BMW Mini R50 始動不能に陥る・・・ | なおそうやのブログ

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使い捨ての時代に逆行し
 「買わない」「捨てない」「諦めない」をテーマに
展開するエコロジカルなブログ

 

Miniと言うクルマ

走行性能の高さと遊び心に溢れたデザインで

ここ日本でもひとつのジャンルを定着させました。

 

 

今回は2000年式、BMW Mini 初期型のR50

出先でエンジン始動ができなくなり、ショップさんへ搬送。

 

トラブルシュートの結果・・・

イモビライザーの故障ではないかとの判断でした。

 

この頃から、盗難防止装置であるイモビライザーの装着が

全メーカーで推し進められ、このMiniもイモビライザーを装備しています。

盗難防止策として、強力な力を発揮するイモビライザーでありますが

これがヘソを曲げると・・何をやってもエンジンがかからない。

 

オーナーさんも、搬送業者さんも、そしてショップさんも本当に困るんです。

Miniって言っても、現代のMiniはぜんぜんMiniじゃありませんから・・・

 

輸入車もエンジン止まれば鉄の箱

 

さて、搬送先のショップさんから依頼を受け

詳細を確認しつつ、問題とされているイモビライザーユニットとカギ

念の為、エンジンコンピューターも併せて送って頂きました。

 

 「イモビライザーの許可信号がエンジンに伝わっていない」旨が

診断機での診断結果に出ています。

 

どこかで「エンジン始動OK」サインが途切れている様子。

ショップさんはイモビライザー本体の故障との読みを強めているご意見でした。

困ったことに、そうであった場合・・・ディーラーからの部品販売は禁止されているそうで

最悪の場合は、どう対処したら良いかを非常に気にされていました。

 

大丈夫ですよ、いざとなったら対処できますから

 

いずれにしても、本当にイモビライザー本体の故障なのか?を

切り分ける必要があります。

 

イモビライザーユニット
BMWの初期型EWSというタイプ
ここでカギの良否判定を行って、エンジンコンピューターで指示を出します。
 

専用のテストベンチでイモビライザーがカギをどのように認識しているかを

調べます

判定は ○ 

イモビライザーはカギを正常に認識して「始動OK信号」を出しています。

 

これでショップさんが懸念していた点はクリアとなりました。

 

イモビライザーに問題は無い・・・さて、どうしたものか・・・

もう一度、配線図を詳しく見て盗難防止装置の概要を洗い直します。

 

ここで浮上したのが、エンジンコンピューターの信号受領の問題です。

 

イモビライザーはシロ

配線・コネクタも良好・・・

そうなると信号受けをする側に何か問題があるのか?

 

実は、この流れは

相談を受けた時から、ある程度「読んで」いました。

その為に「エンジンコンピューターも一緒に」とお願いをしていたのです。

 

 

 

同時にお預かりをしたエンジンコンピューターを開けております。

(コットン100%の綿棒は付属いたしません)

 

シーメンス製 "EMS2.0 "という海外郵便のような名称です。

 

回路を追って行くと・・・「あ、あった!」

あったのは、イモビライザーからの信号を受信する装置。

装置といっても、基板上にちょこんと載っている部品ですが

その故障頻度が高いことを経験上わかっていました。

 

担当ショップさんの承諾を得て

部品手配を進めます。

 

数日後、部品交換を終え

前に点検をすませておいたイモビライザーと共に返送。

 

実車に装着した結果  「良好」 

 

イモビライザーとエンジンコンピューターの通信も復活し

Miniは元気になりました。

 

 

苦労してきた(?)経験値が

時には役立つものだと・・・

今回はクリーンヒットが出せてホッとしたのでありました。

 

 

良かったなあと思っていたのは束の間

違うMiniで始動不能の事案が発生!今回はR56という

進化系のモデルです。

また手強い相手が出現しました・・・現在格闘中です。