仏師定朝の墓のあるお寺〜上品蓮台寺 | 奈良大好き主婦日記☕

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鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp



京都北区、千本通り沿いに
上品蓮台寺というお寺があります

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大きなお寺です(画面に入りきれませんでした←そういうことではない汗)

このお寺、通りかかるまで知りませんでしたが、寺伝では聖徳太子が開基、宇多天皇が中興なんだそうです

それから、奝然が宋から清凉寺釈迦如来を持ち帰って、一時期ここに安置したんだそうです!
知らなかったわ〜


で、このあたり、紫野「十二坊町」という地名があちこちに表示されていましたが、この十二坊というのは、この辺りに塔頭が12院あったことからくる地名なんだそうです


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そして、この寺にはあの定朝のお墓があるのです
…どこかにあるとは聞いていたけど、ここだったのね…

お寺の入り口に書いてあるのを見て気づきました
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入り口にこんなのも立ってました
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では、定朝の墓を探しに行きましょう!




本堂の前では、花も葉もない、枝垂れ桜の木が寒々と手招きしてくれました
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定朝の墓がどこだかわからず、庭師のおじさんに聞いたら、あっちに何かある、というので行ってみました


「あっち」の墓地にあったのは、


源頼光の塚
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塚、ってどういうことでしょうか?
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この木のあたりが塚なんでしょうか?
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よくわからなかったものの、ここは墓地の中であまり長居をしたくないような雰囲気でした



頼光は、↓このような方です
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土蜘蛛退治!
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土蜘蛛退治については、Wikiのスクショでどうぞ
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そして、頼光は
大江山では鬼退治!


頼光は、「四天王」とも呼ばれました


補足と訂正
私の書き方がいい加減だったため、コメントで正しい情報をいただきましたので、その部分を補足します
「源頼光の塚と言うのは、頼光と四天王が倒した土蜘蛛の塚ですね。(補足しますと、この四天王というのは頼光の家臣で、坂田金時、渡辺綱、卜部季武、碓井貞光の4人です。)」
…ということだそうです
ありがとうございます




四天王(歌川国芳)
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↓頼光、土蜘蛛退治中!
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神奈川の坂田金時(金太郎)も四天王
↓坂田金時(神奈川出身)
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それが、青森のねぶただと、こうなる…らしい
頼光と坂田金時(どっちがどっち?)


いやはや、頼光の予想外の「大活躍」に紙面を割いてしまいましたが、


肝心の定朝のお墓はどこですか?


戻ります
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どうやら、頼光の塚とは反対側にある墓地に定朝の墓はあるようです

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境内を移動して、

こっち側の墓地(南側です)

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すぐに見つけることが出来ました


仏師定朝墓
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「木佛師開山常朝法印ナントカ…」(読めぬ…)
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墓の上には、なんの花がわかりませんが、花が咲いていました
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南天の実でしょうか、鮮やかでした
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今年度の論文の締め切りを来月に控え、今は頭が噴火の時期です

大仏師定朝さま(ごますりの為、敬称)とも、是非仲良くして、論文が事故なく無事に通過することを、お墓にお祈りしました











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