ロアール地方のシュノンソー城〜御仏(おフランス)旅行記その9 | 奈良大好き主婦日記☕

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鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp



🇫🇷フランス旅行
だんだん佳境に入ってまいりましたニヤリ
今回は、ロアール地方の美しいお城の話です🇫🇷


シュノンソー城
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🇫🇷🇫🇷🇫🇷


お昼ご飯をベルサイユで済ました後、
バスに乗りロワール地方にあるシュノンソー城に向かいました

ロアール地方はベルサイユの南南西方向↓
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ロワール地方までの車窓の風景を撮ったので、ちょっと貼ってみますね

田園風景が広がります
さすが農業大国フランスです
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…ん?途中、大きな風車がたくさん出てきました(画面左右に白い風車がありますが見えますか?)
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やがて原子力発電所のような建物が見えてきちゃった!
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「なんじゃこりゃあ!?」と思い調べてみると…

場所から見て、おそらく、
↓wikiの写真
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この建物、ベルサイユからトゥールへ向かう途中に見えたので、赤い印のところの原発だと思うのです…
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風車群と原発の組み合わせって、このあたり「発電地帯」なんでしょうか?
パリにも近いこんな内陸に原発があるんですね

…と不思議に思い、原発を調べてみたところ、どうやらフランスには↓こんなに原発があるそうですよ…フランスですから、内陸部も多いわけですよね

数年前までフランスの原発依存率は7割以上もあったんだそうです
最近では、原発施設の老朽化や原子力発電にかかるコストの上昇、福島の事故から見えた安全性への懸念、さらに風力や太陽光発電のコスト減少などによって原子力発電は減少傾向にあるようで、2025年までに17基の原発を廃炉にし、原発依存率を50%にまで下げるように目下努力中のようです

2017年2月には、パリ北西部フラマンビルの原発で爆発事故があったそうです↓ガーン
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https://matome.naver.jp/m/odai/2148664513397047901
ヨーロッパは地続きですから、ドイツがいくら脱原発をしても、フランスで事故があったらトバッチリをくらうのではないでしょうか?
そもそも日本は福島の原発の処理に手を焼いているのだから、ドイツの心配をしてる場合でもないでしょうかね?…最近、脱原発を主張するようになった小泉元首相の話には頷くものがありましたが、この話そんなに簡単な話ではないかもしれませんね



おー、また、脱線した〜〜っキョロキョロ





さて、気を取り直して、バスの車窓風景です
↓こんな道しるべのあるロータリーなども通り
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田園風景→集落→田園風景→集落→…と車窓の風景は続きました


↓こちらなど、いかにもフランス な一戸建て
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黄色っぽい壁に赤い屋根…可愛い色の組み合わせです



↓この家なんて、「大草原の小さな家」っぽいと私は思いました
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しかーし、娘はこの写真をみて
「家に這って行く絵みたい…」
というのです






「家に這って行く絵」って、わかります?ほっこり








これですよ↓

アンドリュー・ワイエス
「クリスティーナの世界」
(ニューヨーク近代美術館(MOMA))
これは、足の不自由なクリスティーナがまさに「家まで這って行く絵」なのです

なるほど言われてみれば、アメリカじゃないけどなんとなく似てるわね…




で、ロワール地方に入り

↓無人駅のシュノンソー駅です
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江ノ電よりは近代的かな?

踏切もあります
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電車もちゃんと来る
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おん、江ノ電より立派な電車だ!


シュノンソーの駅と城は隣接しています
並木道を進みます
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シュノンソー城
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白くてステキなお城です


お城の説明については、
(引用はじめ)
「6人の奥方の城」
 城内にロワール川の支流、シェール川をまたがるように建てられ、広大な庭園の中に気品を漂わせてたたずむ白い城館。代々女性が城主であったため、「6人の奥方の城」の別名があります。  永遠の美女といわれたディアーヌ・ド・ポワティエは20歳も年下のアンリ2世の愛妾であり、城の2番目の城主として本格的な庭園とシェール川にかかるアーチ形の橋を付け加えました。しかし、アンリ2世の死後、本妻カトリーヌ・ド・メディシスはディアーヌから城を取り上げてしまいます。以後、天井を白と黒に塗ったアンリ3世の妻ルイーズ・ド・ロレーヌ、フランス革命から城を守ったマダム・デュパンの手を経て、1863年に修復を手掛けたマダム・ブルーズと女性城主に渡ります。』(引用おわり)




良く見るとお城の上空にハートブレイキングな雲ハートブレイクが出ていました
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雲の形は、愛妾と正妻の間でハートブレークしたアンリ2世の心の象徴でしょうか?


