奈良県古民家再生協会ブログ

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奈良で古民家をお持ちの方、鑑定によるネットへの掲載や耐震・移築・解体に伴う古材の再利用をお考えの方はご相談ください。<奈良県古民家再生協会

 

当社のモデルハウスですが、新築してから13年ほどになります。

そろそろ、外壁だけでも手を加えなければと思っています。

外壁は杉の羽目板貼りとジョリパットで仕上げています。

この外壁の板貼りですが、新築時に防腐塗装をしています。

今現在、塗装時と同じような色合いにはなっていますが、実は

塗装はほとんど飛んでしまっていて、杉板が焼けてこのような色

になっています。

手で触ると劣化した表面がやや薄く剥がれるような状態です。

と言ってもまだ板自体はしっかりしています。

 

自然の木をたくさん使った家づくりを始めたころ、外部に面する

木部は防腐を兼ねて塗装したほうがいいと思っていました。

そしてその塗装色も劣化した時目立たない色合いのものを選ん

でいました。

そのほうが劣化しても見た目はわかりません。

そして今現在そのようになっています。

 

しかし、今では外部の面する木部でも塗装はしないほうがいいの

ではないかと思っています。

いったん塗装するとそれが劣化した時にまた塗装する必要があ

ります。

そしてそのたび少しづつ濃い色合いのものを塗装するようになり

ます。

それで長持ちするかというとそうでもなさそうです。

それならわざわざ費用を掛けなくても自然と古色になるほうがいい

のではということです。

 

時々この古民家のように外壁の羽目板が古色になっている家を

ご覧になったことがあると思います。

好き嫌いはあるかもしれませんんが、これでもおそらく50年位は

経過していると思います。

費用(メンテ)を掛けずにこの状態ならいいのではないでしょうか。

吹付をした外壁もサイディングの外壁もそんなに長持ちはしません。

板貼りの外壁もさらに劣化した場合は張り替える必要はありますが、

十分値打ちがあると思います。

 

 

最近施工させてもらった家です。

塗装はしていません。

板貼りの欠点は一時期、カビが生えたように部分的に黒くなることです。

そこを通り過ぎると上記のような古色へと変化していきます。

 

ただし、どこでも板張りの施工ができるかというとそうはいきません。

防火の認定でもない限り、延焼に支障のない範囲に限られますので。