コロナが5類化しても、気分的には濃茶の回し飲みはまだ躊躇しそうですね
各服点があるが、それは薄茶を濃くしただけ 濃茶の目的が果たせない
濃茶の目的は一碗を客全員が飲むことによって、「一座建立」連帯感を成すこと(味わう)
しかし、へぼさと多人数化で、2碗以上になり不可能となった
中には五人/碗も練る方がいるが、5人目は殆どたまったものではない(茶が乾燥しで落ちてこないか冷めきっている) コロナ対応で各服点てが普及した。 しかし時間がかかるし 一体感はない。同じ釜の飯って俗語が在るが、気持ちだ大事と
同じ茶入の茶を、同じ釜の湯で各人が同時に練ったお茶を一斉に喫茶すれば良いと考えました
ーーー手順ーーー
亭主は常と同じに道具を。半東は連客様用に温めた茶碗(脇引きに)・茶筌(丸盆に)を用意してお客様の席入りを待ちます
席には前もって茶巾台↓を用意した方が
良いでしょう 個々携帯品では人によって手際が異なって一体感がない
茶杓を清め終わったころに
↑柱↓ 半東は給仕口から 茶筌と茶碗を客席へ運びます
茶碗は14代坂倉新兵衛 数茶碗(すべて異なる)
お点前さんが茶碗にお茶を入れるタイミングで半東は
茶碗を拝見の位置まで運びます 茶筌は炉縁客付↓きに運びます
お点前さんは各碗に茶と湯を入れます
客は各人で茶碗を取りに行き、自席へ帰りお点前さんに合わせて
一斉に濃茶を練ります
写真は一斉にねってる所 茶筌2本残っているのは
多分一本は帰ってきた 新は多分二碗ねった方がいる
練り終わると正客と亭主は互いに茶碗を交換します、亭主が主は良くないし正客=主茶碗
交換完了が合図でで総礼 喫茶となります
正客は茶碗を丁寧に清め拝見に回します
半東は丸盆・脇引きを正客に運んで詰めから回収します
内輪の茶会でのことなので亭主も半東も客として参加できる
実際にやってみて10人程度の会であればみんなで同じことをするので一体感は出来たと
考えます 可否ありますが濃茶席の静寂はないですが楽しさは増したようです
何よりも 茶碗が自分のところまで来る手持ちぶたさが解消されたのは良い