「服薬指導のエッセンス」~薬剤師のための患者さんへの接し方と服薬指導~
  • 05Jul
    • 6月29に新規GLP1受容体作動薬のオゼンピックが発売されましたの画像

      6月29に新規GLP1受容体作動薬のオゼンピックが発売されました

      実は、先週の金曜日、まだ発売されていない時点で処方が来まして驚きました。次の処方は、次回受診予定日なんだろうなと思っていたら、この金曜に処方がきました。呑気に構えていましたので、少し焦りました(苦笑)。(Clinical Cloud)https://diweb.medipal.jp/diweb/new_release/detail/1593570561(日経DI)https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201805/555836.html(新薬情報オンライン)https://medicalcampus.jp/di/archives/3425GLP1受容体作動薬は、すでに何種類も発売されています。その中で、週1回投与の持続性の製剤に、エキセナチド(ビデュリオン)、デュラグルチド(トルリシティ)がありますが、今回のセマグルチド(オゼンピック)は3番目の持続性製剤となります。オゼンピックは、「皮下注2mg」が2018年3月に承認されましたが、新薬の「14日処方制限」に対応できないため、長らく薬価収載が見送られていました。そして今回、「14日処方制限」に対応できるSDペン製剤が発売されることとなりました。針が装着されたオートインジェクションが可能なキット製剤です。オゼンピックには、 0.25mgSD、0.5mgSD、1.0mgSDと3規格あり、それぞれ1本使い切りとなっています。0.25mgは導入量用、0.5mgは維持量用、1.0mgは増量用です。「服薬指導のエッセンス」には、GLP受容体作動薬の一覧表を掲載しています。オゼンピックを追加しておいて下さい。以下にアクセスすると大きくなります。https://www.dropbox.com/s/3dgxdai5z1t92p7/%E8%A1%A85-3%20GLP1%E8%A3%BD%E5%89%A4%E3%81%AE%E7%94%A8%E6%B3%95%E3%83%BB%E6%B3%A8%E6%84%8F%E7%82%B9%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF_page-0001.jpg?dl=0なお取り扱い説明書も、以下でご確認下さい。https://www.dropbox.com/s/1pxkskeq17leyj6/OzempicSD_UM1.pdf?dl=0******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3******************************************************************************

  • 27Jun
    • 6月1日に新規非小細胞肺がん治療薬のテプミトコが発売されましたの画像

      6月1日に新規非小細胞肺がん治療薬のテプミトコが発売されました

      専門病院の前の薬局でしか扱わないかも知れない薬剤の発売が続きます。6月1日に、 MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん治療薬、テプミトコが発売されました。この、適応症の名前を見るだけで「???」となります。(Clinical Cloud)https://diweb.medipal.jp/diweb/new_release/detail/1590711075(新薬情報オンライン)https://medicalcampus.jp/di/archives/718日経DIには掲載がありませんでした。さて、まず気になるのは、肺がんの分類ですよね。正直、私は、詳しく知りませんでした。●非小細胞肺がん ○扁平上皮がん……肺の入り口近く……ほとんどが喫煙者                            (肺がん全体の25~30%) ○非扁平上皮がん   ・腺がん…………肺の奥のほう………女性や非喫煙者の肺がんに多い、症状が出にくい                            (肺がん全体の50%)   ・大細胞がん……肺の奥のほう………大きな細胞からなり増殖が速いことが多い                            (肺がん全体の数%)●小細胞肺がん……肺の入り口近く………ほとんどが喫煙者、細胞が小さい、転移しやすい                            (肺がん全体の10~15%)※参照資料https://ganclass.jp/kind/lung/type/type.phphttps://oncolo.jp/cancer/lung-typehttps://www.haigan-tomoni.jp/know/about_lung_cancer/type/肺の入り口近くの肺がん(扁平上皮がん、小細胞肺がん)は、喫煙との関係が大きいようです。最も多いのは、肺腺がんで、これは喫煙に関係なく発症します。肺がん全体の50%を占めるそうです。非小細胞肺がんのうち、非扁平上皮がん(腺がん、大細胞がん)の初回化学療法は、がんの遺伝子状況により、適した薬剤が使われます。非小細胞がんに適応のある薬剤の適応症に「○○遺伝子」という言葉が出てくるのは、そのためです。・EGFR遺伝子変異陽性→ジオトリフ、タルセバ、タグリッソ、イレッサ、ビジンプロ、・ALK融合遺伝子陽性→アレセンサ、ザーコリ、ジカディア、ローブレナ・ROS1融合遺伝子陽性→ロズリートレク、ザーコリ、・BRAF遺伝子変異陽性→タフィンラー+メキニスト・MET1遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性→テプミトコ内服薬だけでもこんなにありました。絶対に覚えられません。以上の遺伝子に変異のない場合は、ここでは触れませんが、点滴の抗がん薬など使用するようです。上記、遺伝子変異の中で、最も多いのはEGFR遺伝子の変異で、約半数を占めるとのこと。テプミトコのMET1遺伝子エクソン14スキッピング変異は、約3%とのことなので、割合としては少ないです。ちなみに、これらの遺伝子は、細胞増殖因子依存性のシグナル伝達に関わるものです。それでは、薬剤情報です。○テプミトコ錠250mg(成分名:テポチニブ)【効能・効果】MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん【用法・用量】通常、成人には1回500mgを1日1回食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。※食事の影響を受けるので「食後」となっています(「食事の影響」を参照)。【用法及び用量に関連する注意】他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。【重要な基本的注意】間質性肺疾患があらわれることがある。肝・腎機能障害があらわれることがある。【薬物動態-食事の影響】健康成人(12例)に本剤500mgを単回経口投与したとき、空腹時投与に対する高脂肪食後投与におけるテポチニブのCmax及びAUC0-∞の幾何最小二乗平均値の比は、それぞれ2.00及び1.63であった。※空腹時では効果が下がる可能性があるということですね。なお、「服薬指導のエッセンス」には「食事の影響を受ける薬剤(食後投与)」の表を掲載しています。テプミトコを追加しておいて下さい。それにしても、抗がん薬には、食事が影響するものが多いですね。服用タイミングにより効果に差が出る可能性がありますので、患者さんにしっかりと伝えたいと思います。 なお、副作用など詳細は添付文書をご確認下さい。 ****************************************************************************** ※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。 自費出版のため、広告媒体がありません。 東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。 https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html 購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。 ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3 ******************************************************************************

