『米国・中国・日本の国勢 2024』
第2回
<GDP(国内総生産)>
●<名目GDP>
中国のGDPは2000年に1兆ドル、2010年に6倍の6兆ドル、そして2021年には大躍進の17兆ドルを超えました。2000年~2010年の10年間で4.7倍、2018年~2023年の5年間で1.3倍の驚異的な伸びを成し遂げました。2010年には日本と並びましたが、それからの13年で4倍の差がつきました。
一方、日本は世界経済的に有名な現象「1990年代からの失われた10年、20年、30年」。
2023年には日本のGDPは、ドイツに抜かれ世界第4位になりました。日本の円安、ドイツのインフレが後押ししているとはいえ、再逆転は難しいと言われています。2025年にはインドにも抜かれ世界第5位になります。その後もゼロ成長が続き、2050年にはGDPは世界でも10位ほどの中進国になるとみられます。
日本は既に大国ではなくなっています。
●<成長率>
2020年のコロナ不況でも、世界各国が軒並みマイナス成長なのに、中国はなんとかプラス成長を維持しました。これは、人口のボーナス効果と消費,製造とも自立経済が出来ている証とみられます。
また、強い国家の権限での計画経済が、経済成長をリードしたことも事実でしょう。
ただ、今の前近代的国家社会主義がどこまで通用するのかが、今後の経済成長の継続のカギとなります。
片や黄色の日本。この30年、ほぼ成長はありませんでした。日本は0%ラインの低空飛行を続けています。
●<一人当りGDP>
2022年一人当たり域内総生産(GRP)を見ると、最も豊かな地域は北京市で日本円に換算すれば約370万円(日本は約450万円)に達した一方、最も貧しい地域は甘粛省で約90万円にとどまっています。それでも、数値は増加し続けています。
黄色の日本は、全く増えていないどころか、2020年ごろから、逆に減っています。経済構造の生産性の低さが、要因となっています。
2023年12月25日、内閣府が発表した日本の2022年の1人あたりの名目国内総生産(GDP)は、ドル換算で3万4064ドルで、経済協力開発機構(OECD)加盟38ヶ国中21位でした。イタリアに抜かれ、先進7か国(G7)で最下位となりました。
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次回は 第3回「工業(製鉄・自動車)」
(担当E)
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