プロパガンダコクピット | 奈良坂潤紀オフィシャルブログ「Narasaka Sacas」Powered by Ameba

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ミュージカル「プロパガンダコクピット」
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忙しさにかまけてブログ更新をサボっていたので怒濤の1月下旬を・・

1/22~26ミュージカル「プロパガンダコクピット」
演出家の藤倉先生よりお話を頂いたのは昨年の夏くらいだったか

「カムイレラ」に出演し、「サイン」を横目で観つつ
「オーディナリーデイズ」では女優のマネージャーをしていたので彼女の作品には
触れて来ていたが台本を一読瞬間、おっ。ついに奴は本性をだしてきたな・・ふふふという感想

小さいのに奥が深くそして、凡人にはなかなか触れられないなマニアックな宇宙が広がる
彼女の脳みそ
その異次元空間の一端が垣間見える作品になると直感

彼女はスタンダードとは一線を画すセンスを持っている
あえて彼女はスタンダードをかわしていく
そして音楽的センスは日本のミュージカルの新世界を切り開く1番の彼女の武器
きっと未来へ一石を投じられる作品になるに違いない
期待と不安で胸が一杯の中
11月下旬、新進気鋭の新作へ挑戦の2ヶ月が始まった
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一筋縄ではいかない舞台。
まず、稽古場ではどう考えても一筋縄でいかない個性派俳優が勢揃い
スパイスはいりまくりインドカレーみたいな舞台になっていく中で…
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異質感を出すにはやはりあのキャラでいくしかない。
ナラ子キャラ投入
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この舞台の魅力の一つはなんといっても多種多様な音楽
次の日頭の中にはあのメロディーが流れている。
♪パガンダ、パガンダ…。

そして舞台後半で突然始まる映画のような巻き戻し演出
多分映像のような本格的巻き戻し回想に挑戦した舞台は初だとおもうが

一つ一つ記憶に残るオールラウンドなジャンルと印象的なフレーズの歌だからこそ
なせる技
くどめの演出と音楽ではった前半の伏線が効果を発揮し物語は加速して行く
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正直、この手法の演出の効果は全てが揃う本番3日前の舞台稽古まで演じ手は実感できない部分もあり
かなりの手探りの中彼女を信じるしかない状態
その分舞台が開け、テクニカルも含めて歯車が噛み合い出してからの演出効果はブラボーだった
映画の撮影でワンシーンワンシーン撮影時は不明瞭な印象だが
一本のフィルムを通すと魔法のように全てが繋がる印象と似ている

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新感覚ミュージカルと銘打たれた公演
実験的な要素もあり荒削りな部分もあったかもしれない
それでもこの公演は新しい可能性と未来を感じるミュージカルだった
新しい作品を生みだし続ける若い力でいつの日か日本のオリジナルミュージカルの扉が大きく開きますように。

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これからも日本のオリジナルミュージカルの発展は人生の夢。
今回若いカンパニーを引っ張って頂いた川口父ちゃんと
そして、またゴンチャロフとどこかで出会ますように
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ちなみに自分の役と別れるのは恋人と別れるように淋しいものです
さよならゴンちゃん。
ウルグアイ式洗濯よ永遠なれ