『生物の変遷と進化』第24回
<2億0130万年~1億4500万年前>
(ジュラ紀)
「恐竜の繁栄・鳥類の出現」
(始祖鳥)
ジュラ紀復元図
この復元図では、ディモルフォドンという翼竜が、水を飲みに来た植物食恐竜マメンチサウルスの上を飛んでいる。
<ジュラ紀>
ジュラ紀の始まりには、超大陸パンゲアの分裂が加速しました。そして、北半球側のローラシアは、さらに北米とユーラシアに分裂した。南半球側のゴンドワナは、ジュラ紀中期までに分裂が始まりました。
海底が隆起し、その結果、海面が上昇し海水が大陸に押し寄せました。
陸塊が分裂してできた内海に、巨大な海竜やサメ、真っ赤なプランクトンがあふれていた時代でした。
ジュラ紀の開始は三畳紀末の大量絶滅から始まりました。
後期、中期、前期の3つの世に区分されます。
三畳紀から続いた火山活動の結果、大気中の二酸化炭素濃度は高くなり酸素濃度は現在の半分で、今よりも暖かく降水量も多く湿度も高かったようです。そのため動物、植物はともに種類が増え大型化していきました。
●恐竜の繁栄
ジュラ紀は三畳紀末期の絶滅を生き残った恐竜が多種多様な進化を遂げました。ジュラ紀は「恐竜の時代」と言えます。
・大型恐竜の進化:ブラキオサウルス、マメンチサウルスやディプロドクス(下図)など、いわゆる“竜脚類”がさらに巨大化し、陸上を支配的に歩き回りました。
・獣脚類の多様化:アロサウルス(下図)などの獣脚類が頂点捕食者として活躍し、大きな頭蓋や鋭い歯をもって植物食恐竜を狙いました。
なお、アロサウルスはジュラ紀後期(1億5500万~1億4500万年前頃)に生息していたため、白亜紀後期(6800万~6600万年前頃)に登場したティラノサウルス・レックスとは共存していません。
・翼竜:ディモルフォドン(下図)はジュラ紀に生息していた初期の翼竜です。
全長はおよそ1m、最大翼開長は1.4mほどで、飛行能力は低かったと考えられています。
映画「ジュラシックパーク」はジュラ紀を背景としていますが、登場する恐竜はほとんどが白亜紀のものです。
●海洋
ジュラ紀にもっとも進化した生命は海洋での魚類と、海洋で暮らす爬虫類(魚竜、首長竜など)です。魚竜はジュラ紀に特に繁栄しましたが、白亜紀に最終的に絶滅しました。
ジュラ紀初期は三畳紀晩期から魚竜の全盛期であり、それらは全長1~10mの体長でした。モサウルス類(下図)が出現しました。彼らの目は巨大だったので、薄暗い深い水の中で餌を探していた可能性が高い。白亜紀にかけて最強の海の捕食者で、アンモナイトが餌食となりました。
アンモナイト(下図)は、オルドビス紀から生息していたオウムガイ亜綱からの分化と考えられています。幾度となく到来した絶滅イベントを乗り越えて、ジュラ紀・白亜紀を通して大繁栄しましたが、白亜紀末の大量絶滅で姿を消しました。
●鳥類の出現
1億5000万年前、小型の恐竜から鳥類が出現しました。最初の鳥類として始祖鳥(アーケオプテリウス)(下図)が有名ですが確定はしていません。始祖鳥は鳥の祖先と言われていますが、恐竜の特徴である長い尾を持っていたし、羽をバタつかせた飛び方で長い時間飛ぶことは出来ませんでした。近年、小型の羽毛恐竜アウロルニス・シュイ(下図)が始祖鳥よりも1000万年ほど古いとされています。
現在の研究では、鳥類が獣脚類恐竜の一系統であることが広く認められています。
●花を咲かせる被子植物の出現
植物ではイチョウ、ソテツなどの裸子植物が大きく繁栄し、内陸部まで生育範囲を広げていきました。
またジュラ紀の後半には被子植物も現れました。花の祖先(下図)は直径が1cmに満たなかったものでした。3枚一組の花被片、雄しべ、雌しべで花が構成されていました。
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次回は 第25回「ジュラ紀の大陸配置図」
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(担当B)