  • 21Jun
    • 5月26日に新規前立腺がん治療薬のニュベクオが発売されましたの画像

      5月26日に新規前立腺がん治療薬のニュベクオが発売されました

      続々と新規医薬品が発売されていまして、こちらも多少、息切れを起こしそうです(苦笑)。さて、5月26日に、去勢抵抗性前立腺がん治療薬のニュベクオが発売されました。(Clinical Cloud)https://diweb.medipal.jp/diweb/new_release/detail/1584598773(日経DI)https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202003/564753.html(新薬情報オンライン)https://medicalcampus.jp/di/archives/383去勢抵抗性前立腺がんに適応のある薬剤(新しいもの)は、ニュベクオを含めて全部で4種あります。・アーリーダ:遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺がん、遠隔転移を有する前立腺がん・イクスタンジ:去勢抵抗性前立腺がん、遠隔転移を有する前立腺がん・ザイティガ:去勢抵抗性前立腺がん、内分泌療法未治療のハイリスクの予後因子を有する前立腺がん・ニュベクオ:遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺がんんー、「何やねん?」という印象です(苦笑)。去勢抵抗性前立腺がんについては、前掲のHPで詳しく記載されています。ざっくりと書くと、・前立腺がんは、男性ホルモンのアンドロゲンにより増殖するので、アンドロゲンを除去する(= androgen deprivation therapy:ADT)・現在のADTは、薬剤により去勢状態にする(=内科的去勢術=ホルモン療法) …LH-RHアゴニスト(ゾラデックス、リュープリン=皮下注)        →アンドロゲン↓ …GnRHアンタゴニスト(ゴナックス=皮下注)        →アンドロゲン↓※LH-RHアゴニスト、GnRHアンタゴニストは、脳下垂体に働きかける(詳細説明を避けます)。 +抗アンドロゲン製剤(プロスタール、オダイン、カソデックス=内服)        →がん組織のアンドロゲン受容体を阻害※LH-RHアゴニスト、GnRHアンタゴニストと抗アンドロゲン製剤を併用することがある(CAB療法)。・ADTを実施しても病状が悪化する前立腺がんのことを「去勢抵抗性前立腺がん」という去勢抵抗性前立腺がんに適応のある上記4種のうち、アーリーダ、イクスタンジ、ニュベクオは、アンドロゲン受容体を阻害するとともに、アンドロゲン受容体の核内への移動を阻害、アンドロゲン受容体のDNAへの結合を阻害する作用を持っています。ちなみにザイティガだけは全く異なる作用機序を持っており、アンドロゲン合成に関与する酵素であるCYP17を阻害します。(ニュベクオの作用機序-インタビューフォームより)※アーリーダ、イクスタンジのインタビューフォームにも同様の図が書かれています。(ザイティガの作用機序-インタビューフォームより)以上で、何となくイメージできたでしょうか?(雑ですいません)。残念ながら、アーリーダ、イクスタンジ、ニュベクオの違いについては、現状、勉強不足です。ちなみに日経DIには、ニュベクオは「既存の薬剤とは異なる特徴的な化学構造(極性基を有するピラゾール環など)を有しており、ARと高い親和性で結合して強力な阻害作用を発揮する」との記載がありました。また、アーリーダ、イクスタンジは、痙攣のリスクがあるので、てんかん既往患者さんには注意が必要ですが、ニュベクオにはそのような注意喚起は今のところありません。それでは、薬剤情報です。○ニュベクオ錠300mg【用法・用量】通常、成人には1回600mgを1日2回、食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。※食事の影響を受けるので「食後」となっています(以下に詳細記載)。※ニュベクオは1日2回ですが、アーリーダ、イクスタンジは1日1回です。【用法及び用量に関連する注意】外科的又は内科的去勢術と併用しない場合の有効性及び安全性は確立していない。※外科的又は内科的去勢術と併用するということですね。アーリーダ、イクスタンジ、ザイティガも同様です。【薬物動態-食事の影響】遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌患者6例に本剤600mgを食後に単回経口投与したとき、AUClast及びCmaxは、空腹時投与と比較して、それぞれ2.5及び2.8倍に増加した。※空腹時に服用すると、効果が下がる可能性があるということですね。「服薬指導のエッセンス」には、「食事の影響を受ける薬剤(食後投与)」の表を掲載しています。ニュベクオを追加しておいて下さい。少し長くなってしまいました。併用注意、副作用などにつきましては、添付文書を参照して下さい。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3******************************************************************************

  • 19Jun
    • ザイザルにOD錠2.5mg、OD錠5mgが剤型追加

      本日、6月19日に新規後発医薬品が薬価収載されましたね。(Clinical Cloud)https://diweb.medipal.jp/diweb/listing/date/1592447171それとともに、新剤型の先発医薬品も薬価収載されました。今回は、ザイザルにOD錠2.5mg、OD錠5mgが新たに追加されています。ザイザルは、これまで錠剤としては普通錠の5mgしかありませんでした。今回、新たにOD錠が登場、されに、2.5mg錠が登場しました。後発品に2.5mgが登場したことの影響は、明らかにあるのでしょうね。これまでは、5mg錠を半割した場合、自家製剤加算が取れましたが、今後は算定できなくなります。2.5mg錠が登場したことで、半割の処方がなくなると良いのですが、どうなることやら(苦笑)。個人的には、どんな規格があろうが、半割したら自家製剤加算を算定できるようにすべきだと思います。半割する技術(大したことはないですが)、時間、分包紙などが必要になる訳ですからね。算定できないのなら、半割を許さないくらいでないとダメな気がします(規格の在庫は増えますけどね)。少しグチを書いてみました。

  • 14Jun
    • 5月22日に腎細胞がん治療薬のカボメティクスが発売されましたの画像

      5月22日に腎細胞がん治療薬のカボメティクスが発売されました

      5月22日に、新規腎細胞がん治療薬のカボメティクスが発売されました。なかなかインパクトのある名前です。絶対に他の薬剤と間違えそうにないので、いいですね。(Clinical cloud)https://diweb.medipal.jp/diweb/new_release/detail/1589156371(日経DI)https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202006/565946.html(新薬情報オンライン)https://medicalcampus.jp/di/archives/575腎細胞がんに適応のある内服薬(分子標的薬)は、すでに何種類もあり、腎細胞がんの一次治療の中心となっているようです。【腎細胞がんに適応のある内服薬】スーテント(チロシンキナーゼ阻害薬)、ヴォトリエント(チロシンキナーゼ阻害薬)、ネクサバール(チロシンキナーゼ阻害薬)、アフィニトール(mTOR阻害薬)さて、腎細胞がんについては、前掲のHPを参照していただくとして、薬剤情報に移ります。○カボメティクス20mg・60mg(成分名:カボザンチニブ)【効能・効果】根治切除不能又は転移性の腎細胞がん【用法・用量】通常、成人には1日1回60mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。※食事の影響を受けるので、空腹時とされています(以下参照)。※「20mg錠と60mg錠の生物学的同等性は示されていないため、60mgを投与する際には20mg錠を使用しないこと」との記載があります。 服用量60mgの時、20mg錠×3錠は不可となります。【用法及び用量に関連する注意】食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが増加するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。「服薬指導のエッセンス」には「食事の影響を受ける抗がん薬(空腹時投与)」の表を掲載していますので、追加をお願いします。【併用注意】 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 CYP3A阻害剤 リトナビル イトラコナゾール クラリスロマイシン等 グレープフルーツ(ジュース) 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 左記薬剤等との併用により本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 CYP3A誘導剤 リファンピシン デキサメタゾン カルバマゼピン等 セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 本剤の効果が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること。 左記薬剤等との併用により本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 「服薬指導のエッセンス」には「クラリスロマイシンとの併用に注意すべき薬剤」、「グレープフルーツジュースに注意が必要な薬剤」の表を掲載しています。カボメティクスの追加をお願いします。グレープフルーツジュースについては、ほぼ薬情に載っていると思います。繁用のクラリスロマイシンとの併用の際は、注意が必要ですね。なお、副作用などにつきましては、添付文書をご確認下さい。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3******************************************************************************

