『北前船』
第11回
「北前船」で栄えた湊町④
若狭・山陰
「北前船」で栄えた港町で近畿・山陰では、京都府の小浜・宮津、島根県の境湊・温泉津・浜田・須佐が代表的な寄港地でした。敦賀~宮津は京大坂に近いため、運送しやすいものは、ここで降ろして琵琶湖や由良川(宮津)円山川(丹波)などの水路や陸路で直接運んだものもありました。
下関から宮津の間は良港が少なく、風と潮との動きに船頭たちは神経を使いました
(福井)
●小浜(おばま):丹波茶を北国に出荷。多くの海運業者。
(京都)
●舞鶴:交易の倉庫群。
●宮津:裂織(さきおり 古着の再生織)の生産と移出。和貴神社の各地の海商の玉垣。
●久美浜:五人の豪商。天領米の積出。
(兵庫)
●竹野浜:寄港地ではなく廻船業の町。鷹野神社の望台。円山川の水運で奥地と交易。
●今子浦:風待ち湊。天然の良港。
●柴山:河村瑞賢の西廻り航路の指定湊。
(鳥取)
●赤崎湊:藩倉。
●境港、米子:藩米・鉄・米子綿・伯州綿・サツマイモ・千歯扱きの出荷湊。
(隠岐)
●西郷:天然の良港。1928隻の入港の年もあった。冬にこの港で越冬する船もあった。
(島根)
●安来(やすぎ):出雲鉄の積出港。
●美保関(みほがせき):上方との廻船で繁盛。湊千艘。青い石畳の運送作業道。美保神社への海難除け拝受。
●宇龍:日本海に面した風待ち湊。松江藩の倉庫。
●鷺浦(さぎのうら):船問屋16軒。
●大浦:御城米の積出港。
●温泉津(ゆのつ):河村瑞賢の西廻り航路の指定寄港地。天領米・石見鉱山の銀の積出港。
●浜田:年間百隻以上の入港。
(山口)
●江崎、須佐:津和野藩の米・紙の積出港。
●越ヶ浜浦:風待ちの良港。
●浜崎:水深が浅いため大型船の入港が減る。米・木材の積出港。
●阿川、特牛(こっとい)、尾山:瀬戸内海から荒海の日本海に出る風待ち・避難港。
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(担当 H)
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