ピアノレッスン294-296 ベートーヴェン ピアノソナタ14番 月光 1楽章、2楽章 | 初老精神科医なおざう

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教員をやめ、中年で再受験して、今や初老精神科医。仕事はぼちぼち。ピアノのおけいこ、読書、お酒、その他の日常を記して行きたいと思います。

ベートーヴェン ピアノソナタ14番 月光

 

1楽章

4小節目 ペダルは右手の3連符が変化するので、そのつど踏みかえるのが良い。

右手の上声部のメロディーははっきり浮き上がるように意識して弾くこと。

きちんと弾くには細心の注意が必要であり、それなりに難しい曲である。ひとまず終了。

 

2楽章

声部が多く室内楽のイメージで弾くとよい。

最初から2小節目初めまでスラー、2小節の3拍目から4小節目の初めスタッカート、この二つを対比的に弾くこと。その後の4小節も同様に。8小節目3拍目から右手はシンコペーションのリズムになるので、タイでつながれた2番目の1拍目の音を短くならないようにしっかり弾く。そうするとリズムがはっきりする。右手の下声部、休符をしっかり注意。23小節目3拍めの両手8分音符、すばやく弾くのが難しいなあ。その後も右手シンコペーションを所々使っている。34小節目まで盛り上がり、35小節目ピアノ。ここは意外性がある所。

トリオ、ペダルは基本的に左に合わせて踏む。右手はここもシンコペーションが出てくる。左手とリズムがずれて面白い。

 

指使いはヘンレ版のものから一部変更して弾いた。無理な自己流の運指は禁物だが、自分に合った指使いを考え、しっかり決めて弾くのが大切だ。

 

2楽章を弾き終わると何となく3楽章が弾きたくなってくる。(笑) 

 

2楽章、和音やシンコペーションが工夫されていて、やはり弾いて初めてわかる楽しさがある。

 

次は、またベートーヴェンのソナタ、比較的平易な9番に挑戦しようと思う。