中島らもさんの名エッセイ「今夜、すべてのバーで」。
アル中についての様々なアウトローなエピソードが並ぶエッセイだが
読んでるうちあながち他人事ではない気分となってくる
何かに依存すること
思うように生きられない不条理にのまれた先が
たまたまアルコール依存だけだったはなし
しかし、らもさんは依存を肯定するでもなく淡々と残酷な顛末を描く。
文章にあるのは哀しみやヴァイタリティーはなく、どこか達観した乾いた人生観
昨日パルコ劇場で
らもさんのB級ホラー「こどもの一生」を観て来た
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なかなかの適材適所
俳優の中でも様々なジャンルの方が、いろんな魚の切れ端が入っている「居酒屋の海鮮サラダボール」のようにいるからいい
ブランチから谷原さん、バリバリの悪役演技派の鋼太郎さん、ミュージカルの☆玲奈ちゃん
TEAM NACSの戸次さんから、らもさんの弟子の山内さんその他なかなかの多方面の役者さんが並ぶ
心を病む人達が治療という名のもと「覚醒マッシュルーム」を食わされ、現実と幻覚の線を越える物語
一杯飲まなきゃやってられな人が一時現実を忘れる事と、もしかしたらかわらない
一時何かに依存して現実を逃れても
現実は酔いが醒めた時、何も解決せずやってくる
今日大井町で一杯飲んで帰る時に、酔っぱらいの方にかなり不条理にからまれた
小市民でお酒で人様に絶対に迷惑をかけない事にしている私はとりあえず
子どものような酔っぱらいが、解放してくれるまで演説を聞いてさしあげながら
少しらもさんの事を考えていた