京都の南端、奈良県との府県境にある浄瑠璃寺
のどかな山里、日本の原風景を思わせる長閑な
ところ
奈良からのバス便は1日6便、関西本線加茂駅
からのバス便は1日8便、他の観光地と比べる
と不便なところです
高校生の時に参拝したいと思ったのですがバス
の時間が合わずに諦めた事がありました
でも、その不便さのお陰で静かな祈りの空間が
保てると思います
不便な立地と言いながら午前中に団体参拝が
2組、お陰でご住職のお話を一緒に伺うこと
が出来ました
ご住職のお話によると
平安時代にはかなり作られたという九体阿弥陀
如来像もその時代のものはここ浄瑠璃寺だけ
(東京の九品仏浄真寺は江戸時代)
九体弥陀堂(国宝)は境内の西側に東向きに、
三重塔(国宝)は境内東側に西向きに建てら
れています
太陽の昇る東方は浄瑠璃浄土で薬師如来さま
太陽の沈む西方は極楽浄土で阿弥陀如来さま
まず、三重塔の薬師如来様をお参りしてから
阿弥陀如来様をお参りするそうです
(境内に入ると阿弥陀堂の参観入口の矢印が
あり阿弥陀様を先にお参りしてしまいました)
奈良・平安の頃迄はお堂は外からお参りする
のが前提で仏さまの正面には扉があり外から
お参り出来る様になっているとの事。つまり
お堂は仏さまのお厨子なのでお堂の中は人が
大勢入れる程広くないそうです
鎌倉時代になるとお堂が広くなり中に入って
お参りする様になったそうです
なるほど、なるほど
東大寺の法華堂は鎌倉時代に礼堂が増築され
たのはその影響か?などと勝手に考えたり・・・
阿弥陀堂は砂利を踏む音、外の話し声が良く
聞こえます。静かにお参りしたいので団体の
方達が帰られるのを待っていたらバスの時間
が過ぎてしまいました
次のバスまで2時間もあり、阿弥陀堂で充分
静かな時を過ごしました、何とも贅沢。
門前に風情のある土塀と茅葺き屋根の古民家
「あ志び乃」がありとろろそばを頂きました
とろろ、山菜、胡麻豆腐、美味しく頂きました
でも本当は
まろさんのブログ 「着物LOVERS」
で拝見した手打ちそば「吉祥庵」のお茶室に
上がりたかったのですが生憎の定休日
お茶室風情を味わうのはまたの機会にします
吉祥庵の室内については
まろさんのブログ
http://ameblo.jp/kimonolovers365/entry-11838740050.html
帰りは土産物店でこんにゃくと切干大根と
お茶を買いました。こんにゃくがいい歯応え
で美味しかった
農産物の直売がなかったのは残念