♫ ムキムキしちゃうぞ!
男なら目立たなくや
体だけは鍛えなくちゃ
顔なんか悪くたって三角筋!

そっちのムキムキではなく
塗装をムキムキします。
塗装剥がしは「最も重労働かつ単調」な作業で
ゲッソリしてしまうのですが・・・ここはひとつ
皆様のアドバイスと共に、灼熱作戦でとりかかりましょう。
今期大活躍の灼熱くん2号!
今日もフルパワーで、ジリジリと塗装を焼きます。
そーりゃ!ベロベロっと!
火傷に気をつけながらの作業です。
途中で、ストラップボタンを外し忘れていることに
気が付きました・・・が
30有余年の歳月を経て
ネジが完全に腐食してしまったようで
ドライバーでは回せません。
迷わず 「斬る!」
塗装はあっけなくムキムキされて行きます。
サイドも・・・
さて、塗装剥ぎ終了!と言いたいところですが
実はもう一層の塗膜があります・・・
サンディングシーラー です。
塗膜のイメージ図(ソリッド塗装の場合)
ギターのボディが、鏡面状にピカピカ輝いているのは
何を隠そう「サンディングシーラー」が木部の表面にある
デコボコを真っ平に埋めてくれているからです。
上の図は、今回のソリッド塗装での塗膜の構成図で
サンバーストなど木目を生かした「透き」塗装は
塗膜とシーラーが逆になります。
このギターはラッカー塗装なので極薄の塗膜です。
↓
このギターは、ラッカー塗装で塗膜が薄いから
ボディ振動が有利になるんだ
↓
このギターは、ラッカー塗装で塗膜が薄いから
木が呼吸できるんだ
ぜ~んぶ ハテナ??
あ、ラッカー塗装をディスっているワケではありません。
塗膜が薄いことを売りにしている宣伝をよく見かけますが
シーラーが薄いことを宣伝しているものを見たことが無い。
ボディ全体を包む塗装の厚みが
振動に影響を与えるとしたら、一番の影響は
サンディングシーラーにあるはず。
何故なら、塗膜で一番暑いのはサンディングシーラーだから。
表面がラッカー塗装であっても
サンディングシーラーがポリウレタンだったら?
そのことについて、明言しているメーカーは
見たことが無い・・・
そもそも、ラッカー = 塗膜が薄いという概念は
どこから来た??
呼吸する? は? 
100歩譲って、ラッカーが多孔質で
空気が通り抜ける(笑)ことができても
サンディングシーラーで塞がれてるんですけど・・・
「ラッカーのサンディングシーラーだから」と言われても
サンディングシーラーの分子構造に多孔質はありません。
それなら
「サンディングシーラー極薄仕上げ!」とか
そちらのほうが、よほど理にかなっていると言いたいですね。
決してラッカー塗装の存在意義に異を唱えているのでは
ありません。
手軽さ、独特の風合等
ラッカー塗装の良さはたくさんあります。
しかし、ラッカー塗装の特質を
間違った方向へ牽引してしまう宣伝が多すぎせんか?
プラシーボはもうヤメにしましょうよ・・・
科学的な根拠の下に
しっかりとした物作りをしなくてはいけません。
何か間違ってはいませんか?
サンディングシーラー剥がし中・・・
今回は導管の太い(表面の荒い)マホガニー製ですから
特にサンディングシーラーは厚く盛られております。
そりゃもう・・・ごっそり剥がれてきますよ!
画像の、白っぽい削りカスやボディのフチにへばりついているのが
サンディングシーラです。
ボディを包む塗膜で一番厚いのは・・・あ・な・た

サンディングシーラーの「浸透度」を見るため
ランダムアクションサンダーで一皮めくります。
キレイなマホガニーが出てきました。
左端でボディを継いであるようです。
今回のフライングVは、ボディの幅ほどの
マホガニーなんてありませんから
みんな何ピースかで作られています。
キレイに剥がれ落ちた塗膜・・・
マイクロメーターで厚みを計測
クリア層をあわせて
120ミクロン(0.12mm)ってところでしょうか・・・
この塗膜の下にサンディングシーラーがあるわけです。
果たして、この塗膜は薄いのか?厚いのか?
ちょっと較べてみたいので
あなたのGibsonカスタムショップの塗装
剥がしてみて頂けませんか? 
あ、カッターナイフで簡単に削れますわよ !! 
To Be Contiuned...











