メルセデス・ベンツの総合的診断を行うシステム
Xetnry/DASというプログラムがあるのは
整備業界の方なら周知の事と思います。
これが無ければ始まらない
と言われるほど、御ベンツに限らず
診断機と言うのは今や必須のアイテムになりました。
診断システムも百花繚乱の多様化時代を迎えておりますが
本格的なものは
車 --- インターフェイス --- PC(パソコン)
のスタイルが最も多いと思われます。
インターフェイスとは何ぞよ?
それは、車の言葉とPCの言葉を織り合わせる
通訳のようなものです。
車語をPC語に変換したり、その逆をしたり
車とPCは親和性の高い言葉(プロトコル)を
持っているのですが、ちょっと違うのです。
それぞれ方言が強いとでも言いましょうか・・・
やっとかめ --- インターフェイス --- 久しぶりだね
東海地方在住の方、お解りでしょうか?
理解不能な貴殿、すみません・・・
「やっとかめ」でググって下さい。
と、毎度前置きが長くなりますが・・・
Xentry/DASのインターフェイスを
「マルチプレクサ」と呼びます。
故障して困っているとの依頼を受け
買い替え前提で調査をしたところ
手持ちのマルチプレクサと同様の症状を確認したのでした。
このところ忙しくて、手持ちのマルチプレクサも
手付かずのまま放置しておりましたが
これは究明するチャンスだと思い
先ずは手持ちのほうを点検したのでした・・・
これがマルチプレクサという機材
翻訳機ですな・・・
いろいろとバラして点検中・・・
このコントロール基板に異常がありまして
詳細はお見せできないのですが(ごめんなさい)
基板のハンダ付けに施工不良があることを
確認しました。
製造時にハンダがしっかりと液状化せず
中途半端な状態で固化したようです。
この手のトラブルで困るのは
「最初は何とか動く」ということです。。。
出荷テストもパスしてしまうし
ユーザーの手に渡ってからも、しばらくは動き続ける
が
しばらくすると、動作が不安定になったり
故障を引き起こしたりするのです。
今回は、まさにその症状だったのでした。
デジタル機器に潜む
アナログ的な故障要因ですね。
最近お気に入りなのが
このさき曲がりのハンダコテ先です。
入り組んだ箇所にもアクセスしやすいですし
熱量の調整がしやすいので
(コテ先の当たり面積を調整しやすい)
今回の作業には打ってつけの形でした。
以前に購入して、ずっと置きっぱなしだったのですが
今後はコレも使いこなそうと思います。
小さな発見、大きな成果 
もちろん、懸案のマルチプレクサーも
元気よく復活しました!
原因追求の手応えを掴んだので、調子に乗って
お客様に「修理しませんか?」と
伸るか反るかのお誘いをしたのですが
残念ながら・・・
ハンダだけに
「反るだーsolder」
でした。。。
アレ?私・・・疲れがたまってる・・・




