シンフォニア7番
このところ、バッハは小前奏曲を続けて弾いていて、比較的余裕があったのだが、何だか急にシンフォニア7番のメロディーが浮かんできてしまい、以前、歯が立たなかったことにも懲りず、挑戦することにした。
Youtubeでもシンフォニア7番のアナリーゼや練習方法を紹介するサイトがあったので参照させてもらった。
下準備した後で練習にとりかかったが、難所が多く、1週間の練習ではスムーズに弾ける訳はない。
3小節目から早くも上声部と中声部が3度で寄り添い、6度になって続く。ここをレガートで弾くのがなかなか大変である。14小節目からは左手に16分音符の新しい対位旋律が現れる。18小節目からは間奏部となるが、19小節目、21小節目の中声部、右手から左手への受け渡しが難所である。25小節目からD-durに転調してテーマを繰り返すが、また短調にかわり、31小節目から左手に中声部と下声部の6度の和音が連続する。これをレガートで弾くのが難しく、かつ運指も中声部1-2、下声部4-5でとるのか、中声部は1を多用するのか悩ましい。筆者は春秋社版の運指を参考にして、1-2の指を交互に利用することにした。ペダルをちょっと使うと効果的なのだが、電子ピアノで練習しているので、なかなかコツがつかめない。
テーマは随所に出てきて、それは分かりやすいのだが、やはり難しい曲である。
それでも2回目のレッスンでは、多少ミスは減ってきた。やはり、寄り添う2声をレガートで弾くのが難しい。ペダルも使いすぎると濁ってしまう。それでも片手だけならスムーズになったかな。
あとはまた、自分で弾きこんでいこうと思う。
ベートーベン ピアノソナタ19番 2楽章
まずはゆっくり目のテンポで一通り弾いたのだが、5ページにわたり、果てしなかった。この曲、ソナチネアルバムに載っていて、ひどい難所はないのだが、軽快なテンポでミスなく弾くのはかなり難しいと思う。音符が細かく変化し両手とも動く。上手な子は、小学校中学年で暗譜してこれをさらっと弾くんだよね。すごいなあ。
楽譜はヘンレ版を利用したが、適宜、運指は変更した。
いろいろなピアニストの演奏では、かなり早いテンポにしているが、舞曲風なので、そんなに急がなくてよいとのこと。
2回目のレッスンでは、少しテンポアップして弾けるようになってきた。許容範囲のテンポかな。まだミスはあるが。
冒頭から、右手に第1主題が出てくる部分、左手が強くならないようにすること。テーマの部分の後、1ページ目後半から、左手16分音符、右手8分音符が続く部分があるが、ここも左手が強くならないように注意すること。4ページめのdolceとなっている部分、右手と左手が離れ、かつ移動するのでかなり弾きにくい。
まあ、昔よりは弾けるようになったかな。最初は3度の和音を弾くのに力を入れて押し付けて弾いていたからな。もうそれから10年、ピアノは難しい楽器であると改めて思う。
上達していないのは将棋も同じか。これは子供のころからやっていたが、万年初段だからなあ。でもピアノはまだ有段者ではないだろう。将棋の段級位では2級位かな。何事も大人から始めるのは大変である。
次回から何にしよう。実力からすると、中級前半から半ば位の曲にすべきなのだが、年寄りだから、多少難しくても、また弾きたい曲を弾くかな。うう。バッハ パルティータ2番のシンフォニアが頭から離れない。