いっしょにクラシックギターのレッスンに通ったというからには幼馴染だったんでしょう、グレッグさんはボブことロバート・フィリップとキングクリムゾンを結成して音楽キャリアをスタートさせたわけですが、そのデビューアルバムがビートルズのアビーロードに取って代わってチャートナンバーワンに輝くという、いきなりの快挙を達成しています。本国だけでなくクリムゾンが出す音は、同じA型民族である我々日本人の琴線にも触れるのか、かなり人気があったみたいで、ジョージョーとかいうマンガには「エピタフ」(ファーストアルバム収録曲名)を持った「キングクリムゾン」なんて、そのまんまじゃないか的なキャラが出てきますし、ゲームにもどう考えてもその「エピタフ」の歌詞 Confusion will be my epitaph から取ったとしか思えない「墓碑銘の素晴らしき混乱」なんてのがあるようです。もちろんミュージシャンだって黙っていられるはずもなく、我がフラワートラベリンバンドからザ・ピーナッツに至るまで、様々な人たちが「猫の足、鉄の爪~」(21世紀の精神異常者)とか、「コンフュージョ~ン~」なんて歌ってました。ちなみに僕はA型じゃないもんで・・・とっても残念です。
クリムゾン脱退の後にエマーソン・レイク・アンド・パーマーってのを始めたグレッグさん、3枚目のライブアルバムはムソルグスキーと、アンコールではチャイコフスキーでしたけど、これがまたバカ売れ。その中に「The Sage」って曲があるんですけど、そのギターのイントロ部分を僕が弾くと、毎回必ずサイモンのやろーが「さだまさし~」って叫びますから、たぶんパク・・・似てるんでしょう、知りませんけど。だからやっぱりグレッグさんの音楽シーンに及ぼした影響はかなりのものなんです。
この時代のロックミュージック、殊にプログレと呼ばれていたものの歌詞って、聴けば聴くほど、ってか英語には疎いもんで、訳詞を読めば読むほど意味がわからなくなるんですけど、学生の頃はなんか判ったような気になっちゃてたんですよねぇ、これが。ひょっとすると年を重ねる毎にアホになっているのかもしれません。だけどクリムゾンのデビューアルバムに針を落とす(って懐かしい言い回しですね)と、いきなり「猫の足、鉄の爪~」ですからねぇ・・・今じゃキングクリムゾンの歌詞で意味がわかるのは、4枚目の「Islands」ってアルバムの「Ladies of The Road」くらい。実を言うとあのアルバムは結構好きでひと頃よく聴いてました。あれは録音も良かったし・・・そん時は既にグレッグさんはいなくなっちゃってましたけどね。
はたしてグレッグさんの Epitaph には「Confusion」と刻まれてしまうんでしょうか。合掌。
Greg Lake / The Sage
「Sada」じゃありません。「Sage」です。悪しからず。
PICTURES AT AN EXHIBIT/LAKE & PALM EMERSON
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名盤ですよぉ。
Islands: 30th Anniversary Edition/King Crimson
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グレッグさんはいませんけど。