    • 5月20日に新規悪性リンパ腫治療薬のベレキシブルが発売されましたの画像

      5月20日に新規悪性リンパ腫治療薬のベレキシブルが発売されました

      今回薬価収載された薬剤には、大まかな意味での抗がん薬が多いですね。基幹病院や専門病院からの処方に限られるので、なかなか接する機会が少ないかも知れません。ここは、本当にザックリと、投薬時の注意点に注目します。今回のベレキシブルは、中枢神経系原発リンパ腫治療薬。悪性リンパ腫は、病態が複雑で、どこまで薬剤師が理解すべきか難しいところです。正直なところ、薬局薬剤師なら、そこまで病態を理解していなくても、何とかなるかも知れません。というのも、このような疾患の場合、疾患について患者さんとお話することは、まずありません。患者さんも、医師から説明を受けていますので、薬剤師に質問することも少ないように思います。ただ、全く知らなくて良いかと言うと、そういう訳ではないので、サラっと知っておきましょう。疾患について、詳細に述べませんが、いつものリンクを貼っておきます。(Clinical Cloud)https://diweb.medipal.jp/diweb/new_release/detail/1589346373(日経DI)https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202006/565842.html(新薬情報オンライン)https://medicalcampus.jp/di/archives/462日経DIから抜粋させていただきます。「中枢神経系原発リンパ腫(PCNSL)は、診断時に中枢神経系外に他の病巣を認めない中枢神経系に限局した悪性リンパ腫である。病理学的には、PCNSLの95%がB細胞性非ホジキンリンパ腫(B-NHL)サブタイプのびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に分類される」「PCNSLの多くを占めるDLBCLは、B細胞受容体(BCR)シグナルの恒常的活性化が発症および腫瘍増殖の主要メカニズムと考えられている。そのため、BCRシグナル伝達系を阻害する薬剤、ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬の早期開発・承認が熱望されていた。BTK阻害薬としては、イムブルビカが2016年5月から「慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)/再発または難治性のマントル細胞リンパ腫」の適応で臨床使用されている」「ベレキシブルは、BCRの下流に位置するメディエーターであるBTKと結合し、BTKのキナーゼ活性を阻害する薬剤で、PCNSLに対する抗腫瘍効果を発揮する薬剤としては世界初となる」なんか、分かったような分からないような印象です…(苦笑)。早速、投薬時に必須の薬剤情報に進みましょう。○ベレキシブル錠80mg【効能・効果】再発又は難治性の中枢神経系原発リンパ腫【用法・用量】通常、成人には1日1回480mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。※1回480mgなので、1回6錠になります。飲むのがけっこう大変ですね。錠剤は、長径12.3mm、短径5.3mmの長細い形でそこそこ大きいようです。一気に飲むのは難しく、数回に分けて服用するしかないですね。※食事の影響を受けるので、空腹時の服用となります(以下を参照)。【用法・用量に関連する注意点】食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが上昇するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。※服用タイミングの指導は必須です。【薬物動態-食事の影響】日本人の健康成人12例に本剤320mgを食後(標準食)及び空腹時単回経口投与したときのCmax及びAUCinfの幾何平均値の比(食後/空腹)は、1.74及び1.29であった。「服薬指導のエッセンス」では、(食事の影響を受ける抗がん薬(空腹時投与)」の表を掲載していますので、ベレキシブルを追加して下さい。よろしくお願いします。【相互作用-併用注意】 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 強い又は中程度のCYP3A阻害剤 イトラコナゾール クラリスロマイシン ボリコナゾール等 [16.7.1、16.7.3参照] 本剤の副作用の発現が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 これらの薬剤との併用により、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 強い又は中程度のCYP3A誘導剤 リファンピシン カルバマゼピン フェニトイン等 [16.7.2、16.7.3参照] 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 これらの薬剤との併用により、本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 抗凝固剤 抗血小板剤 出血のおそれがある。 出血のリスクを増強させるおそれがある。 「服薬指導のエッセンス」では「クラリスロマイシンとの併用に注意すべき薬剤」の表を掲載しています。ベレキシブルの追加をお願いします。【取り扱い上の注意】アルミピロー開封後は湿気を避けて保存すること。※「服薬指導のエッセンス」では、表4-3「一包化を避けるべき薬剤」を掲載しています。追加していただきたいですが、元々、抗がん薬を一包化するケースは少ないと思います。今後は、表4-3から抗がん薬を削除し、注釈として載せようかと検討中です。なお、副作用などにつきましては、添付文書などをご参照下さい。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3******************************************************************************

  • 12Jun
    • 5月25日に新規高尿酸血症治療薬のユリスが発売されました

      ブログをUPする前に、処方が来てしまいました。といっても、スタッフのお爺ちゃんです。あ、スタッフのお爺ちゃんだから適当で良いという訳ではありません(苦笑)。そういうこともあり、他の新規薬剤を飛ばして、今回はユリスについて準備をしたいと思います。(Clinical Cloud)https://diweb.medipal.jp/diweb/new_release/detail/1583911322(日経DI)https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202003/564854.html(新薬情報オンライン)https://medicalcampus.jp/di/archives/698以上3つのHPでOKなのですが、自分の中でまとめておきたいので、UPします(笑)。尿酸降下薬には、すでに尿酸生成抑制薬のフェブリク、ザイロリック、尿酸排泄促進薬のユリノームが存在します。今回のユリスは、フェブリク以来で登場した新規尿酸降下薬で、メカニズム的には尿酸排泄促進薬に分類されます。ユリノームと同様に、腎臓における尿酸の再吸収に関与するトランスポーターであるURAT1を選択的に阻害することにより、糸球体で濾過された尿酸の尿中排泄を促進し、血中尿酸値を低下させます。気になるのはユリノームとの違いですが、日経DIによると、「ユリノームの肝障害の原因と考えられている、ミトコンドリア毒性や肝薬物代謝酵素CYP2C9阻害による薬物相互作用が少ないという特徴を有している」とのこと。ユリノームには肝障害のリスクがあるため、添付文書には「警告」として 1.劇症肝炎等の重篤な肝障害が主に投与開始6ヶ月以内に発現し、死亡等の重篤な転帰に至る例も報告されているので、投与開始後少なくとも6ヶ月間は必ず、定期的に肝機能検査を行うこと。また、患者の状態を十分観察し、肝機能検査値の異常、黄疸が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 2.副作用として肝障害が発生する場合があることをあらかじめ患者に説明するとともに、食欲不振、悪心・嘔吐、全身倦怠感、腹痛、下痢、発熱、尿濃染、眼球結膜黄染等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、直ちに受診するよう患者に注意を行うこと。 との記載がありますが、ユリスには、そのような警告はありません。ただ、ユリスの場合も、「他の尿酸排泄促進薬において重篤な肝障害が報告されていることから、本剤投与中は、定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること」との記載があります。薬物相互作用としては、ユリノームではワルファリンが併用注意(本剤は、CYP2C9を阻害するため、CYP2C9によって代謝されるクマリン系抗凝血薬の血中濃度を上昇させるなどの機序が考えられる)ですが、ユリスにはそのような記載がありません。○ユリス錠0.5mg・1mg・2mg(成分名:ドチヌラド)【効能・効果】痛風、高尿酸血症【用法・用量】通常、成人には1日0.5mgより開始し、1日1回経口投与する。その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量する。維持量は通常1日1回2mgで、患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1日1回4mgとする。【重要な基本的注意】本剤は尿酸降下薬であり、痛風関節炎(痛風発作)発現時に血中尿酸値を低下させると痛風関節炎(痛風発作)を増悪させるおそれがある。本剤投与前に痛風関節炎(痛風発作)が認められた場合は、症状がおさまるまで、本剤の投与を開始しないこと。また、本剤投与中に痛風関節炎(痛風発作)が発現した場合には、本剤の用量を変更することなく投与を継続し、症状によりコルヒチン、非ステロイド性抗炎症剤、副腎皮質ステロイド等を併用すること。※これは高尿酸血症治療の基本ですね。【相互作用-併用注意】 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 ピラジナミド 本剤の効果が減弱する可能性がある。 ピラジナミドが腎尿細管における尿酸の分泌を抑制することが知られており、本剤の尿酸排泄促進に拮抗する可能性がある。 サリチル酸製剤 アスピリン等 本剤の効果が減弱する可能性がある。 サリチル酸製剤は尿酸の排泄を抑制することが知られており、本剤の尿酸排泄促進に拮抗する可能性がある。 ※サリチル酸製剤を服用すべきでないのは、高尿酸血症治療での基本ですね。さて、ユリスには0.5mg、1mg、2mgと3規格ありますが、全ての規格を採用しない医療機関もあると想像できます。その場合は、半割投与も考えられますが、半割での安定性について、メーカーに確認してみました。半割での安定性(電話での返答)・40℃→3ヵ月で1mg錠はやや硬くなった。2mg錠は変化なし。両方とも3ヵ月は規格内。・25℃、75%RH→1mg錠、2mg錠ともに3ヵ月は規格内。・総照度120万lx・hr→1mg錠、2mg錠ともに3ヵ月は規格内。以上を考えると、半割では3ヵ月は問題なさそうですね。なお、念のため、メーカーに資料を請求して、各個での判断をお願いします。ちなみに1mg錠、2mg錠ともに割線があるので、半割は難しくなさそうです。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3******************************************************************************

