日々是鍛錬 | 音楽のこと?話しだすと止まんないからなぁ~

音楽のこと?話しだすと止まんないからなぁ~

バッハジミヘンデイトンファンク!
嗜好も思考も偏ってますし、おぼろげな知識と主観で語ってます。違ってたらゴメンナサイ。

うだいぶ以前のことですけど、埼玉の動物園には毎年中国雑技団がやって来て、もの凄い技を披露してくれてました。黒竜江だったり内蒙古だったり、その年によって違うところの人たちだったようですが、みなさんとっても素晴らしい。人間ってのはなんでもできるもんで限界なんかないんじゃないか、しかも僕みたいなブキッチョでオッチョコチョイなんてのはひとりもいないなぁって、そりゃそりゃ見事なパフォーマンスでした。

ただし、これは僕だけの感想なのかもしれませんけど、彼らを観ていてもカラッと晴れ晴れとした爽快感というものはあまり感じられないんですよ。なんとなく彼らの雰囲気から幼い頃の想像を絶する過酷な鍛錬を想像(ん?)してしまい、彼らに対する敬意や賞賛を覚えはしても、心底愉しめるかといえばそのあたりは微妙なものでした。ああなるまでにはきっと辛かったろう、痛かったろう、それに落伍者も犠牲者もかなり出たんだろうなぁ・・・な~んて思っちゃうんですよねぇ・・・う~ん・・・

そこいくとイタリア男児の子供時分からの鍛錬には悲壮感はまったくありません。どうも彼らの場合は、歳端もいかぬうちから女の子に声を掛けるという行為の指導をパパから受けているようで、彼らのモットーはマンジャーレ(食えや)カンターレ(歌えや)アッモ~レ(愛そうぜ)ですから、人生は楽しまなきゃ損するぜってなもん。映画でもアポロ・クリードは「キングオブキング」などとコールされているのに、ロッキー・バルボアの方はといえば「イタリアの種馬」ですから、何をかいわんやといったところ。そういえば孔雀の羽が立派だったり、ヘンな鳥がダンスしたりするのも、ひとえにオネーチャンを口説くためのパフォーマンスだということだそうですから、そこはやっぱり基本中の基本なんでしょう。

そうするとどういう現象が起こるかというと、人間ってのは面白いもんで、イタリア男はみんなみごとにカッコ良くなっちゃうんだから、素晴らしいね。おそらくはクリッとした二重瞼の弱タレ目ってのがドンナ・イターリアの好みなんでしょう、男衆は全員それ。確かにイイおとこ。んで、また見せ方がお上手。顔立ちなんてのはもちろん生まれつきでどうにもなりませんけど、彼らの顔つきには人懐っこさと、適度にエッチな色気があって、とってもいい塩梅。

昔ラジオ聴いてたら、樹木希林って人がトーク相手のことを「女をダマす顔」呼ばわりして、どうも話の様子ではその人二重瞼のクリちゃんだったようで、アタシはアンタみたいな顔嫌いなんて、番組開始早々ジャブ撃ってました。確かにご本人の好みは岸田森に内田裕也で、おふたりともみごとな切れ長一重ですからねぇ。でもわざわざそんなことを言うからには、やっぱり女ダマすにゃなんたって二重のクリちゃんの方が国際的に有利なんですよ、きっと。

なんでこんなことを書いてるのかっていうとね、10日くらい前にイタリアの首相が辞任したんですけど、その写真(下)が実にカッコいいんですよ、ほとんど映画。政治家とSPなんでしょうけど、その彼らでこうなんですからねぇ。いや、ビックリですよ。

しかしまあそう言っちゃナンだけど、女の人ってなんで見るからに真面目そうな男よりも、いい加減そうなやろーを好むんですかね。僕みたいな謹厳実直紳士などは立つ瀬がありませんよ。ただね、僕は思うんですけど、女性の場合は経験上・・・あ、自分のじゃなくて他人様の経験ですけど・・・見かけ華やかでいかにも遊んでる風な娘のほうが実際には案外真面目で、じみ~な感じの女の子の方がイロイロと頑張っていらっしゃるような気がいたしますですから、ってことは、どうせ男も同じでしょう。見かけがオンナ騙しそうな男ほど誠実なのかもしれませんよ。そりゃあ見かけがそうで、中身もそうだったら収拾がつきませんからね・・・たまにはそういうヤツもおるけど。

いずれにしても、男がカッコよくなりたいと思ったら、そこら中でおねーちゃん口説くのが一番の近道ってことでしょうね。現在のパートナーにだって、カッコよくなくなればバイバイされちゃうかもしれません。女なんて薄情だからね。だからそうされないためにも、年がら年中オネーチャン口説きまわって鍛錬するしかありません。ただ、これだけはどうしても申し上げておきたいのでございますが、ハナっから女性を騙そうなんて男は絶対におりませんで、結果において貴女様の思惑とは異なってしまわれた場合におかれましてもですね、それは男のほうもこんなはずじゃなかったと思うが故の結果なのでございますから、そこは何卒ひとつご了承の上、決して恨んだりしないでちょうだいね。ね。・・・ね。



Mina & Alberto Lupo / Parole Parole

口先だけ口先だけって・・・そう言われちゃうとねぇ・・・