昭和40年代前半に作ったのが最後だとか。
元々は下座音楽「露は尾花」で塩瀬の帯を
考えていました
「露は尾花」 歌舞伎のだんまりの場面
♪ 露は尾花と寝たと言う
尾花は露と寝ぬと言う
あれ 寝たと言う 寝ぬと言う
露が穂出て現れた
下絵が出来た段階で父が「無双にしよう」と
聞くとしばらく作っていないからと
太鼓の図柄は月を背にススキの穂に露。
紗の表地には(尾花)ススキを描き、
裏地はは月を金箔、露を銀箔にしました
紗の裏地、透けています
キンキラで風情のない「月」
仕立てるともう少しはっきりすると
思うのですが
キンキラ感がなくなって「お月さま」って
感じになりました
♪ 月は清水と寝たと言う
清水は月と寝ぬと言う
あれ 寝たと言う 寝ぬと言う
月が田毎に現れた
前帯は表地に田圃を描き、裏地には太鼓
の月が田毎の月として映り込む図柄なの
ですが…
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出品しておりますので会場で手に取って
ご覧下さい
単なる宣伝ですね