バイデン大統領もてなしは首相夫人の御園棚点前 | naranoaのブログ

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茶道を主として日々したこと思ったことを書いています

 

いかにも殺風景な設え

 これが、日本の代表芸術と思われるのは残念 シンプルイズベスト と殺風景とは違う

利休でもあるまいに 茶さえ飲めば良いわけでない 雰囲気大事です 工夫が必要

         床軸はスーパが入ってるように千里同風 裏千家大宗匠筆

                遠く離れていても心は通じあっている

          

 茶碗は銘 なんでしょう ストーリィは・・・・

鵬雲斎大宗匠筆ですが 成人した時 海軍に入隊 しかも特攻隊

その時の家元淡々斎宗匠は海軍に 陣中でお茶を嗜むため 野点セット(茶箱)を各基地に寄付

薬師寺僧侶が写真で点前を記した おおこれは薬師寺さんが送っていただける有難いと(冗談)

                       箱表には赤膚山正拍志野愚陶合作と

                      裏には天武天皇御献茶陣中茶箱献納記念

                      昭和18年4月

                       薬師寺白鳳庵(時の官主)花押 

             

            所持箱には当時の新聞 大元師陛下・海軍大学校行幸 とあります

重ね茶碗 志野焼見込みに薬師寺棟心柱にある慶溢萬齢(めでたいこと・あふれる・いつまでも)

 と 赤膚焼 富士絵 土地からは逆のようですが コラボを重視したのでしょう

   この茶碗で迎えて内容説明でびっくりするやろね

敵さんを死を覚悟でやっつける 青年が 今や白寿、元敵が書いた軸前で日米トップがお茶とは

感無量ですね 同じ民族なのに身勝手な考えて残酷なことする 時代遅れなのがいまだに・・