現地調査 茶室 | 奈良県古民家再生協会ブログ

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先日、現地調査に伺った家に「茶室」がありました。

たまに茶室のある家に巡り合います。

 

私は別に茶室に詳しいわけではありません。

造ったこともありませんし、お茶を習ったことも

ありません。

 

この家の主がお客様を招いて茶を出してもてしを

されたのでしょう。

茶室と言えば水屋、床の間、炉、躙り口、腰貼

といった室来がされています。

 

ざっと調べてみたところ

床の間は床柱、落とし掛け、床框、床畳からなり、

畳は一帖大が基準です。

床の間には釘が打たれています。

掛け軸を掛けたりしますが形式によって変化する

みたいです。

水屋はいわゆる台所です。

躙り口はお客様の出入り口で屈まないとは入れない

小さな入り口です。

炉の位置は間取りによって変化します。

腰貼りは壁に貼る紙のことで床から30センチくらい

の幅に紙を貼ることで壁や衣服を保護するためのもの

です。

茶室ではないですが畳の間で貼らせてもらったこと

はあります。

 

細かい細工は大変そうですが意外と単純な造りに

なっています。

茶道でも習っていればもっと奥深いことがわかるん

でしょうね。

今度社員全員で近くにある「慈光院」に見学に行く

ことになりました。

社員の提案です。