  • 06Jun
    • 5月20日にロケルマ(高カリウム血症改善薬)が発売されました

      4月から5月にかけて薬価収載された薬剤が、続々と発売されています。「更新せなあかんなぁと思いつつ」、やる気に波がありまして…(苦笑)。ま、いつも通り、ぼちぼち行きたいと思います。さて、5月20日に高カリウム血症改善薬のロケルマ懸濁用散分包5g・10gが発売されました。「Clinical Cloud」の解説https://diweb.medipal.jp/diweb/new_release/detail/1588921096(閲覧するには登録が必要です)「日経DIインライン」の解説https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202005/565526.html(閲覧するには登録が必要です)「新薬情報オンライン」の解説https://medicalcampus.jp/di/archives/509ここでは、ひとまず、投薬時に困らないように、最低限のチェックポイントをまとめます。【効能・効果】高カリウム血症【用法・用量】通常、成人には、開始用量として1回10gを水で懸濁して1日3回、2日間経口投与する。なお、血清カリウム値や患者の状態に応じて、最長3日間まで経口投与できる。以後は、1回5gを水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、血清カリウム値や患者の状態に応じて適宜増減するが、最高用量は1日1回15gまでとする。血液透析施行中の場合には、通常、1回5gを水で懸濁して非透析日に1日1回経口投与する。なお、最大透析間隔後の透析前の血清カリウム値や患者の状態に応じて適宜増減するが、最高用量は1日1回15gまでとする。※1包辺り5g、10gの分包品なので、1回量は5g1包(または2包)、10g1包、5g1包+10g1包ということですね。※「増量を行う場合は5gずつとし、1週間以上の間隔を空ける」との記載があります。【相互作用】(1)相互作用序文本剤は水素イオンを吸着して一時的に胃内pHを上昇させる可能性がある。(2)併用注意 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 抗HIV薬 アタザナビル硫酸塩 ネルフィナビルメシル酸塩 リルピビリン塩酸塩 等 アゾール系抗真菌剤 イトラコナゾール フルコナゾール ボリコナゾール 等 チロシンキナーゼ阻害剤 エルロチニブ塩酸塩 ダサチニブ水和物 ニロチニブ塩酸塩水和物 等 これらの薬剤の作用を減弱する可能性がある。 本剤との同時投与は避けること。 これらの薬剤の投与が必要な場合には、本剤投与の少なくとも2時間前又は2時間後に投与すること。 本剤の胃内pHに及ぼす影響により、これらの薬剤の溶解性が低下し、吸収が低下する可能性がある。 【適用上の注意】-薬剤交付時の注意(1)分包内の全ての薬剤を容器に空け、約45mLの水に懸濁すること。(2) 本剤は溶解しないため、十分に懸濁し、沈殿する前に服用すること。沈殿した場合は、再び懸濁して服用すること。服用後に容器に本剤が残っていないことを確認すること。※コップ半分くらいの水を入れてかき混ぜて、すぐに服用するというイメージですね。沈殿して残った場合は、もう一度水を入れて服用します。ただ、透析をしている患者さんの場合は水分摂取制限がありますので、1回で飲み切るのがベストです。残った場合も、水は少し少なめにして懸濁してすぐに服用するのが良いかも知れませんね。さて、高カリウム血症に使われる薬剤には、他にケイキサレート、カリメート/アーガメイトなどがありますが、どのように違うのか、気になりますよね。ケイキサレートの成分名はポリスチレンスルホン酸ナトリウム、カリメートの成分名はポリスチレンスルホン酸カルシウム。これらは、いわゆる「陽イオン交換樹脂製剤」と言われ、ポリマー構造になっているようです。この辺り、私は全く詳しくないのですが、同じ構造を繰り返す樹脂製剤なんですね。対して、今回のロケルマの成分名はジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物。成分名だけでは全く想像できないのですが、微細孔構造を有する非ポリマー無機陽イオン交換化合物とのこと。メーカーのHPに動画があったのですが、ゴルフボールの凹んだ部分が穴になっている画になっていました。小さな穴のあるツブツブの集まりとでも言えるでしょうか?(薬剤師の表現ではない・苦笑)。この構造ゆえ、陽イオン交換樹脂製剤に見られる便秘や腹痛、腹部膨満感が少ないようです。陽イオン交換樹脂製剤は水分によって膨張しますが(カリメート/アーガメイトは腸閉塞の患者さんには禁忌)、ロケルマは膨張しません。CKDの患者さんにとって便秘は大敵ですので、使いやすいかも知れません。他にも、ロケルマはカリウムイオンだけを選択的に捕捉すること(陽イオン交換樹脂製剤は他の陽イオンも吸着)、3日目以降は1日1回で済むこと(陽イオン交換樹脂製剤は通常1日2~3回)も、利点ですね。なお、詳細は、添付文書や前掲のリンクを参照して下さい。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3******************************************************************************

  • 02Jun
    • 薬局(調剤責任者)のADHD適正管理システムの登録期限が6月30日に迫る!の画像

      薬局(調剤責任者)のADHD適正管理システムの登録期限が6月30日に迫る!

      昨年12月29日の記事で取り上げましたが、ビバンセの薬価収載により、コンサータ・ビバンセ共通の適正流通管理システム(ADHD適正流通管理システム)がすでに稼働しています。https://ameblo.jp/naoz3k/entry-12563010638.htmlこれまで、コンサータ単独の管理システムに登録をしていた調剤責任者(薬局)も、新たに登録する必要があります。ただ、コンサータの管理システムに登録していた場合は、2020年6月30日までは猶予期間があります。その猶予期限が迫っています。 コンサータの処方を受けている薬局(調剤責任者)は、急いで登録する必要があります。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響により、今月中に登録が終了できるかわかりません。とにかく、急いで申請、問い合わせをしましょう。さて、以下の通達により、昨年12月1日以前にコンサータを処方していた医師については、登録期限が令和2年6月30日から同9月30日までに延長されました。7月1日以降9月30日まで、登録されていなくても処方が可能ですので、薬局としても注意したいところです。薬局(調剤責任者)の登録については、6月30日までで変更はありません(問い合わせました)。以下にアクセスすると大きくなります。https://www.dropbox.com/s/i7ikelz250qs4gu/000235180.pdf?dl=0なお、非常に重要なことですので、詳細はメーカー、またはADHD適正流通管理システム事務局にお問い合わせ下さい。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3******************************************************************************

    • ビバンセの処方日数制限は30日分になりましたの画像

      ビバンセの処方日数制限は30日分になりました

      前回、6月1日から14日の処方日数制限が解除される薬剤を記載しました。そこに追記しましたが、ビバンセは覚醒剤原料であり、薬物依存のリスクが高いことから、2020年6月1日以降は、1回30日分を限度とされる内服薬として投薬期間に上限が設けられます。私の薬局のレセコンでは、薬価収載日を入れると自動的に1年は14日の処方制限アラートが出ます。しかし、1年を経過すると、自動的にアラートが出なくなります。それゆえ、抗精神薬など処方日数制限がある薬剤は、新たに設定をし直す必要があります。さっそく、設定し直そうと思います。なお、ビバンセの流通管理システムを取り上げた記事におきまして、流通管理品目の表を更新しました。https://ameblo.jp/naoz3k/entry-12563010638.html今回、処方日数制限が変わりましたので、新たに更新しておいて下さい。よろしくお願いします。以下にアクセスすると大きくなります。https://www.dropbox.com/s/dok1nbecq5umf98/%E8%A1%A83-1%20%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%AE%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E8%96%AC%E5%89%A4%EF%BC%88%E6%B5%81%E9%80%9A%E7%AE%A1%E7%90%86%E5%93%81%E7%9B%AE%E2%91%A1%EF%BC%89%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%BB.pdf?dl=0******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。Twitter:https://twitter.com/nao_z_3*****************************************************************************

  • 31May
    • 6月1日に処方日数制限が解除される薬剤(追記あり)

      昨年5月に薬価収載された薬剤の処方日数制限が、6月1日に解除されます。今回は3種だけです。・アーリーダ錠60mg:去勢抵抗性前立腺癌・スマイラフ錠50mg・100mg:既存治療で効果不十分な関節リウマチ・ビバンセカプセル20mg・30mg:小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)(追記)※ビバンセカプセル20・30mg新医薬品に係る投薬期間制限は解除となりますが、覚醒剤原料であり薬物依存のリスクが高いことから、2020年6月1日以降は、1回30日分を限度とされる内服薬として投薬期間に上限が設けられます。

  • 30May
    • アイファガン+エイゾプト=アイラミド(未発売)の画像

      アイファガン+エイゾプト=アイラミド(未発売)

