空き家が全国的な問題になっています。
令和5年の調査では空家数は約899万戸、全住宅
ストックに占める割合は13.8%です。
その中で古民家と言われる空き家はというと築50
年以上で伝統工法による木造住宅は全国で約156
万戸そのうち空き家は約21万戸となっています。
古民家全体に占める割合は1割強です。
そして全住宅ストックでみると空き家の古民家は
数パーセント未満です。
約900万戸の空き家のうち古民家は約21万戸とごくわずか
です。
当社は(ほかの工務店もそうかもしれませんが)リフォーム
と言えばほとんどが古民家です。
古民家のリフォームが盛んに行われているので空き家というと
古民家のようなイメージがありますが、実際の空き家は古民家
ではない在来工法、築50年未満の家がほとんどです。
在来工法の家は人気がないんでしょうか。
新耐震基準が採用されたのは1981年6月からです。
その家でもすでに築45年経過していることになります。
同じリフォームをするにしても新耐震基準であればある程度
の安心感はあります。
欲を言えば2000年基準であればなお安心です。
このような家であれば耐震補強はそれほど必要ではありません。
断熱、改装程度のリフォームで済むこともあります。
古民家をリフォームするよりもかなり安く抑えることができる
と思います。
ただ、古民家のように簡易宿泊、民泊、お食事処といった利用
はしにくいかもしれません。
どこにそれだけたくさんの在来工法の比較的新しい空き家が
あるのかと思いますが、おそらく30年から40年ほど前に開発
された分譲地が多いのではないでしょうか。
当社も以前ハウスメーカーの仕事をしていたころ、35年ほど前
ですが、分譲地でたくさんの建売住宅を建てました。
私と同年代あるいはやや年上の方たちが購入していました。
住み始めたころは若い夫婦とその子供さんたちでにぎわって
いました。
しかしおそらく今は夫婦二人だけあるいは一人、あるいは空き家
となっていることでしょう。
2世代が暮らせるような家ではありませんでしたし、仮にできた
としても同居はしていないでしょう。
そのような空き家ばかりの団地が全国にあるのではないでしょうか。
家が建つごとに空き家が増えると言われます。
分譲や開発は考え直す必要があるかもしれません。
