痔主さん?
小痔主さん・・・ずっとそう思い込んでいた
もう十年以上から、初冬の頃
気温がぐっと下がり、水分の摂取量が減る頃
「久しぶり!」とばかりに症状が出る・・・トイレで
じわりと出血があるのだった。
「また来たか!」と薬局に行っては痔疾用の座薬を買って
まあ、数日すればスッキリとしてしまうから
これが体からの重要な警告だと気が付かずに。。。
時は過ぎて
再来年には還暦を迎える年齢になり
サボり気味の健康診断も真面目に受けようねと
家内と話し合った直後だった
「久しぶり!」と珍しく「夏」に
お客さんがやって来た・・・寒くなる頃のハズなのに
少し「痔」疾患が悪化したかな?と軽く考えて
毎度の座薬で処置をした・・つもりだった。
そろそろ梅雨を迎えようかという頃
懇意のお客さんが来訪
もう20年の付き合いだ・・・
「元気にしてた?」
「うん、実はねチョイとシンドかったんだわ」
「どうしたの?」
「ある日、急激に体調が悪くなって発熱と " 下血 "して」
「え?」👀
「緊急入院してさ、大腸ポリープから出血で緊急手術」
ギクッ!とした
何故なら毎年の「お客さん」が珍しく夏にやっきて
出血の具合も悪化していたからだ。
先の話を聞いたもんだから
これは少しマズイな・・・俺もひょっとして
今思えば、そんな会話が無ければ
座薬で散らして居ただろう
事実を知るのが怖くてね
でも「虫の知らせ」ってあるんだね
そして大◯◯
自分の身体の事だから
自分が一番よくわかってる・・・
だが、自分の身体の事だから
事実を知るのが怖い・・・
偽らざる心境かと思う。。。少なくとも私は
いつもの朝、いつもの仕事環境
積み上がった仕事をこなすべく段取りを組む
そして何気なくトイレで用を足した時
お尻に言いようの無い不快感を感じた瞬間
大量に出血をしてしまった。
これは尋常じゃない!
悪い予感は当たるものだ・・・
「ちょっと!あんた!トイレで何があった?」
家内が血相を変えて仕事場に飛び込んできた
「ひどく出血しちゃった・・・」
「あんた!すぐにクリニックに行って!」
かかりつけのクリニックへ予め電話を入れておく・・・
いつも柔らかい声のドクターだが
少し緊張を持った声に変わった
「紹介状を書きますから、大病院で精密検査を行ってください」
もう一度繰り返す
悪い予感はあたるものだ・・・