ヘッドライトテスターのリモコンなおそうや! - 完結編 ー | なおそうやのブログ

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使い捨ての時代に逆行し
 「買わない」「捨てない」「諦めない」をテーマに
展開するエコロジカルなブログ


いきなり「初夏」の陽気になりましたね。
4月上旬は雨ばかりで肌寒く
天地異変が起こるかと思いましたが
ちゃんと辻褄が合ってくる(笑)自然ってすごい。

●ジャポニカの復活?

「表紙が昆虫のノートはありか、なしか」

以前 とりあげた「ジャポニカの決断」から幾月日が経ち
昆虫の表紙に復活リクエストが多数寄せられたそうですね。

http://news.livedoor.com/article/detail/10057463/


なんでも、アマゾンで異例の国民投票 (  ゚ ▽ ゚ ;) が
行われるそうで、一票でも多かった表紙が復活されるとか・・・


何だか斜め上の盛り上がり方ではありますが
私も一票を投じることにしましょう!


アゲハチョウかカブトムシですかね?
あなたならどうする??


●リモコン最終仕上げ



さて、前回苦戦を強いられた
ヘッドライトテスターリモコン修理ですが
お客様の手元へ一旦お返し・・



「抜群に効くようになったよー」
と良い返事を頂きました。
正直「ホッと」する瞬間です。



あくる日にご返却を頂き
修理費用の確認を済ませて仕上げに取り掛かります。



基盤表面の実装部品を仮止めから
本付けにし、しっかりハンダを盛っておきます。
この辺りは前回の画像と同じようなものですので
画層は割愛します。
いや・・・決して撮り忘れていません。



●メンブレンのオーバーホール


メンブレンスイッチってご存じですか?
テレビリモコンやゲームコントローラー・・
お手元のPCキーボードにも用いられている
「導電ゴムスイッチ」でおます。


コストが安く済む、タッチが柔らかい等の長所がありますが

・寿命が短い
・劣化したらアウト

こんなデメリットも有ります。


寿命が短いといっても
数万回のオンオフは楽に耐えますので
通常のテレビリモコンや、PCキーボード等でしたら
本体の寿命が先に来てしまうレベルです。


但し、寿命が尽きると
「交換するしかない」
これが、今回のテーマ。。。


前回でも触れましたように
毎日、ホコリだらけ油だらけの現場で
酷使されるメンブレンスイッチは
通常のTVリモコンとは桁違いに過酷な環境で
使用されることになります。


当然、機械(ヘッドライトテスター)本体の寿命よりも
早く寿命が来たわけで・・・


設計は二歩三歩、先をみて行うものだ シャア・アズナブル


現場の事をよく分かっていない部署が設計すると
室内のテレビリモコンに毛が生えたようなものでOKとなるわけですね。
あ・・・毛も生えてないや。


その結果、効きの悪いボタンが多発して
アルミテープで導通を確保するという
苦闘をユーザーがしなくてはならないのです。


依頼者さまは
この点も気がかりなようで
「この補修で長く持ちますか?」と尋ねられてきました。


この補修方法はネットでもよく掲載されていまして
決して間違いではありません。
しかし「長くは持たない」ですね。


なぜなら、基板側には
電機を通す塗料が塗られていて
そこを導電性ゴムがまたぐように導通することで
「スイッチON」となるわけですが・・・


塗料よりも、アルミのほうが硬い


するとどうなるか・・・
導電性塗料がどんどん削れて無くなってしまいます。
つまり、基盤側が長くは持たないことになります。


あと少しだけ使えれば良い。


この考えながらアルミテープ補修もありですが
今回は実務に重要な設備のリモコンですから
当面は安定して稼働する必要があります。


今回は気合を入れて修理しましょうか・・・


依頼者様にご承諾を頂いて
前代未聞(笑)のメンブレンオーバーホールを行います。


実は、この修理をお引き受けした時点で
内部を観察しながら・・・


「汎用性のあるケースや基盤だな」と気がついていました。


つまり、何かの流用品か
OEM製品であると「勘」が働いたのです。


暇をみて
ネットで画像検索を重ねると


「あ、これは・・・」


今回修理を施しているものと酷似しているモノを
見つけたのでした。

どうやら、リモコンは
シャー◯製だと判明。
なるほど、内部のプロセッサもシャー◯製だったしね。


これは入手できれば、メンブレンの交換ができるかも?


しかし、推定15年以上前のリモコンで
新品なんて入手できるワケないです。


半ば諦めモードに入っていた私でしたが
気分転換にいつものジャンク巡りに
ハー◯オフさんへ足を向けた時
「そういえば・・リモコンのジャンクが山のようにあったな」
青箱をガサゴソと漁ってみると


あったんだな・・・コレがぁぁっぁ!!!



コレが運命?いや執念の成果というものでしょうか?
オマケに「グッドコンディションキラキラ黄オレンジ



これで役者は揃った!



早速バラします。
中身も似てる。




摩耗したメンブレンをナイフで慎重にそぎ落とします。




長らくお勤めご苦労様でした。




ドナーリモコンから
メンブレンを取外します。


ここで問題になるのは
「どのように接着するか」です。



リモコンのボタンは「シリコンゴム」でできています。
あの「グニャグニャゴム」ですね。


実はシリコンゴムは
「接着できない材質のトップクラス」でして
今回の作業での課題でした。



以前から気になっていた


難接着部材向けの
瞬間接着剤「PPX」です。
シリコーンゴムや、これまた「くっつかねエ」代表の
ポリプロピレン等が接着できるという
謳い文句の一品。
ちょっと高いけど・・・



接着箇所にプライマーを塗布した後
通常通りに接着作業をします。


結果 : 接着性良好!



瞬間接着剤も、少し配合が違うようです。
シアノアクリレートのツンとした匂いが無い。
ケースもちょっとカッコイイじゃねーか。




かくして、メンブレンの貼替えは無事終了!


ボタンの反応も蘇り
外見以外は殆ど修復ができました!


一時は苦しい状況にも陥りましたが
貴重なリモコンの修復はこれにて完了
またハードに働いてもらいましょう!



これにて 一・件・落・着 !
 金さん


完成写真、これまた と・り・わ・す・れ (笑)


リモコン修理完了です! OK