7/21ひめゆり2015
全公演を終了しました
終戦70年の今年は沖縄への訪問をきっかけに作品への取り組み、役作りを1から考え直しました
ハマナカ先生の稽古場でのたくさんの冗談のなかでサラッと話される20年再演を続けるこの作品の根幹
ただの戦争への反省だけでは終わらない、どこまでも残酷でリアルな70年前の現実と祈り
最後に投げかける生きるという疑問
「実際ひめゆり学徒隊で白旗を上げて投降した学徒は一人もいなかったそうです」
ハマナカ先生のこの言葉が、今回の神谷先生、そしてクラスの役作りのテーマでした
高い水準の教育を受け、社会的にはエリートだった誇り高いひめゆり学徒
教育する教師はまさに誇り高い、当時模範とされる日本人である事に誇りを持つ精錬な人間であったのだと思います
最後まで信頼しあい共に作品をつくった学徒役のみんな本当にありがとう
みんなの先生役をできたのは誇りです
ミュージカル「ひめゆり」
今年も多くの高校生に観て頂きましたが
毎年大幅に変わる出演者を含め若い世代に戦争を伝える事、自分達が何を表現できるか、もっともっと学ぶ事は俳優としての大きな使命です
とにかく一人でも多くの日本人に知って、感じてもらいたい
そしていつかは沖縄の地でお客様に観て頂きたい
公演が終わってもライフワークとして何かできることを探していきたいと思います
2年前とは役作りをかえ稽古場でも若手を牽引してくるた木村花代
お疲れ様でした。
千秋楽初のスタンディングカーテンコールを頂きましたが素晴らしいひめゆりだったと思います
お疲れのところありがとうございます