で、川西市から来院されたフレンチブルさん、3歳
当院では、コロナの頃から完全予約診察で、外から丸見えだけど、公園の見える気持ち良い待合室で診察をしているので
診察が延びると、二組の患者さんが
一緒に診察室にいる時があります。
犬と猫ちゃんやうさぎさん等、犬嫌いのワンちゃんとかは、時間帯で重ならないよう、出来るだけ予約の時に気を付けています。
今回は、偶然川西市の、しかも耳で来れた飼い主さん同士が重なりました。
高速道路だと50分位
一般道だと一時間位の場所です
片方の方は1歳の時に耳で来院されて、
すでに鼓膜が破れておられ、今回鼓膜が再生したプードルさん
新規の方は、3歳のフレンチブルさんです。
こうやって、似た状況の飼い主さん同士、私達がワンちゃんの検査の時とか
席を外す時に、お話することが
一番飼い主さんにとって役に立つのでは?と思って、コロナが落ち着いても この診察パターンを続けています。
このアイデアは、私が25年前位に勉強し始めたアドラー心理学からいただきました。アドラー心理学会にも入って
15年間位のめり込んでいました。
私は、日本にアドラー心理学を初めて導入した、野田俊作先生達から学びました。
「嫌われる勇気」の著者の先生も、本を読むと同じ場所で勉強されていたようです。
先生がセミナーをされる時も、
畳敷きの部屋だったので、皆で畳に座って聞いていました。
預けられず、私の当時小さい子供を連れていくしか無かった時も皆さんに迷惑が最小限になるようにと、隣の部屋の畳敷きの事務室で、先生の講演を聞かせていただいてました。
野田先生曰く、アドラーさんは、当時お金が無くて、診察室のドアを付けられ無かったそうです。
だから他の人の悩み相談が、他の人に丸聞こえになっていたそうです。
他人の悩みは、実は他の人の悩みと被っていたり、参考になることが多いから、
そこから「アドラー心理学のオープンカウンセリング」はスタートしたとお聞きしました。
当院は、他院から来院される場合
歯か皮膚、耳となりますので、他院で受診された時のお話しが、とても似ていたりして私もとても参考になります。
いくら、私や看護師さんたちが「この治療はとても良いですよ!」と言っても宣伝や押しつけに聞こえることもあるだろうし
飼い主さん同士の生の声が、特に私達が聞いて居ない時の方が、本音で
何倍も飼い主には伝わるだろーと思っています。
さて、このフレンチさんの診断名は
今は落ち着いておられ、症状は無い!
なのに、良く来院されましたね!
一見、外からとても耳は綺麗なのです。
でも、耳ビデオオトスコープで耳の鼓膜等診察すると
鼓膜は、分泌物で詰まりまくっていました
飼い主さんの、第六感スゴイなぁー
このフレンチブルさんの鼻もね
鼻腔狭窄で、拡げる手術が必要です
因みにうちのゴールデンの鼻だと
鼻からの呼吸も妨げられて
将来的に、心臓や肺にも負担がかかってくるんです。
可愛いけど、息を吸うのも大変な
フレンチブルさん達は多い
耳や歯の悪いフレンチさんも多い
でも、できたら生後1歳までの
早期に耳を、ビデオオトスコープで検査治療したら、早く良くなることが多いし、
歯周病が最初は母犬から感染する(人だと胎盤や産道から歯周病菌がの論文も)ことから、母親犬の歯や耳を綺麗にすると、犬猫達の子供も健康でいられると
確信しています。
レッツ予防獣医学!
診断名つけても、治さないと!
この飼い主達の、直感を
日本中、世界中に拡めたい!
その為には、YouTubeより
インスタグラムなのかな?
Xのスペースでお喋り?
全部やれーですか?!
アイデア募集しております!
とりあえず私は、この体験を
日本中の飼い主さん達に拡めたいと思って、 今はお休みの時にセミナー講師をすることを目指しています
エビデンスは後世に頼んで、診断名も
他院に任せ
予防や治すことを、私の身体の続く限りいけるとこまでやりたい
後輩達を育てたい!
飼い主さん達の、
もっと早く知りたかった
を届ける人が、これからの目標です。
飼い主さん、良いアイデアお願いいたします
そして、色々な場所から
忙しい中、勇気を出して
来て下さって、ありがとう
元気に暮らしてほしい!
その気持ちに答えられるよう
良く寝て、頭と腕を動かします!
スタッフも、麻酔のある前の日は
良く寝ます!と言ってくれています
命を守るには、私達の第六感まで
研ぎ澄ませて、体感することなので
あとは、麻酔機械のメンテナンスと
お勉強
なので、夜間救急は基本受け付ていません
ごめんなさい!
入院の子は、入院室の横で添い寝しますから、ご安心下さい