『米国・中国・日本の国勢 2024』
第5回
<エネルギー>
●<エネルギー生産推移>
ここ15年、中国は急激な経済成長の結果、エネルギー生産が大幅に増加している。それに対し、米国は経済成長の伸び悩みからエネルギー生産は微増、日本は減っている。
●<エネルギー消費推移>
エネルギー消費も、中国では急増し、米国は横ばいを維持したが日本は減少した。
●<エネルギー供給構成>
中国の石炭依存率は50%。米国は天然ガス(シェールガス)が30%ほど占めている。
●<石油製品精製量>
このままいくと、中国が米国を数年のうちに抜くことになる。
経済成長の度合いが、そのまま発電量にあらわれている。すなわち、中国は増産、米国は横ばい、日本は減産。
再生可能エネルギーは、風力・地熱・太陽光・バイオマスで、水力・原子力は含まれない。
中国は大規模開発で、再生エネルギー発電を大幅に増やしているが、日本は遅々として進まない。
中国は石炭が50%以上。米国は天然ガス(シェールガス)が40%以上である。
●<太陽光発電>
10年前まで太陽光発電の導入で先頭を走っていた日本であるが、ここに来てその勢いは衰えている。これまでの各国の累積導入量は、ダントツの中国、アメリカに続き、日本第3位となっている。しかし、日本は新規導入量が頭打ちのため、インド、ドイツ、ブラジルなどに抜かれると予想される。
●<温室ガス排出量>
世界的にはCO2排出量は2023年に増加傾向にある。これは、水力発電の利用可能性の低下により石炭消費が増加し、中国(+5.3%)とインド(+7.2%)のCO2排出量が増加したためだ。さらに、中国における輸送力の回復と世界の航空輸送力の回復が、世界の排出量の増加をもたらした。逆に、先進OECD諸国におけるエネルギー集約型産業活動の弱まりと再生可能エネルギー発電の増加が、米国のCO2排出量の削減(-1.9%)に寄与した。これらの要因と原子力発電の増加は、欧州(-7.1%)、日本(-7%)、韓国(-4.1%)の排出量の削減にも貢献した。
2010年以降、中国は世界全体の排出量の1/3を占めている。一方、北米とヨーロッパからの排出量は減少傾向にあり(2010年以降、それぞれ-11%と-22%)、日本の排出量も同様に減少(-18%)している。
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次回は 第6回「貿易」
(担当E)
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