続・桜ヶ峠(広島県道71号線) | とある営業マンのブログ

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酔った勢いで、書ける時に一気に続きを書きます。



誤字脱字あっても、どうか脳内変換をいただきご容赦願いたいと。













さて、そもそもの話ですがこの桜ヶ峠、地図ではよく『桜峠』と書かれています。



皆さんはどう読まれたでしょうか。



さて、漢字の読み方の問題です。











正解は『さくらがたお』です。



地元における発音は、抑揚はなく常に平坦な感じです。



母方の郷が近いので、ネイティブな本物の発音だろうと思います。



わたしが幼少の頃はこの山に松茸を採りに、よく連れて行ってもらったものですし、ここに熊が出た!とか、よく騒動になったものです。



そして時がたち、少し知恵が付いたわたしは、“さくらがたお”を『桜形尾』と変換してました。



桜の形をした尾根があるのか!



冷静に考えると意味不明笑



いま文字で書けば簡単に気がつくけど、昔の先入観と土地勘も無かった頃のわたし、全く別のものとして認識していました。



それが一致した今、思うことは一つ。



「今を確かめたい」



祖母が亡くなって数年、一緒に通った30数年前の道を、こんな趣味としてたどることになろうとは。



そんな思い出の道。



それが運命的にも県道だっただけ。



つまらない話でスミマセン。



いつも通りに書きます笑














さて行きましょうかね。






これは前回、最後の写真。


フィードバックして頂けましたか?


これから、そこから先に進みます。




いきなり限界点を超えて既に笑えてくる。


はんぱない。




なんと表現すればいいのか分からぬ。


忘れ物のようなカーブミラー(しかもキレイ)がたくさんある。




鳥肌どころか尿漏れ寸前..笑


カーブミラー、そこに立つかよ..


森と一体となっている。




その後、水田の跡も。


唐突に現れた。







幾年を重ねても尚、形を変えず保たれている姿に感動を覚えた。



この世に生きる我々の範疇では理解できない、何かがあるのは確かだ。







多分ここに家があったのかな?と思った所。






タイルの断片やかけら、配管の名残もあった。



炊事場かお風呂の跡なのかな?






物干しの土台も。


他には何も見当たらなかった。





おぉなんと感動的な..


ちなみにアスファルト舗装です。


これでも笑




 
先に進むと現行の県道に接続する。




そしてすぐに脇道へと。




その先に、言葉にできない感動のご対面。


廃道ヘキサちゃん..


お?後ろの箱は何じゃろか?




傍らにミツバチの巣箱(たぶん廃墟)


需要あれば、ここに突入しますが?笑






ここから先は混沌としてくる。


ちょっと今までとは廃れ具合が激しく違ってきた。





歩けない。


でも歩く。


意地でも歩く。




山蔭になっている場所は、とりあえずは歩ける。


雑草が生えていないのは助かるが、足元はぬかるみに近い。


少しだけ見え隠れするアスファルトを頼りに歩いたつもりだったが、





ヤバい。


道が分からぬ。


いつの間にか道じゃない所を歩いている。





(左中央部)あそこか..


斜面を這い上がる。


崩壊した痕跡は、もはやほとんど分からない。






崩れてたのか..






廃県道に鎮座する岩石。


衝撃的な落石のクラス。
(クラスと変換したらクラスターと一番初めに出てきた。早く落ち着いてほしい。商売上がったりじゃホンマ)


軽自動車並み。






廃道河川と滝。


ここはさすがに歩くのは怖い。


アスファルト下の土が流出している。






江戸時代までは、日本はこんな風景の道ばかりだったんだろう。


ここ桜ヶ峠は街道ではなかったが。






さすがにこれは、先に進む気を失った。


10m歩いてダメだったら引き返そう!


そう思ったのに、





神はいるもんだ。


斜陽の廃道は、ほとんど日光に照らされないものの、一日のほんの一瞬だけ光を受ける。






久しぶりの人工物。



ここだけ何故かきれいにされていた。



焚き火の跡もあった。






廃道たるや、いざここに!



その先は密林に続いていた。






全然昔の記憶が戻らない。



昔は車も走っていたなんて想像もできない。







上部分がない、たぶんカーブミラーのポール。






見捨てられて30年前後くらい。






新道と合流し、一緒に桜ヶ峠へ。



ここが桜ヶ峠の最上部。






道路脇にポール発見。






そこには、なんとなく昔の道があった。






桜の花弁はまだ見えず。






峠を越えた先は桜街道。



まだつぼみだった。



開花まであと少しか。






そしてその先にも。



(プリントアウトした旧地図が写ってしまいましたが)


旧道はその先に伸びていました。






完全に忘れ去られていくだけです。






↑淋しそうな忘れられたポール、見えますか?






もうここで限界です。



祖母との思い出の場所とは、この話で書かなかった廃倉庫、不法投棄の道の先にあったのですが、もう影も形もありませんでした。



仕方ありません。



祖母は笑って草葉の陰から見守ってくれてただろうか。



こんな孫を笑




広島県道71号(広島湯来)線の廃道旅でした。




ご安心ください。




現在の県道は大型トラックさえ走っている、広い道幅が保たれています。




柵のしてある脇道に入らなければ(そしてまたがなければ)、こんな道に入り込みませんのでご心配なく!




さあ、次回は何の話を書こうかな。