不幸中の「不幸」か「幸いか」 | なおそうやのブログ

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使い捨ての時代に逆行し
 「買わない」「捨てない」「諦めない」をテーマに
展開するエコロジカルなブログ

お仕事の話です・・・

 

懇意にして頂いている業者様からのSOS

 

2006年式 メルセデス・ベンツw221 S550

 

 

 

 

フロント部、小破でボディショップさんから

ウインカー点灯不具合等のマイナートラブルのため

「転院」走行中、突然のエンジンストール・・・

 

2トン超えの大物ですから

路上でストップしてしまったら、こりゃ大変。

人力ではまんじりとも動かず

牽引ロープで何とか引っ張り届けたそうです。

 

エンストの原因は「ECUの故障」

エンジンコンピューターのことです。

 

修理作業中の新たな故障って

業者間でトラブルになりやすいんです。

でも・・・起こってしまった事実は事実

 

 

 

 

Bosch製のME9.7という型式のECU

 

 

お預りした瞬間

ムムッ クッサー!!」

あの基板が焼損した時の香り・・・分かる人には分かる??

 

 

何とか修復を試みて

関係している業者さんのフトコロに優しくなるように

したいものですが。。。

 

 

 

開腹の図 蓋は相変わらず

「開けるなよ・・・絶対開けるなよ」と言わんばかりに

ガチガチに接着されています。

 

 

 

軽微な損傷で済んで・・・はくれませんでした。

 

 

 

 

あ"ぁ・・・だめだコリャ。

 

 

電解コンデンサの液漏れが原因か?

それすら分析不可能なレベル。

大ショート発生!

 

 

ECUは残念ながら修復不可能と判断しました。

 

 

ディーラーさんでは恐らく新品交換で数十万円

もしくは営業が新車のカタログを持ってささやくか・・・

 

 

しかし、ココからが頑張りどころ

 

 

コンディションの良い中古を利用する!

 

 

とは言っても、中古のECUを買ってきてポンと付けても

今時のクルマはエンジンがかかりません。

複雑なデータシステムが搭載されていて

「コレ、ちがう部品ですわ」と判断されてしまいます。

 

そこを何とかするのが我々のお仕事で

このところお仲間も

アチョー、ハロホロヒレー、アベシ

 

と気合が入っていらっしゃいますので

私も「たわばっ!」と負けずに頑張ります。

 

 

 

 

何とかプログラミングアダプターVer3とやらを使って

焼損したECUのデータセーブを試みます。

 

 

基板の具合が深刻な状態でしたので

データセーブできるかが今回のポイントでしたが

ギリギリセーフだったようで

データは破壊されず残ってくれておりました。

 

 

あとは「ピコピコピコっと・・・」いうワケにはいきませんが

手配をしてあった中古ECUにデータを保存して

最終確認作業となります。

 

 

事故修理作業中、不慮の新たな故障発生

これは不幸中の「不幸」でしたが

データ救出、中古利用ができたことは

「幸い」であったと言えましょう。

 

 

「快調に走ってます」との知らせを受けて

一件落着。

 

今は、元気に復活して

不幸なトラブルも忘却の彼方へ・・・

 

作業場でわずかに残る

焦げたニオイだけが。。。

 

フッ・・・ジョー      まだクッサイぜ・・・