      またまた緑内障治療薬の配合薬が発売されます。アイファガンとエイゾプトの配合薬、アイラミド懸濁性配合点眼液です。もう配合薬の成分は何が何やらわかりませんので、先に表を掲載します(笑)。以下にアクセスすると大きくなります。https://www.dropbox.com/s/536z4yq7k1qcyr4/%E8%A1%A84-2%20%E4%B8%BB%E3%81%AA%E9%85%8D%E5%90%88%E8%96%AC%E4%B8%80%E8%A6%A7%EF%BC%8D%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%89.pdf?dl=0緑内障治療薬の配合薬も、いつの間にか、8種までになっていました。今回のアイラミドは、α2作動薬のアイファガンを含む2つ目の薬剤です。α2作動薬のアイファガンと、炭酸脱水酵素阻害薬のエイゾプトを配合しています。懸濁性のエイゾプトを含むので、アイラミドも懸濁性となっています。毎回、使用前に振る必要がありますね。表21-3にも追加をお願いします。薬剤名が「懸濁性点眼液」となっているので、忘れることはなさそうです。また懸濁性ゆえ、「他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも10分以上間隔をあけてから点眼すること」との記載があります。ただ、アイラミドを最後に使える場合は、他の薬剤の5分後で問題ないですね。最後に【用法・用量】1回1滴、1日2回点眼する。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。Twitter:https://twitter.com/nao_z_3*****************************************************************************

  • 29May
    • タケキャブ+バイアスピリン=キャブピリン(新発売)の画像

      タケキャブ+バイアスピリン=キャブピリン(新発売)

      新規医薬品が薬価収載され、続々と発売されています。まずは、分かりやすい配合薬からです(笑)。タイトルの通り、タケキャブとバイアスピリンの配合薬、キャブピリンが発売されました。https://diweb.medipal.jp/diweb/new_release/detail/1589181449(閲覧するには登録が必要です)いわゆるPPI+低用量アスピリンの配合薬では、タケルダ(タケプロン+バイアスピリン)に次いで2つ目です。なんでもかんでも配合薬にしやがって…とは思いません(苦笑)。タケプロン(ランソプラゾール)の代謝にはCYP2C19が関与していますが、日本人の場合は、その遺伝子多型により、効果の個人差が大きいことが分かっています(日本内科学会雑誌2012;101(2):480-487)。このことについては、「服薬指導のエッセンス第3版」のP.147にも書かせていただきました。さらに、PPIには薬剤性腸炎=collagenous coliti(膠原線維性大腸炎)の副作用があり、このほとんどがランソプラゾールによるものであることが分かっているようです。以下のTwitterの記事がおもしろかったです。https://twitter.com/pylori_2018/status/1265500327836618755以上を考えると、タケルダではなくて、キャブピリンを使うのはアリかも知れません。もちろん、バイアスピリン+他のPPIの選択肢もアリですね。話が変わりますが、私の薬局の患者さんに、ある病院からタケルダ、違う病院からネキシウムが処方されている患者さんがいました。配合薬のちょっとした落とし穴なので、気を付けたいと思います。さて、「服薬指導のエッセンス」には、「主な配合薬」の表を掲載しています。キャブピリンを追加しておいて下さい。よろしくお願いします。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。Twitter:https://twitter.com/nao_z_3*****************************************************************************

    • 報告品目等薬価収載(5月27日)の画像

      報告品目等薬価収載(5月27日)

      5月27日に報告品目等が薬価収載されました。主なところでは、新規格としてディナゲスト錠0.5mg、新剤型としてイブランス錠25mg・100mg、ヌーカラ皮下注100mgシリンジ・ペンなどが挙げられます。また、ヒューマログのバイオ後続品として、インスリンリスプロBS注 100単位/mL HU「サノフィ」(100単位1mLバイアル)、同カート HU「サノフィ」(300単位1筒)、同ソロスター HU「サノフィ」(300単位1キット)が薬価収載されました。○ディナゲスト錠0.5mg【特徴】低用量の「月経困難症」専用製剤の追加既存製剤:ディナゲスト錠1mg、OD錠1mg(子宮内膜症・子宮腺筋症に伴う疼痛改善治療剤)※0.5mg製剤と1mg製剤とでは、適応症が異なります。【用法・用量】通常、成人にはジエノゲストとして1日1mgを2回に分け、月経周期2~5日目より経口投与する。○イブランス錠25mg・100mg【特徴】食事の有無に関係なく投与可能な錠剤の追加既存製剤:イブランスカプセル25mg・125mg(食後投与)※これまでのカプセル剤は食事の影響を受けるため、食後投与となっていました。今回の錠剤は、食事の影響を受けません。【用法・用量】内分泌療法剤との併用において、通常、成人にはパルボシクリブとして1日1回125mgを3週間連続して経口投与し、その後1週間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。なお、「服薬指導のエッセンス」には「食後投与」薬剤の表を掲載しています。イブランス錠の薬価収載にともない、以下のように改訂します。その他の薬剤の一覧表です。https://diweb.medipal.jp/diweb/listing/date/1590456836(閲覧するには登録が必要です)報告品目等薬価収載[5月27日適用] 区分  薬価コード  商品名  一般名  会社名  規格・単位  薬価(円)  規制  備考  内 1141007C1164 アセトアミノフェン細粒20%「マルイシ」 アセトアミノフェン細粒 丸石 20%1g 7.60 劇 内 2499010F3026 ディナゲスト錠0.5mg ジエノゲスト錠 持田 0.5mg1錠 166.50 内 4291051F1022 イブランス錠25mg パルボシクリブ錠 ファイザー 25mg1錠 5,679.70 劇 内 4291051F2029 イブランス錠125mg パルボシクリブ錠 ファイザー 125mg1錠 22,978.10 劇 内 4490017R1220 プランルカストDS10%「杏林」 プランルカスト水和物シロップ用 キョーリンリメディオ=杏林 10%1g 31.50 内 4490019F1184 エバスチン錠5mg「杏林」 エバスチン錠 キョーリンリメディオ=杏林 5mg1錠 23.30 内 4490019F2180 エバスチン錠10mg「杏林」 エバスチン錠 キョーリンリメディオ=杏林 10mg1錠 32.40 内 4490019F3187 エバスチンOD錠5mg「杏林」 エバスチン口腔内崩壊錠 キョーリンリメディオ=杏林 5mg1錠 23.30 内 4490019F4183 エバスチンOD錠10mg「杏林」 エバスチン口腔内崩壊錠 キョーリンリメディオ=杏林 10mg1錠 32.40 注 1139404A2020 ビムパット点滴静注100mg ラコサミド注射液 UCB=第一三共 100mg10mL1瓶 2,459.00 劇 注 1319405G1020 アイリーア硝子体内注射用キット40mg/mL アフリベルセプト(遺伝子組換え)キット バイエル=参天 2mg0.05mL1筒 137,292.00 劇 注 2290401G1026 ヌーカラ皮下注100mgシリンジ メポリズマブ(遺伝子組換え)キット(1) GSK 100mg1mL1筒 179,269.00 劇 注 2290401G2022 ヌーカラ皮下注100mgペン メポリズマブ(遺伝子組換え)キット(2) GSK 100mg1mL1キット 179,269.00 劇 注 2492422A1020 インスリン リスプロBS注100単位/mL HU「サノフィ」 インスリン リスプロ(遺伝子組換え)注射液(1) サノフィ 100単位1mLバイアル 194.00 劇 注 2492422A2027 インスリン リスプロBS注カート HU「サノフィ」 インスリン リスプロ(遺伝子組換え)注射液(1) サノフィ 300単位1筒 586.00 劇 注 2492422G1023 インスリン リスプロBS注ソロスター HU「サノフィ」 インスリン リスプロ(遺伝子組換え)キット(1) サノフィ 300単位1キット 1,258.00 劇 注 4490404A1043 治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」1,000JAU/mL アレルゲンエキス(4)注射液 鳥居 2mL1瓶 4,301.00

    • 新医薬品薬価収載一覧(4月22日・5月20日)

