寺山修司80歳の誕生日 | 奈良坂潤紀オフィシャルブログ「Narasaka Sacas」Powered by Ameba

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昨日は寺山修司80歳の誕生日。
昨日も幕開きの約2分に渡る世界の涯の風景を淡々と喋らせて頂きました
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東急フライヤーズで外野を守ったことのある守衛
スモッグだらけの品川の空。
五反田のマンホール。
品川吃音矯正会。駅前の野良犬ボギー。伝言板にかかれた1人の女の名…

ある・お客様の感想です
「レミング」
「若い人に是非見てほしい。この閉塞感に満ちた社会でもがく私たちにこそ伝わる何かがあるのではないか? 相変わらず客席はご年配ばかりだけど、若い人にこそ見て語り合ってほしいし、分からない経験をしてほしい。分かる、解釈するだけが舞台じゃない。感覚的なのも大事だったりする。」

成る程、感想も深いです

僕自身、寺山さんと同じ早稲田大学教育学部に入学するも俳優を志し、入団した劇団四季で初めて出演したミュージカルが寺山修司作「王様の耳はロバの耳」でした。
とにかく歌詞が美しかった。「おやすみなさい、レモンのような月がでた…」今でも口ずさめる歌詞がたくさんあります。
ファミリーミュージカルのツアーとして全国を回りましたが、寺山修司の言葉が魔法のように客席の子供達を夢中にさせていく。そんな作品でした。
あれから11年後、「レミング」で再び寺山さんの言葉と向き合っています。
全く反対の世界観の作品ですが、脳内が寺山修司の不可思議な言葉に染まって行く感覚が、ある種の中毒のように懐かしい快感になりつつあります。
寺山修司の言葉が今度は客席の大人達にどんな魔法をかけるのか…。
80年の時を超え、寺山修司はまだ劇場で言葉と共に生きています
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昨日は同い年、松坂世代広末世代小島よしお世代の佐野ちゃんと。妹、内田莉紗ちゃんが来てくれました!!ありがとう。芝居仲間に観られるのは嬉しくもありプレッシャーです。

佐野ちゃんは同じ役をダブルでやったりする好敵手
莉紗はこれからもっともっと伸びていける期待の若手

それぞれ何か感じて頂けたようで何よりです
いつもの芝居やミュージカルとはかなりフィールドは違いますが僕はこの世界で意外と生き生きと生きていたそうで一安心。

公演のダイジェストが、youtubeにアップされました
さて、今日も一回公演
集中して参ります