もう週末ですね・・・一週間が早いなあ。。。
秋が深まって
陽が短くなると一日の終わりも早く感じてしまいますね
こうして、あっという間に今年も終わるんだろうなあ・・・
と、感慨にふけっている間もなく
忙しくさせて頂いています
トヨタクラウンのエンジンコンピューターを修理
分解途中で、消耗度合いの高い部品は
それぞれチェックをしながら進めていくのですが
チェック度の高い「トランジスター」
おなじみ三本足のデバイス
信号を増幅したり、スイッチON/OFFをしたり
車載コンピューターでは一番の「力仕事」を担っています。
今回も組付け途中でコイツをチェック
これまで数多のトヨタ製(Denso製?)コンピューターを
観察してきたのですが・・・
実装されているトランジスターが例外なく
「あり得ない程の実測値」を叩き出すのです。
実はトランジスターって
製造時のバラ付きが大きくって
半導体メーカーも苦慮してきた「裏事情」があります。
同じ型番でも、やはり当たり外れが有り
市場に出る手前で「ランク分け」がされているんですね。
ちょっと電子工作に詳しいかたなら
Jランク
Rランク
Kランク なんてメモが型番後ろに付いている事に
お気づきかと思いますが
これが製造の当たり外れによる「ランク分け」の目安です。
ただ、ここで勘違いしてほしくないのは
ランク分けが低いからといって不良品ではなく
一定の性能テストをパスしている訳ですから
機能的に問題はありませんです。
ランク分けの要素として
大きいのは「増幅率」という
トランジスタの基本性能を数値が表したもので
HFE hfe エイチエフイーって言います。
hfeだけが性能の全てではありませんが
車で言うと「〇〇馬力」と似ているでしょうか・・・
これがランク分けの基準になるそうです。
さて話を戻して・・・
今回も専用の装置でhfeを確認します。
hfe=320
この数字だけではピンと来ないと思いますが
今回のトランスタのカタログ値は hfe=100 以上です。
測定条件はやや異なりますが
という測定値です。
同様のトランジスタ-を予備に持っているのですが
Kランク(最高ランク)で hfe=276
これでも超優秀です。2.7倍ですから
この「あり得ない測定値」が例外なく認められる事から
当時のトヨタは
「電子部品ひとつにまで徹底的に拘る」
姿勢だったのではと推測しています。
ってか、Kランク以上の物って存在しないハズ・・・(笑)
Tランクってかな?
恐らくトヨタは半導体メーカーに
最低でもKランク以上、もしくは当社基準値を満足するもの
という一線を敷いていたのでしょう。
それを、膨大なロットで押さえるか
仕入れ価格に「色」を付けて買っていたか・・・
そこまでは分かりませんが
こんな小さな追求を重ねて重ねて
日本車の高性能への礎となっていると考えます。
がんばれ日本!
最近のトヨタは。。。もうちとガンバレ!






