この記事は平成26年のものです
日本橋にある三重県のアンテナショップ
「三重テラス」で伊勢型紙展が開催され
ています(平成26年9月22日月曜日まで)
伊勢型紙は小紋や浴衣等に文様を染める
為の道具で型紙は美濃和紙を三層に重ね
て柿渋を塗る、天日で干す、燻すを繰り
返して作られます
映像によるわかり易い紹介もあります
図案により縞彫り・突彫り・道具彫り・
錐彫りの技法があり昨日は縞彫りの実演
がありました
非常に細かい根気のいる作業です
着物需要の減少は伊勢型紙にとり需要の
減少でもあり、今はインテリアアートや
小物などの商品開発をしています
個人的には先月もご紹介した照明器具が
印象的でした
会場にはしおりや色紙・額縁・パネル等
飾られた小品、新作デザインの型紙から
印伝の札入れ・名刺入れ・印鑑ケース、
勿論照明スタンド等が展示されています
毎日先着50名でLED型紙あかり制作体験
もありました
需要がなければ伝統的技術は途絶えてし
まいます。こんな素晴らしい技術がある
という事を若い世代へ伝えたいですね
福田屋も数百枚あった型紙が職人の廃業
や劣化により10数枚まで減ってしまいま
した。小紋も昔ほど売れなくなったので
むやみに在庫を増やす事出来ません
店で染めた小紋で足りなければ問屋から
仕入れれば足りてしまいますからこの10年
ちょっとは新しい型紙を作っていません
少し頑張って新しい型紙を作りますかな
伊勢型紙の本分は型染めにありますから
来年はもう少し早目に来ないとダメですね
伊勢型紙展 2015 東京展
開催はいつかな?