 主にラーメン二郎の記録

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主にラーメン二郎を食べた記録として駄文を書き散らかしていて自分自身のライフログ的な位置付けです。

※アイコンは人生初の二郎を食べたラーメン二郎吉祥寺店の成れの果ての生郎(既に閉店)

栄寿亭とシャンゴ高崎問屋町本店に行きました。


土曜日午前中にラーメン二郎前橋千代田町店でラーメンを食べた後のことです。




前橋駅から高崎駅は5分くらい電車に乗れば到着する距離ですが、電車の間隔は30分くらいと割と離れています。


乗ろうとする目の前で電車のドアが閉まったりしちゃったらなかなかショックだろうなぁ。




高崎駅はSLぐんま「みなかみ」「よこかわ」の発着駅になるので、看板もソレっぽい雰囲気のあるものになっています。


黄色と黒という色合いがラーメン二郎を少しだけ彷彿とさせたり。




そしてもう1つ高崎と言えば有名なのがダルマ。駅構内のお手洗いに続く通路の壁面に転がって行くダルマのイラストが書かれていました。ちょっとかわいい。


そんな高崎駅で途中下車して徒歩7〜8分で第2の目当てのお店「栄寿亭」に到着しました。




何となくレトロの外観のコチラのお店は看板に書かれているようにかつ丼屋さんで、1919(大正8)年創業という100年の歴史があるお店なんです。


11時〜14時(ラストオーダー)までのお昼しか営業していないお店で、営業中は行列が出来ていることも多いらしいのですが、たまたまなのかこの日は店内カウンターに僅かばかり空席があったのでそのまま着席となりました。


ちなみに定休日は金曜日と第3木曜日で、土日営業してくれるところがとても嬉しい。




メニューはカツ丼をメインにした洋食屋さんというラインアップでカツ丼は玉子なしと玉子ひきが選べます。


高崎あたりはタレカツ丼文化が広がりを見せていて、それも良く考えるとこの100年の歴史を誇る栄寿亭があるからなのかも知れません。


そんな中、選ぶのはもちろん玉子なしのカツ丼Aです。


Cのジャンボカツ玉子なしにも惹かれるのですが、お腹の中にしっかりと前橋千代田町店の二郎がいるので、ここは1番スタンダードなカツ丼Aで十分なのです。


店内は清潔感があるこざっぱりとした印象で、カウンター目の前のオープンキッチン風の厨房には女性店員さん3名・男性店員さん2名といった布陣。


男性店員さんが揚げ物調理担当で女性店員さんが接客・レジ・電話(持ち帰り)担当という役割分担になっている感じでした。


口頭でオーダーしてからさして時間がかからずに僕のカツ丼が到着。




カツ丼A450円です。


とてもシンプルなビジュアル。タレが少なければ足すので言ってくださいね。という声と共に配膳されました。




薄く叩いて伸ばされたイメージのカツは上州もち豚で、柔らかく衣もサクッと軽い感じに揚がっていてとても良い感じです。


タレは和風で少しだけ甘めのモノで量的に少なく感じることはありませんでした。


そしてご飯はコシヒカリでふっくらホクホクながらベチャッとしていない絶妙な炊き加減で、噛んでるといずれ甘さが出てくるようなとても好きな状態。


ご飯(お米)が旨いと丼モノや定食類の評価が3割増しになるくらいだと思っているので、この栄寿亭のご飯は十二分に合格点です。


お味噌汁が別料金でも付かない(お味噌汁もスープもメニューに無かった)のが少々残念なポイントではありますが、450円でこの味が食べられるのは素直に拍手喝采。


次回、ラーメン二郎前橋千代田町店に行く際は必ずこの栄寿亭とセットにしてカツカレーを食べる事を心に決めています。


そして次の次はオムライスだな。なんて事もさり気なく計画していたりするのでした。



さて、高崎駅で旨い歴史あるタレカツ丼を食べた後は、少し休憩してから再び電車に乗り込み2つ隣の高崎問屋町駅まで向かいます。


高崎問屋町には「大者」という有名な二郎インスパイア店があって、そのお店の店主さんは平和島にあった「暖々」の元店主さん。堀切の二郎系になるのかな。


そこで食べようかな。とも思っていたのですが、運悪くこの日の昼の部はお休みだったので、ずっと行ってみたかったご当地グルメ「高崎パスタ」の老舗名店に行ってみることにしました。




お店の名前はシャンゴで群馬県でのみ8店舗くらい展開する1968年創業のイタリアンレストランです。




看板にはリストランテと書かれていますが、そんなに高級ではなく地元のファミリーが気軽に来られるくらいの価格帯のお店なので、トラットリアと表記した方が良さそうな気がします。


昼過ぎの到着だったのですがたくさんの待ち客商がいて、ファミレスのように入口の名簿的な紙に名前を記入して呼び出しされるのを待つ方式がとられていました。




恐らく地元の方以外にも僕のように県外からやって来るお客さんも多いのでしょう。結構な待ち時間を経て店内の真ん中あたりにある多角形的なテーブルに案内されました。




メニューはスゴく豊富なのですが、予め決めてきているのでそれ以外は眼に入りません。




ランチにはお得と思われるサラダドリンク付きのセットもありましたが、僕の目当てはご当地グルメの高崎パスタ「シャンゴ風」なので、それのMサイズをオーダーしました。


ふと回りを見渡すと地元の方っぽいカップルやファミリーは殆ど「シャンゴ風」を頼んでおらず様々なメニューを頼んでいる感じで、僕のようなお一人様や初心者がシャンゴ風を頼んでる模様。


ほうほう。玄人は違うんだなぁ。なんて思っていたところに僕のオーダーが配膳されました。




シャンゴ風Mサイズ960円です。


Mサイズ330グラムでも量が多く見えて、無理しないでSサイズ250グラムにしておけば良かったかな。




ミートソースパスタとトンカツの組合せ。そのトンカツは麦豚と呼ばれる上州ご当地ブランド豚とのことです。




豚肉自体は厚みは無くて、衣が逆に厚めなのがちょっと個人的には残念なポイントではありますが、しっとりとした肉質で柔らかさもなかなか。値段から考えたら十分だと思います。




パスタはしっかりアルデンテでミートソースと良く絡みます。


パスタと言えば最近全くコシの無いソフト麺のようなパンチョのソレに慣れていて、このシャンゴの食感は「んん、ホンモノだ・・・」と思ってしまうくらいハードルが下がりまくっているので、まぁちょっと良く分からないです。


そして味を決める黒いミートソースですが、デミグラスソースとウスターソースと赤ワインを混ぜて、そこにシナモンを効かせたようなイメージで、割と甘さも感じるので全部合わせてなぜだか名古屋の八丁味噌(豆味噌)のようなイメージになっています。


ふんふん。なるほどなるほど。と思いつつ上品にパスタを(ズバズバ啜って)完食しました。


完全にランチタイムは外れていましたが、それでも待ち客は多くて人気の高さを実感。そして次回は別のパスタを試してみようと思ったのでした。


そんなこんなで前橋二郎からの高崎ツアーはこれにて終了。




日帰りでコンパクトにおさまるツアーなので次回来る時も楽しくお店を回りたいな。と思っています。




帰りは都内に戻る前に大宮駅で途中下車したのですが、雪が降って来ていて群馬県よりも大宮の方が寒いくらいでした。