拝啓 マリコ様
パイレーツ オブ カリビアンで有名なジョニーデップ
と、6年前に たった15ヶ月で 8億円もらって離婚した
20歳以上も年下の元嫁 アンバーハーツの裁判が
連日ライブで放映されています。
これは ジョニーがDV夫だったと 元嫁が英国の新聞に告発し
それにより全ての仕事と信用を失ったジョニーが
”実際は元妻が暴力を振るっていた側で僕、ジョニー、は被害者”
と、元嫁を名誉毀損で60億円の損害賠償を求めた裁判です。
それをうけて アンバー、元嫁側は
”いやいや、DVはジョニーが加害者で女のアンバーは勿論、被害者、こっちこそこんな裁判を起こされて、来るはずの仕事を外されたわ”
と、倍の120億円の損害賠償で訴え返したものです。
結局この裁判は ”嘘つきは誰だ?”が争点で
世界的な名俳優と美貌の駆け出し女優の法廷での訴えに加えて
そのまま映画になりそうな
個性豊かな証人たちが脇を固めます。
裁判をこんな風に毎日追いかけたのは
OJシンプソン事件以来で(古っ)
次々と出てくる証拠写真、録音テープに
長い法廷劇に退屈するどころか、
毎日ヘッドフォンでライブを聴きながら
家事に勤しみながら がっぷりかぶりつきの私です。
最近のハイライトは何と言っても
元嫁に対するジョニーの女弁護士からの反対尋問。
思い切り芝居がかった 元嫁の涙の証言を受けて
美貌の弁護士が切り込みます。
弁護士:”6年前、DVの被害者として公に出て、慰謝料の8億円は全て寄付すると公言したけど、全く払ってないわね”
元嫁:今のところはまだ払ってない。。。。けど。。
弁護士:ハン、(鼻で笑う)もう結構よ、質問を変えます”
実際の両者の口論のテープが流れる。。。
元嫁:私は貴女を殴ってないわ、これはパンチでなくて叩いてるだけ、ピシッ、ピシッ、悪いけど今後も手を出さないという約束はできないわ”
JD:頼むから一人にしてくれ、もう喧嘩したくない、放っておいてくれ
元嫁:そうやっていつも逃げる、逃さないわよ、バンバン(ドアを蹴り上げる音) 出てきなさいよ、このデブ年寄り野郎”
弁護士:このテープにある通り、貴女は殴られたって言ってるけど、彼の暴力に関して一切の証拠も証言もないわ。メイクでも作れる貴女の青タンの写真以外はね。それどころか彼が殴られて大怪我した証拠はたくさんある”
元嫁:どれは違うわ。。彼はひどいヤク中で。。
元嫁:質問を終わります。。。
この反対尋問によって、アンバーの話はすべて切り崩された様に見えました。
ジョニー側の見立ては
この駆け出し女優の元嫁は功名心のためジョニーに近づき、結婚を急いだが、彼女の異常な攻撃的で暴力的な性格、度重なる浮気の為、結局ジョニーに1年半で捨てられた。その腹いせにDVという嘘をでっち上げ世間の同情を引きそれをキャリアアップに利用しようとした。
元嫁側の見立ては
ジョニーは重度のアルコール、ドラッグ中毒。ハイの時の事はどれほど暴力を振るっても覚えていない、元嫁は交際中常に殴られ続けた。
現在のところ、ジョニーが優勢に見えるが
こういう名誉毀損の裁判の場合、暴力に関して
元嫁の言ったことが一つでも信用に値すると
陪審員の一人が言い張ると
ジョニーは勝てない。初めからかなりハードルの高い訴訟です。
先日、全米DV被害者の会が、
元嫁でなくジョニーへのサポートを表明した。
あと一週間、両者、大変優秀な弁護士たちの戦いは
ともに譲らず。
事実は映画より間違いなく 面白い。。。
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