一年ぶりのシングルナイト あー、至福 | 拝啓 マリコ様 From Real Housewives of フロリダ 

拝啓 マリコ様 From Real Housewives of フロリダ 

日本ではまだ馴染みの浅いプライベートリゾートクラブ。塀とゲートで覆われた 敷地内にゴルフ場とテニスコート, 豪邸が立ち並び,クラブハウスを中心に人々が集うクラブライフ。紳士淑女が織りなす 社交, 人間模様、女たちの物語。そこに住む私から先輩マリコ様への手紙。

拝啓 マリコ様

 

先ほど、旦那を空港にお見送りさせていただきました。

 

彼は今晩 帰ってきません。

 

待ちに待った 一人と一匹の静かな1日の始まりです。

 

イエーい!!イエーい!!イエーい!!

 

三年前にこのリゾートコミュニテイにリタイアした旦那と移り住み

 

それ以来、いつでも一緒。いつでも、どこに行くのも 毎日一緒 にいる生活です。

 

最長で。。4時間でしょうか、離れて過ごす時間は。

 

いくら家の中で端っこと端っこの部屋で

 

各々好きなことをしていても、同じ屋根の下にいつも一緒。

 

いくら愛していても、いくら感謝で一杯の関係でも

 

独身が長かった私には たまーには一人になりたい夜があっても

 

バチは当たらないはず。。


近所のマーケット

 

さて、この貴重な夜をどう過ごそうか?

 

友人と出かけて弾ける事も考えましたが

 

いやいや、家で犬と二人で 静かに過ごしたいのです。

 

そこで、近所のなんちゃって寿司屋に行き

 

お持ち帰りの寿司を握ってもらってる間、

 

そこのバーでマンハッタンでも飲んで まったり自分一人の夜をスタートさせることにします。

 

寿司を持ち帰り、今日は特別に家飲み解禁。

 

かなり美味しいワインとチーズでも買って

 

Netflixのシリーズ物でも観て、眠くなるまで まったり至福の時間を楽しみます。

 

たった1日。


息を呑む大きな空

 

実は旦那の野暮用は 明日の午後には終わります。

 

その時間には既に直行便は無いので 当然 もう一泊して次の朝に帰ってくるものと思いきや

 

”直行便がないから、遠回りやけど 6時間ほどかけて帰るから、10時には戻れるわ”

 

えっつ、今なんて言った? 嘘でしょ。

 

”そんなん、2時間弱で帰れる空路、迂回して6時間かけて帰らんでも、次の日ゆっくり帰ってきたらええやん”

 

”いや、一人でホテル泊まってもシャーない、いや、帰るわ”

 

帰るなよ。一人の時間を楽しめよ。

 

ゆっくり いいレストランでも行って、バーでも梯子してよ。

 

どんだけ家が好きなわけ? 6時間?2時間弱で帰れる帰路に6時間かける人って

 

翌朝も、その次も、旦那には急ぐ予定など 何もない。何もないのよー。

 

”いや、帰るから”

 

実は今月、旦那の同窓会がNYであって、単身で行って三日ほどステイするはずだったのが

 

幹事がリベラルな人で 終始マスク着用を主張したため

 

今年はキャンセルとなった事もあり

 

今回だけが唯一の至福の時だったのに。

 

どれだけ、どれだけ、カレンダーにバツつけて 待ち焦がれたことか。

 

”ねえ、正直言うと、たまには一人でゆっくりしたいねん、

 

この三年、いつも、いつも一緒。

 

もちろん貴方のことは愛しているけど、そう言う時間も必要なのよ。

 

だから。。もう一泊して”

 

と、とうとう本音でぶっちゃけてみた。

 

”お前、ひどいやつやな。でも、まあ、気持ちはわかるけどな、でも帰るわ” と、この男。

 

ふつふつと憎しみに近い感情が押し寄せては返し。。。


ドクターから肥満気味と診断された

 

諦めきれない私は、空港に行く車内でも

 

”飛行機を変更する時は、連絡頂戴ね。ね。” と 何度も繰り返し、微かな望みに縋り付く私。

 

旦那を下ろし、その足でワインショップに立ち寄り

 

飲み頃のいいワインを購入。臭みの強いチーズとフルーツ。

 

あー、嬉しい。

 

今日は犬にも特別に高価な生ドッグフードを奮発して

 

静かな夜を祝おうではないか。

 

いいよね、こんな夜も。

 

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