高野山の奥社 立里荒神 | naosukeのきままなブログ

naosukeのきままなブログ

和物好きな、服飾系店番人の日々の気づきや発見、さまざまなことを気ままにつづっています。
くいしんぼうなので、食べ物にも興味深々(p_-)


naosukeのきままなブログ-立里①

12月中旬の高野山は雪雪がちらつき、観光客も

少なく、静かなお山で混雑嫌いの私にはうれしい

環境でした。


高野山の奥社である立里荒神のお札を母に頼ま

れていました。奥社は奥の院のそばにあるものと

勝手に思い込んでいましたが、高野山駅から予約



naosukeのきままなブログ-立里②


制の急行バスで約35キロ1時間(一日2便のみ)も

かかるまったく別のかなり不便な場所でした。時間

が無ければ行かなくてもいいと言われていましたが、


人が行かないところに「何か?」を期待するタイプ

なので不便であっても折角の機会と行って来ました。



naosukeのきままなブログ-立里③



荒神社(こうじんじゃ)立里荒神(たてりこうじん)とも


ご祭神は  火産霊神(ほむすびのかみ)
      誉田別命(ほんだわけのみこと)


標高1260mの荒神岳にあってくもり雲海の名所くもり
らしいです。メラメラ火の神様メラメラかまどの神様をお祀り

しているため、料理店等火を使う人、商売人の人達の


信仰を集めているそうです。こんな不便なところなので

参拝者は少ないのでは思いましたが、バスには参拝客

が結構乗っていて信仰を集めていることが分かりました。


手水も凍る雪の結晶、石段も凍る雪の結晶寒い山頂でお参りをして

清々しい気持ちになりました。でも本来は厳しい山道を

歩いて走る人ようやく辿り着く場所です。安易にバスバス

ピューDASH!と行っては申し訳ないような・・・



naosukeのきままなブログ-立里④



神社の長い案内を私なりに要約すると、
弘法大師が高野山を開く地鎮の法を修行をしている

時、天地振動して東方より黒雲と共に、この荒神ヶ岳


に住むという夜叉神が現れて、曰く、一心に我を祭れ

三宝荒神となって必ず大願を成就させると。弘法

大師は板に三宝荒神を描いて本尊として勧進した。


その後、高野山の伽藍が無事に建立され、弘法大師

は毎月荒神社に生涯参詣したといいます。



帰りに拝殿でお祓いをしてもらい、少し待ったら帰りの

バスが来ました。これに乗り遅れたら大変ですから。