若い世代に伝えたいレミング〜進化し続けるアングラ演劇〜 | 奈良坂潤紀オフィシャルブログ「Narasaka Sacas」Powered by Ameba

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レミング
今週もはじまりました
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東京新聞の劇評です

「寺山劇「レミング」を見た。あらゆる人の妄想を、おもちゃ箱をひっくり返したようにぶちまけた舞台を、鍛え抜かれた演者たちが魅せた。演出の維新派松本雄吉が刻むリズムが妙にシンクロする。この大空間を体験したい人は、池袋の東京芸術劇場へ(演劇担当)」

ひめゆりでは僕の生徒役だった若い子達や一回り下の世代の子が
維新派、寺山修司、麿赤兒さんといった
アングラ演劇の魅力があますところなく詰まったこの作品を観に来てくれます
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平山君
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半澤ちゃん
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小林風花ちゃん
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北條ちゃん

みんなありがとう

エンターテーメントではありませんので、それぞれ受け止め方は多様です
Twitterなどでの観劇の感想で逆にハッとさせられる部分は今まで出演してきたミュージカルの受け止められ方とかなり異質なものです
興味深く拝読しております

そして、演劇人口が平成生まれの世代に受け継がれていく今だからこそ、ミュージカルを志す若い方にも是非この作品を観てもらいたいのです。

「アングラ演劇の定義」

アングラ演劇(あんぐらえんげき)とは1960年代中期から1970年代にかけて日本で活発に起きた舞台表現(主に演劇)の潮流である。見世物小屋的要素を取り込み、それまでの近代演劇が低俗として退けた土俗的でスペクタルなものを復権させて独特の世界を作り上げた

その運動の根底には反体制主義や反商業主義の思想があり、1960年代の学生運動や市民運動の思想とも通底するものがあり、それまでの商業演劇や新劇とは一線を画して実験的な舞台表現で独特な世界を創り上げ、その後の日本演劇に大きな影響を与えた。

扇田昭彦は、アングラ演劇が日本演劇界に引き起こした変化を、次の九つの項目に分けて説明している。(『六〇年代演劇再考』所収「六〇年代演劇の軌跡と影響」)

第一に、劇構造、戯曲の構造の変化である。
第二に、演技する身体と演技の変化である。
第三に、劇場空間の変化である。
第四に、笑いの増進である。
第五に、音楽の導入である。
第六に、伝統演劇との接点の変化である。
第七に、演劇における理論化の作業である。
第八に、演劇運動である。
第九に、海外公演の増加である。

(ウィキペディアより)

演じながら
台詞を喋りながら
袖で舞台を観ながら
日本の演劇の歴史、奥深さ、そして斬新なエネルギーを感じずにはいられない作品
レミング
これからの日本の演劇の為に
演劇を志す全ての方に
どうしても進化し続けるこのアングラ演劇を体感しておいてほしいのです

東京公演は今週一杯です
是非!東京芸術劇場プレイハウスまで