このお城は、 シェール川の上に建てられています
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入り口は勝手口みたいに小さい
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護衛兵の間
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 床の緑の色は当初のものだそうです


タペストリーがかかっていましたが、これは保温の効果があるそうです
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石の建造物にはタペストリーが保温のためにかけられるんですね
日本は木の建造物だから、木自体に保温効果がありそうですね


礼拝堂
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「青いヴェールの聖母」
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ディアーヌ・ド・ポワティエの部屋
ポワティエは愛妾ですが、「本命彼女」なわけです…

「衣服を脱ぎ捨てるキリスト」
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↓暖炉の上の部分ですが、アンリ2世のHと本妻カトリーヌ・ド・メディシスのCが組み合わされています
が、ディアーヌ・ド・ポワティエのDのように見えるということです
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奥さんの文字の中に本命彼女の文字を隠す…う〜ん、嫌だなあ…


「聖母子」
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この時代のベッドが小さいのは、横向きに寝るからだそうです
いつ襲われてもすぐに対応できるように、脚は半分下ろし気味にして寝るんだそう…



ギャラリー
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真下に川が流れています
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フランソワ1世のサロン

ル・プリマティス
「狩をする女神ディアーヌ・ド・ポワティエ」
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愛されたポワティエの可憐な感じが出ていると思いました


「狩の女神ディアナ姿のロール=ヴィクトワール・マンチーニ」
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ファン・ロー「美の三女神」
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ルイ14世のサロン

「ルイ15世の肖像画」
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廊下の手すり
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彫刻がオシャレです



お花がたくさん飾られていました
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ルイーズ・ド・ロレーヌの居室
祈祷台のある暗い部屋です
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階段を下りると
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厨房
ここは楽しい空間でした
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甕棺かと思ったわ(うそです)
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室内で緑を育てていました
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包丁が踊り出しそう(ディズニーの「美女と野獣」あたりでね…)
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川がほんのすぐ下に!
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銅製の鍋がピカピカ
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フライパンも踊り出す
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↓胴体はとっくの昔に食べられちゃったんだね
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お城の内部はだいたい見たので、建物から出ます


↓目の前に広がる庭園のうち、こちらの広い方が愛妾ディアーヌの庭園
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愛妾ポワティエは広い庭園をもらいました


一方、狭い方は
正妻カトリーヌの庭園です
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このあたりなんですが、なんかよくわからない写真になりました…




マルクの塔
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この辺りの風景がディズニーの「ラプンツェル」に似てるんですか?
娘が「ラプンツェル、ラプンツェル」言ってましたが、オバサンはラプンツェルを見ていないので、わかりませんでした…
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お城を振り返ると、狛犬!(ちがう)
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左右にあるのよ、やっぱり狛犬(ちがう)
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お城を出て、踏切の向こうに行ってみます
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なかなか趣きのある街です
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村の教会って感じ
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銀行とか郵便局とか…
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こーんな家もありました
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門扉の上の枝、どうなってるの?



一軒の建物で、ワインの試飲と購入が出来ます
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赤ワインのスパークリングとか、面白いワインがありました
試飲してみたらおいしかったのですが、家に飲む人がいないので買うのは控えました
スタッフは日本人ですし、日本の家まで郵送してくれるので、ワイン好きには良いお店ですね



赤ワイン白ワインロゼワインシャンパン


夜、トゥールの街に入りました

今夜は、ル・グランホテルに泊まります
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部屋の前がトゥールの駅でした
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フロント
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キレイな花だと思ったら、造花でした…


廊下
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トゥール駅
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トラムが来た!
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ホテルからすぐのレストランで晩御飯でした
これ、なんだっけ?
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白身魚のホイル焼き
美味しかった!ポン酢が欲しかった!
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ふわふわメレンゲみたいなデザート
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ホテルはどこもWiFiがきてましたが、このホテルでは目の前のマクドナルドのWiFiも使えましたにやり


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いよいよ、次はモンサンミッシェル!

…なのですが、もしかしたら「車窓風景のコメントなし特集」をするかも…しないかも…どうしよう…?