【Uりんの居住地校交流に親子で参加】
「居住地校交流」とは、その名の通り、Uりんが健常児だったら就学するはずだった校区の小学校へ お邪魔して、
その学校の支援学級や同学年の健常児の お友達と交流を持とう という行事で、
年に1~2回、Uりんの養護学校の先生と地域の小学校の先生とが一緒になって計画・実施してくださるものです。
親子で参加するこの行事の意義を、これまでも頭の中では分かっていたつもりでしたが、
やはり身体知的重複障害児の我が子と健常児で定型発達の児童たちとの
あまりにも歴然として見せられる あらゆる差異に、毎度 多少なりともショックを受ける自分を自覚するのが嫌で、
今までは なんとなく乗り気で参加することが出来なかった私でしたが、このところ すっかり考えを改めました。
Uりんは、この先も ずっと、健常者が多数いる、健常者が構築してきた社会の中で、いろいろなサポートを受けながら生きていくことになるでしょう。
となれば、健常児たちに世の中には こういう子も居るのだよ ということを もっと知ってもらわなくて なりません。
人は自分が知らないこと、経験していないことには、恐れや不安を抱くものです。
身近な人々が健常者ばかりで、日頃から障害者の存在を感じることもなく過ごしている人々の前に、
突然 障害者が現れたらならば、どう接して良いのか分からず扱いを迷う気持ちから、避けられたり嫌がられたりすることも生じてしまうかもしれません。
ということで、Uりんが健常児たちの輪の中へ入っていく経験は、Uりんにとっても迎えてくれる健常児の お友達にとっても、双方に貴重な機会となるはずだ!と思えた今年度は、
Uりん本人も私自身も、今日の日を楽しみに、いろいろ準備を重ねて(←日時のスケジューリング、各種 持ち物の用意、挨拶のリハーサル(笑)など、準備は なんと年度当初の4月から始まるのです)迎えたのでした。
おかげさまで、地域校の先生方も とても良く準備をしてくださっていて、本当にウェルカムな雰囲気の中で過ごさせていただき、それが とても ありがたくて感激しました。
授業の最後には、お邪魔したクラスの お友達から「3学期にも ぜひ また来てください!」と言っていただいて、Uりんも「あいっ!」と元気よく返事が出来ました。
普段より ずっと緊張度の高い状態で、半日が費やされる行事なので、少し疲れは あるものの、親子共に良い経験となりました。
居住地校の先生方、お邪魔したクラスの皆さん、Uりん養護学校の担任先生、本日は お世話になり、どうも ありがとうございました。