5月23日に原発性腋窩多汗症治療薬のラピフォートワイプが発売されました。
この疾患の治療薬は、エクロックゲルに次いで2番目となります。
エクロックはゲル剤、ラピフォートはワイプ剤です。ワイプ剤のほうが使い勝手が良さそうですよね。
では、薬剤情報です。
○ラピフォートワイプ2.5%
【効能・効果】
原発性腋窩多汗症
【用法・用量】
1日1回、1包に封入されている不織布1枚を用いて薬液を両腋窩に塗布する。
※1枚を両方の腋窩に塗布します。
【重要な基本的注意】
・ 抗コリン作用により、羞明、霧視、散瞳等の眼の調節障害があらわれることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意する。
・ 発汗が促進される環境下では、本剤の発汗抑制作用により、体温が上昇するおそれがある。熱中症を疑う症状があらわれた場合には、適切な処置を行うよう患者に指導する。
【禁忌】
・ 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
・ 前立腺肥大による排尿障害のある患者[抗コリン作用により排尿時の膀胱収縮が抑制され、症状が悪化するおそれがある。]
【特定の背景を有する患者に関する注意】(抜粋)
・小児→ 9歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【適用上の注意】
○交付時の注意
・ 本剤は1回使い切りである。使用後は患者及び他者が触れないところに廃棄すること。
・ 本剤を扱った後は、その手で眼に触れず、直ちに手をよく洗うこと。
・ 本剤の薬液が眼に入った場合、羞明、霧視等の眼の調節障害があらわれることがある。また、刺激を感じることがあるので、眼に入らないよう注意すること。万一、眼に入った場合は、直ちに水で洗い流すこと。
○使用時の注意
・ 清潔で乾いた状態の腋窩に使用すること。
・ 左右の腋窩に1回ずつ塗布すること。→ゴシゴシこすらない
・ 密封法は行わないこと。
※メーカー指導箋
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「服薬指導のエッセンス改訂第4版」が
昨年8月26日に発売されました。
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