7月にしては珍しい規模の台風が
ゆっくりゆっくりと北上しているそうで・・・
蒸 し 暑 い

暑いのが苦手な私・・・
とくにこの湿度が堪らなくシンドい。。。
集中が・・・つづ・・・か・ない・・・
しかし、仕事となれば話は別!
頂いた御依頼を粛々とこなす毎日でございます。
本日はランチテックダイアガンの修理
起動をさせてしばらくすると、画面が乱れてしまう症状。
さすがにこの暑さと湿度で
ダイアガンも熱中症でしょうか?
症状を確認・・・
起動して20分ほどして、程よく温まってくると
画面が乱れ始めました。
液晶が汚れているように見えますが
「てんてん」と線のノイズが入っています。
液晶の問題かな?
慎重にバラして行きます・・・
この状態で液晶に軽くショックを与えてみましたが
特に変化無し。
ストックの液晶と入れ替えてみましたが
ノイズが消えません。
液晶はシロです。
では、基板に熱をかけてイジメてみます。
ドライヤーでブロック分けしながら熱を加えます。
出た!症状が再現されました。
思いっきり乱れております。
基板の下ブロックのどこかに異常が発生しているようです。
毎日基板を見ていると、おおよそ熱に弱い部分というのが
経験的にわかってきます。
ボール紙を切り抜いて、熱を集中的にかけられるよう
「簡易ヒートシールド」を作ってと・・・
今度は、スポットヒーターでそれぞれに
ガンガン熱をかけます。
あっさりと症状が再発・・・
アッチッチになったチップを
指でトントンと軽い衝撃を与えると
派手に画面が乱れることがわかりました。
原因は?
ここからは、電子顕微鏡でのチェック 
むむむ・・・様子がおかしい部分がありますね。
ハンダが充分に溶け込まず、浮いてしまった足
別アングルから・・・浮いた足
四十●年間使い続けて、すっかり短くなった足
いや生まれつきでした・・
今どきの基板は「リフロー」と言って
ペースト状のハンダを基板に塗っておいて
その上に部品を置き
リフロー釜で一気に熱をかけてハンダ付けする
方法が一般的なのですが・・・
この際の熱量の調整が悪いと
小さな部品は良しとして、ガタイの大きい部品への
加熱が不十分になります。
ペースト状のハンダが液化して
部品の足に回りこむ前に固化してしまい
部品が中途半端に浮いた状態で固定されてしまいます。
以前にも述べましたが、このリフロー不良での
大きな問題は
製造時は正常に動いてしまうこと
造っったハナは、正常に稼働するので
出荷チェックもパスしてしまいます。
それが実際に使われはじめて、通電が繰り返されると
そこに僅かですが発熱が起こります。
その繰り返しの結果、部品が基板から離れてしまう等
質(タチ)の悪いトラブルにつながります。
今回も恐らくソレでしょう。
「くっつく ⇔ 離れる」の微妙な状態になり
通電した後、僅かな発熱によって
足が浮いてしまうトラブルだと断定しました。
万全を期すのであれば
一旦チップを取外し、残留のハンダをキレイに取り除いてから
再度取付をするのが望ましいのですが
今回はご予算の都合で、ハンダの追加(追いハンダ)で
対処をすることにしました。
足なんて飾りです
偉い人にはそれが分からんのです
いやいやいやいや、ICチップに関しては
重要ですよー
ダイアガン、修理完了です!

あ、完成写真・・撮り忘れました・・・