      新規医薬品が薬価収載されました。ひとまず、一覧表を掲載しておきます。詳細につきましては、発売順にぼちぼち更新するつもりです。少し見にくくて申し訳ありません。https://diweb.medipal.jp/diweb/listing/date/1587435883(閲覧するには登録が必要です)新医薬品薬価収載[4月22日適用] 区分  薬価コード  商品名  一般名  会社名  規格・単位  薬価(円)  規制  備考  内 1139014C1026 フィコンパ細粒1% ペランパネル水和物細粒 エーザイ 1%1g 1,068.90 抗てんかん剤 内 1190027F1022 デエビゴ錠2.5mg レンボレキサント錠 エーザイ 2.5mg1錠 57.30 不眠症治療薬 内 1190027F2029 デエビゴ錠5mg レンボレキサント錠 エーザイ 5mg1錠 90.80 不眠症治療薬 内 1190027F3025 デエビゴ錠10mg レンボレキサント錠 エーザイ 10mg1錠 136.20 不眠症治療薬 内 3949005F1022 ユリス錠0.5mg ドチヌラド錠 富士薬品=持田 0.5mg1錠 30.00 選択的尿酸再吸収阻害薬 高尿酸血症治療剤 内 3949005F2029 ユリス錠1mg ドチヌラド錠 富士薬品=持田 1mg1錠 54.80 選択的尿酸再吸収阻害薬 高尿酸血症治療剤 内 3949005F3025 ユリス錠2mg ドチヌラド錠 富士薬品=持田 2mg1錠 100.20 選択的尿酸再吸収阻害薬 高尿酸血症治療剤 内 3999048G1028 リンヴォック錠7.5mg ウパダシチニブ水和物徐放錠 アッヴィ 7.5mg1錠 2,550.90 劇 ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤 内 3999048G2024 リンヴォック錠15mg ウパダシチニブ水和物徐放錠 アッヴィ 15mg1錠 4,972.80 劇 ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤 内 4291063F1025 ニュベクオ錠300mg ダロルタミド錠 バイエル 300mg1錠 2,311.00 劇 前立腺癌治療剤 内 6179002H1029 ノクサフィル錠100mg ポサコナゾール腸溶錠 MSD 100mg1錠 3,109.10 劇 深在性真菌症治療剤 外 2699714M1029 コレクチム軟膏0.5% デルゴシチニブ軟膏 日本たばこ=鳥居 0.5%1g 139.70 外用ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤 注 2431400A1029 チラーヂンS静注液200μg レボチロキシンナトリウム水和物注射液 あすか製薬=武田 200μg1mL1管 20,211.00 劇 甲状腺ホルモン製剤 注 6179403A1028 ノクサフィル点滴静注300mg ポサコナゾール注射液 MSD 300mg16.7mL1瓶 28,508.00 劇 深在性真菌症治療剤 https://diweb.medipal.jp/diweb/listing/date/1589851197(閲覧するには登録が必要です)新医薬品・再生医療等製品薬価収載[5月20日適用] 区分  薬価コード  商品名  一般名  会社名  規格・単位  薬価(円)  規制  備考  内 1179061F1022 ラツーダ錠20mg ルラシドン塩酸塩錠 大日本住友 20mg1錠 178.70 劇 抗精神病薬/双極性障害のうつ症状治療薬 内 1179061F2029 ラツーダ錠40mg ルラシドン塩酸塩錠 大日本住友 40mg1錠 328.90 劇 抗精神病薬/双極性障害のうつ症状治療薬 内 1179061F3025 ラツーダ錠60mg ルラシドン塩酸塩錠 大日本住友 60mg1錠 469.90 劇 抗精神病薬/双極性障害のうつ症状治療薬 内 1179061F4021 ラツーダ錠80mg ルラシドン塩酸塩錠 大日本住友 80mg1錠 493.40 劇 抗精神病薬/双極性障害のうつ症状治療薬 内 1190028D1026 メラトベル顆粒小児用0.2% メラトニン顆粒 ノーベル 0.2%1g 207.80 メラトニン受容体作動性入眠改善剤 内 2190040B1020 ロケルマ懸濁用散分包5g ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物散 アストラゼネカ 5g1包 1,095.20 高カリウム血症改善剤 内 2190040B2027 ロケルマ懸濁用散分包10g ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物散 アストラゼネカ 10g1包 1,601.00 高カリウム血症改善剤 内 3399103F1020 キャブピリン配合錠 アスピリン・ボノプラザンフマル酸塩配合剤錠 武田 1錠 130.30 アスピリン/ボノプラザンフマル酸塩配合剤 内 4291064F1020 カボメティクス錠20mg カボザンチニブリンゴ酸塩錠 武田 20mg1錠 8,007.60 劇 抗悪性腫瘍剤/キナーゼ阻害剤 内 4291064F2026 カボメティクス錠60mg カボザンチニブリンゴ酸塩錠 武田 60mg1錠 22,333.00 劇 抗悪性腫瘍剤/キナーゼ阻害剤 内 4291065F1024 テプミトコ錠250mg テポチニブ塩酸塩水和物錠 メルクバイオファーマ 250mg1錠 14,399.00 劇 抗悪性腫瘍剤/チロシンキナーゼ阻害薬 内 4291066F1029 ベレキシブル錠80mg チラブルチニブ塩酸塩錠 小野 80mg1錠 5,067.40 劇 抗悪性腫瘍剤 ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤 外 1319825Q1025 アイラミド配合懸濁性点眼液 ブリモニジン酒石酸塩・ブリンゾラミド液 千寿=武田 1mL 492.20 α2作動薬/炭酸脱水酵素阻害薬配合剤 注 1119403F1024 アネレム静注用50mg レミマゾラムベシル酸塩静注用 ムンディファーマ 50mg1瓶 2,218.00 向 全身麻酔剤 注 1319406G1024 ベオビュ硝子体内注射用キット120mg/mL ブロルシズマブ(遺伝子組換え)キット ノバルティス 6mg0.05mL1筒 142,784.00 劇 眼科用VEGF阻害剤 注 1900400A1025 ビルテプソ点滴静注250mg ビルトラルセン注射液 日本新薬 250mg5mL1瓶 91,136.00 デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤 注 2492414A6028 ルムジェブ注100単位/mL インスリン リスプロ(遺伝子組換え)注射液 リリー 100単位1mLバイアル 277.00 劇 抗糖尿病剤 注 2492414A7024 ルムジェブ注カート インスリン リスプロ(遺伝子組換え)注射液 リリー 300単位1筒 1,175.00 劇 抗糖尿病剤 注 2492414P1029 ルムジェブ注ミリオペン インスリン リスプロ(遺伝子組換え)キット リリー 300単位1キット 1,400.00 劇 抗糖尿病剤 注 2492414P2025 ルムジェブ注ミリオペンHD インスリン リスプロ(遺伝子組換え)キット リリー 300単位1キット 1,400.00 劇 抗糖尿病剤 注 2499418G1028 オゼンピック皮下注0.25mgSD セマグルチド(遺伝子組換え)キット ノボ 0.25mg0.5mL1キット 1,547.00 劇 2型糖尿病治療剤 持続性GLP-1受容体作動薬 注 2499418G2024 オゼンピック皮下注0.5mgSD セマグルチド(遺伝子組換え)キット ノボ 0.5mg0.5mL1キット 3,094.00 劇 2型糖尿病治療剤 持続性GLP-1受容体作動薬 注 2499418G3020 オゼンピック皮下注1.0mgSD セマグルチド(遺伝子組換え)キット ノボ 1mg0.5mL1キット 6,188.00 劇 2型糖尿病治療剤 持続性GLP-1受容体作動薬 注 3969501G1023 ソリクア配合注ソロスター インスリン グラルギン(遺伝子組換え)・リキシセナチド配合剤キット サノフィ 1キット 6,497.00 劇 持効型溶解インスリンアナログ製剤/GLP-1受容体作動薬 注 4240404A3027 オニバイド点滴静注43mg イリノテカン塩酸塩水和物注射液(2) 日本セルヴィエ=ヤクルト 43mg10mL1瓶 128,131.00 劇 抗悪性腫瘍剤 注 4291452D1029 エンハーツ点滴静注用100mg トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)注射用 第一三共 100mg1瓶 165,074.00 劇 抗悪性腫瘍剤-抗HER2抗体 注 4291453A1027 ステボロニン点滴静注バッグ9000mg/300mL ボロファラン(10B)注射液 ステラファーマ 9,000mg300mL1袋 444,215.00 抗悪性腫瘍剤 注 4900404X1020 ゾルゲンスマ点滴静注 オナセムノゲン アベパルボベク ノバルティス 1患者当たり 167,077,222.00 ウイルスベクター製品 注 6343455D1020 ボンベンディ静注用1300 ボニコグ アルファ(遺伝子組換え)注射用 シャイアー=武田 1,300国際単位1瓶(溶解液付) 146,288.00 遺伝子組換えヒトvon Willebrand因子製剤

