今年もありがとう。 | 奈良大好き主婦日記☕

奈良大好き主婦日記☕

鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp


読んでくださっている方々へ



華やかな東京オリンピック開催の期待で始まった2020年は、思いもよらなかった疫病の流行と、それに対する混乱が収まらないまま、終わろうとしています

皆さんにとって、今年はどんな年でしたか


私個人の話で恐縮ですが、私にとって今年は思いもよらない展開となりました

大学院の博士課程に在籍する私は
今年の春には、遅ればせながら学会で拙い発表をする予定でいました
それから論文も2本くらい書いて、学会誌にも投稿しようと計画していました

そんな中、春にはコロナの流行が本格化し学会は半年後に延期となってしまいました
そのため、別の論文を先に書いて、発表の準備は後回しにする…などの調整をしたりしました…


それから大好きな奈良には、2月に行って以来春夏は行くことができませんでした
秋になり、11月初めにはgotoキャンペーンに乗り、正倉院展や久々の奈良を楽しむことができ、幸せでした
(その時の様子はこの記事の直前の記事に載せています)



…そんな折でした


ちょうど、正倉院展から帰った直後のことです

実家の母から連絡がありました





電話の内容は、よくない内容でした

父が末期のすい臓癌であることがわかったという内容だったのです

元来、身体が丈夫で、90才近い高齢にもかかわらず山登りを趣味としていた父でしたが、
すい臓癌は自覚症状がなく、進行に気づくことができませんでした
また、健康に見えていたからこそ、発見が遅れたとも言えると思います


一病息災とはよく言ったもんだ、と思います


現在、父のガン発覚から2ヶ月弱経過し、
日に日に体は弱っているのが側からみていてもよくわかります
自室がある実家の2階への登り降りも今は難しくなっています


私は3人きょうだいの一番上で、実家に近いところに住んでいるので、この2ヶ月弱は実家と家おの往復をする暮らしです

計画していた学会の発表も直前にキャンセルさせていただきました


父は、お正月を越せるかどうか微妙なところと主治医に言われていましたが、
今の感じでは、なんとか自宅でお正月を迎えることができそうです




そんなこんなで、
私にはあまり楽しくない一年でしたが、

おそらく新年すぐに旅立つ父に寄り添いながら、
私も自分自身の人生を振り返り、
大晦日の夜を迎えたいと思います


来年もどうぞよろしくお願いいたします




米寿のお祝いの時のケーキ
お祝いはガン発覚の数日前でした




東大寺八角灯籠音声菩薩の額装を父に助言してもらいました




父の幼少時代の写真を発掘しました
(なんじゃそれ)