  • 24May
    • ネイリンの服用期間は12週間~服用期間が決まっている薬剤の画像

      ネイリンの服用期間は12週間~服用期間が決まっている薬剤

      5月19日に新医薬品の薬価収載がありましたね。その前に、まずは現場で経験したことを忘れないうちに掲載しておきます。ご存知のように、爪白癬に使われるネイリンには、服用期間が決まっており、12週間となっています。私の薬局で受けた処方が、投与開始から計算してみると、計13週間となる例がありました。担当した薬剤師が、投薬後に気付いて、「疑義照会すべきですか?」と私に聞いてきました。「これは疑義照会やな」ということで疑義照会し、結果、処方日数が1週間減らされました。実際の処方日数は、今回が最後の投与で、28日分→21日分への変更となりました。これは、なかなか気付きにくい例だなと思います。今回の患者さんは、まずはずっと私の薬局に来てくれていたということ。これは大きかったですね。例えば、今回の処方箋を、別の薬局に持って行っていれば、気付けなかったかも知れません。もちろん、お薬手帳を持参されていたので、薬剤師が投与期間を確認していれば、気付いたでしょう。しかし、お薬手帳を持参されない患者さんもいる訳ですからね。また、この患者さんは、ほぼネイリンしか処方されていなかったので、うちのレセコンの薬歴で、投与開始日が、偶然にも一目で分かる状況だったことも大きかったです。ネイリンのような服薬期間が決まっている薬剤については、開始日がすぐに分かるようにしておくべきですね。さて、もし、この処方箋を私が担当していたら、気付いたか? 分かりません(苦笑)。ただ、いつも薬剤の購入という点で、あと○週間だなと考えるので、その時には気付いたでしょうね。「服薬指導のエッセンス」には、「独特な服用法の抗菌薬など」の表を掲載しています。そこに、抗真菌薬として、ネイリンも追加させていただきます。そして、今回新たに、投与期間に決まりのある薬剤を調べてみました。予想通り、ほぼC型肝炎治療薬でした。あとは、ネイリンとチャンピックス(ニコチン依存症治療薬)くらい。簡単な表を作りましたが、C型肝炎治療薬については、すでに表を掲載しているので、あまり意味がなかったです(苦笑)。でも、一応、ここに掲載しておきますね。現状、ネイリンの処方は少ないように思いますが、今後は気を付けようと思います。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。Twitter:https://twitter.com/nao_z_3*****************************************************************************

  • 17May
    • タリビッド耳下用液は2~3分で効果がある?の画像

      タリビッド耳下用液は2~3分で効果がある?

      パクリネタですいません(まぁ、私の記事は実のところ大体そうなのですが…・汗)。この前、私がいつもTwitterで参考にさせていただいている「薬剤師知識bot」さんが、以下のようなつぶやきをしていました。※計40分というのは、20分かな?→Facebookで1日合計40分ということじゃないですかと。そうですね(苦笑)。確かに、点耳の指導箋には「10分耳浴」と書いてあることが多いですよね。ちなみに、うちの薬局で用意しているのは、第一三共さんの指導箋です。そうなんですよね。「耳浴」は10分程度で間違いないんですよね。ちなみに、うちの薬局の近隣の耳鼻科の先生は「5分耳浴」と記載してあります。これなら分かりやすいのですが、実際に、点耳・耳浴時間の指示がない場合もあります。前掲の「薬剤師知識bot」さんのツイートを参照すると、タリビッド耳科用液なら、2~3分でも良いかも知れません。じっとしていられない小児や、朝が忙しい社会人の人に、10分の耳浴をさせるのはなかなか酷です。そこで、タリビッド耳科用液の点耳時間についての論文を探してみました。古いものですが、ありました。以下、サマリーです。全文は以下のリンクで読めます(大きさは大丈夫かな?)。https://www.dropbox.com/s/fp5htj3i2v60qzf/%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%89%E7%82%B9%E8%80%B3%E6%B6%B2.pdf?dl=0以上を参照すると、特に指示がなくて、忙しい人などは、2~3分の点耳でも問題なさそうですね。とにかく、処方箋に耳浴時間の指示がない場合は、医師から指示があったのかを確認すべきです。指示がなかった場合は、それぞれの患者さんに応じて指導して良いのかも知れないですね。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。Twitter:https://twitter.com/nao_z_3*****************************************************************************※長らくAmazonでは在庫不足になっていましたが、ようやっと入荷したようです。

  • 06May
    • アビガンの注意点(添付文書より)

      Twitterなどでは、薬剤師の皆さんも、新型コロナウイルスについてUPされています。私も、いろいろな方の論説を参考にさせていただいています(もちろん専門家の論説)。ただ、最近、読んでいると少し気分が悪くなることがありまして…気が小さいのです(苦笑)。さて、私が新型コロナウイルスについてUPできることなど、全くないのですが、薬剤師なので話題のアビガンについて、添付文書を元に簡単にまとめてみます。と言っても、ご存知の通り、あまり学術的な内容ではありません(苦笑)。ほぼ、添付文書からのパクリですので、ご容赦下さいませ。学術的な内容につきましては、「新薬情報オンライン」さんをお勧めします。https://medicalcampus.jp/di/archives/111ちなみに、このアビガン、ご存知のように適応症は「新型インフルエンザウイルス感染症」です。現状、薬価収載はされておらず、1錠の薬価も不明です。使用にもかなりの制限があり、市中の医師が簡単に処方できる薬剤ではありません。添付文書の承認条件には、以下の記載があります。1)医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。2)本剤の使用実態下における有効性及び安全性について十分な検討が必要であることから、適切な製造販売後調査等を実施すること。3)厚生労働大臣の要請がない限りは、製造販売を行わないこと。4)製造販売する際には、通常のインフルエンザウイルス感染症に使用されることのないよう厳格な流通管理及び十分な安全対策を実施すること。5)本剤の投与が適切と判断される症例のみを対象に、あらかじめ患者又はその家族に有効性及び危険性が文書をもって説明され、文書による同意を得てから初めて投与されるよう、厳格かつ適正な措置を講じること。「いざ」という時のための薬剤であることが分かります。今が「いざ」という時なのですね。今後の国の承認状況によっては、もう少したくさんの病院で処方できるようになるかも知れません。ただ、誰でもが処方できる薬剤にはならないでしょう(なってはならないことです)。処方するのに値する患者さんのみに使われるべきで、「コロナが怖いから処方して」と患者さんが要望して、医師が簡単に処方するようなことはあってはなりません。そのようなことをしてしまうと、まず、安全性という意味で、しっぺ返しを喰らうかも知れません。また、本当に必要な患者さんに行き渡らない可能性が出てきます。簡単に書けば、「アビガンは簡単に院外処方される薬になってはならない」のです。今後、国がどのような条件を提示するか分かりませんが、「入院の状況で使用する」のが原則だと思います。それでは薬剤情報です。アビガン錠200mg【用法・用量】通常、成人には1日目は1回1600mgを1日2回、2日目から5日目は1回600mgを1日2回経口投与する。総投与期間は5日間とすること。※どこかで、大きくて飲むのが大変だったというコメントを見ましたが、錠剤の直径は約8.7mm、厚さは約4.3mm。そこまで大きくはないですね。ただ、1日目は1回1,600mgなので、1回に8錠も飲みます。2日目以降は1回600mgなので3錠ですね。初日は錠数が多くなるので、一気に飲むことは無理でしょう。【使用上の注意】(添付文書は旧様式です)・慎重投与:痛風又は痛風の既往歴のある患者及び高尿酸血症のある患者(血中尿酸値が上昇し、症状が悪化するおそれがある)。※アビガンの「医薬品リスク管理計画書」には、「本剤による血中尿酸値の上昇は、本剤及び代謝物であるM1がOAT1及びOAT3を阻害することによる尿酸の尿細管分泌制御、及びM1のURAT1を介しての尿酸再吸収亢進が起こり、尿酸排出が低下することによるものと考えられている」と記載があります。【妊産婦、授乳婦等への投与】1)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。2)授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させること。※「警告」部分には以下の記載もあります。(女性)妊娠する可能性のある婦人に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認した上で、投与を開始すること。また、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後7日間はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導すること。(男性)本剤は精液中へ移行することから、男性患者に投与する際は、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後7日間まで、性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)するよう指導すること。また、この期間中は妊婦との性交渉を行わせないこと。【高齢者への投与】一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、患者の状態を観察しながら投与すること。薬物相互作用や副作用等は添付文書を参照して下さい。https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/今後、アビガンがどのように使用されるようになるのか、注視したいところです。いずれにしても、市中の病院で安易に処方されることがないことを願うばかりです。

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      フィコンパに細粒剤が登場~未発売

      4月22日に、フィコンパの細粒剤(フィコンパ細粒1%)が薬価収載されました。まだ発売はされていません。これは、1月23日に「てんかんの部分発作に対する単剤療法および4歳以上の小児てんかんの部分発作に対する効能・用法」が追加されたことによります(これまでは併用療法のみ、小児は12歳以上のみ)。https://diweb.medipal.jp/diweb/approval/detail/1579843029(閲覧するには登録が必要です)以下に変更の詳細を示します。【効能・効果】他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の下記発作に対する抗てんかん薬との併用療法〇てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)〇他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法(下線部追加、取り消し線部削除)【用法・用量】○〈部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉・[単剤療法]通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。維持用量は1日1回4~8mgとする。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする。・[併用療法]通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。○〈強直間代発作に用いる場合〉・[併用療法]通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。(下線部追加)あまりにも長すぎて、頭に入ってきません(苦笑)。そこで、添付文書に記載されている表を掲載します。<参考:成人及び12歳以上の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合> 単剤療法 併用療法 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用 − なし あり 投与方法 1日1回就寝前経口投与 1日1回就寝前経口投与 開始用量 2mg/日 2mg/日 漸増間隔 2週間以上 1週間以上 漸増用量 2mg/日 2mg/日 維持用量 4〜8mg/日 4〜8mg/日 8〜12mg/日 最高用量 8mg/日 12mg/日 用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、カルバマゼピン<参考:4歳以上12歳未満の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合> 単剤療法 併用療法 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用 − なし あり 投与方法 1日1回就寝前経口投与 1日1回就寝前経口投与 開始用量 2mg/日 2mg/日 漸増間隔 2週間以上 2週間以上(←成人・12歳以上小児より長い) 漸増用量 2mg/日 2mg/日 維持用量 4〜8mg/日 4〜8mg/日 8〜12mg/日 最高用量 8mg/日 12mg/日 用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、カルバマゼピン※「成人及び12歳以上の小児」と「4歳以上12歳未満の小児」で、用量は同じですが、漸増時の間隔が異なります。<参考:成人及び12歳以上の小児における強直間代発作に用いる場合> 併用療法 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用 なし あり 投与方法 1日1回就寝前経口投与 開始用量 2mg/日 漸増間隔 1週間以上 漸増用量 2mg/日 維持用量 8mg/日 8〜12mg/日 最高用量 12mg/日 用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、カルバマゼピン大丈夫でしょうか?(苦笑)。今回の改訂で、適応は部分発作と強直間代発作に分かれています。・部分発作→単剤療法と併用療法の2つ。4歳以上小児~成人に適応あり。・強直間代発作→併用療法のみ。12歳以上の小児~成人に適応あり。それぞれで維持用量や最高用量には差がありますが、ほぼ・単剤療法または本剤の代謝を促進する抗てんかん薬の併用がない場合→4~8mg/日・本剤の代謝を促進する抗てんかん薬の併用がある場合→8~12mgとなります。ここを頭に入れておけば、大体の処方に対応できると思います(事故が起こらない)。それでは、「服薬指導のエッセンス」掲載表の更新をお願いします。添付文書上の表は上記のように複雑ですが、私の表はサックリです(苦笑)。以下にアクセスすると大きくなります。https://www.dropbox.com/s/mdnk4aiqzc4aeow/%E8%A1%A814-1%20%E6%8A%97%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%8B%E3%82%93%E8%96%AC%E3%81%AE%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%94%A8%E9%87%8F%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91.pdf?dl=0最後に、フィコンパ細粒は、他の新規医薬品と同時に薬価収載されましたが、14日の処方制限はありませんので、ご注意下さい。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。Twitter:https://twitter.com/nao_z_3*****************************************************************************

  • 01May
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      新規抗真菌薬のノクサフィルが発売されました

      4月24日に、 深在性真菌症治療薬のノクサフィル錠が発売されました。https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202002/564270.html(閲覧するには登録が必要です)新薬情報オンラインhttps://medicalcampus.jp/di/archives/591抗真菌薬と言えば、イトリゾール、ジフルカン、ブイフェンドやネイリンをすぐに思い浮かべます。ノクサフィルを含め、構造的にはこれらは「トリアゾール系」で、同じグループです。ただ、適応症には違いがあり、最も処方が多いと思われる爪白癬に適応があるのは、イトリゾール、ネイリン、そして「アリルアミン系」のラミシールの3種となります。今回のノクサフィルの適応は深在性真菌症で、これに適応があるのは他にイトリゾール、ジフルカン、ブイフェンドです。※細かい適応症については添付文書を参照して下さい。さて、ノクサフィルの適応症である深在性真菌症ですが、日経メディカルから抜粋させていただきます。深在性真菌症は、血液疾患領域をはじめとする幅広い領域の患者に見られる、臓器または全身性の感染症であり、早期診断・治療が必要とされる重篤な疾患である。深在性真菌症のリスク因子としては、同種造血幹細胞移植(同種HSCT)や好中球減少などがある。深在性真菌症の診断は容易でなく、一度発症すると予後が不良であるため、同種HSCT後などには抗真菌薬の予防投与を行うことが国内外のガイドラインで推奨されている。以上を考えると、ノクサフィルは市中の薬局で繁用されるような薬剤でないことが分かります。私の薬局では、好中球減少のリスクを抱えた患者さんが何人かおり、深在性真菌症予防のために、主にジフルカン(フルコナゾール)が処方されています。ノクサフィルは、これに替わる薬剤というイメージです。どういう患者さんにノクサフィルが使用されるのか、私は勉強不足で知りません(ごめんなさい)。ただ、薬価を考えても、現在、フルコナゾールが処方されている患者さんは、あえて変更することはないのではないかと予想しています。前置きが長くなりました。それでは、薬剤情報です。ノクサフィル錠100mg【効能・効果】・ 造血幹細胞移植患者又は好中球減少が予測される血液悪性腫瘍患者における深在性真菌症の予防・ 下記の真菌症の治療  フサリウム症、ムーコル症、コクシジオイデス症、クロモブラストミコーシス、菌腫【用法・用量】通常、成人には初日は1回300mgを1日2回、2日目以降は300mgを1日1回経口投与する。【特定の背景を有する患者に関する注意】(抜粋)・生殖能を有する者妊娠可能な女性に対しては、本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。【併用禁忌】 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン配合錠) ジヒドロエルゴタミン メチルエルゴメトリン(パルタンM) エルゴメトリン 麦角中毒を引き起こすおそれがある。 ポサコナゾールの併用により、CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇すると予測される。 シンバスタチン(リポバス) アトルバスタチン(リピトール) 横紋筋融解症を引き起こすおそれがある。 ポサコナゾールの併用により、CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇すると予測される。 ピモジド(オーラップ) キニジン(硫酸キニジン) QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)等の心血管系の重篤な副作用を引き起こすおそれがある。 ポサコナゾールの併用により、CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇すると予測される。 【適用上の注意】・薬剤交付時の注意点本剤は腸溶錠であり、服用にあたっては、分割したり、砕いたり、噛んだりせずに、飲みくだすよう患者に指導すること。それでは「服薬指導のエッセンス」掲載表の更新です。該当するのは「避妊」「妊娠」についての表でした。今回気が付いたのですが、トリアゾール系の抗真菌薬は、全て注意が必要なのですね。新たに追加しておきました。******************************************************************************※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。Twitter:https://twitter.com/nao_z_3*****************************************************************************