普段はデジタル系製品の修理を生業にしていますが
あまりに「1か0か」の世界に浸かっていると
アナログと言いますか、温もりのある「木」が恋しくなってしまいます。
ホームセンターから材料を買ってきては
切った貼ったをするのですが、案外と厄介なのは
「長穴を開ける」という作業。
丸穴なら、ドリルで「ギュイーン」で終わりなんですが
長い穴はヤスリで削ったり、ノミで整えたり・・・
何かと手間のかかる作業です。
今回も、ちょっと変わったものを製作しようと思い立ち
長穴を開けたいのですが、より簡単にキレイに
長穴加工する方法を工夫してみます!
この角材に・・・
こんな長穴を開けたいな
方法は・・・
●ドリルで枠内にたくさん穴を開けて
ノミとヤスリで仕上げる
●トリマービットで掘る
等があります。
今回はトリマービットで彫ってみようと思いましたが
トリマーは前準備が面倒です・・
が、簡単なテンプレートを作ってみたら
楽に作業できるんじゃないかな?と思いました。
毎度、イラストレーターで
テンプレート用の下絵を作製します。
こんな絵をプリントアウト・・サイズは精密に出ています。
手元に余っていたMDF板の端材
下絵を貼って・・・
線の交差点にピンバイスで穴を開け・・・
10mmのドリルで、両端のアールをくり抜きます。
そしてぇぇぇ!
既に借りパク状態になりつつある「超音波カッター」の出番!
今日も眩しいくらいに赤いぜ!
MDF板と言えど、糸鋸やカッターナイフでは
意外と手強くて、いつも難儀をするのですが
「超音波カッターなら、楽勝じゃないのか?・・・」と
思い立ったのでした。
ジジっという音と共に、バターを切るが如く
アッサリと切れてゆきます! これは楽だわ・・・
ただ、焦げくさー!!
木材をライターで炙った時と同じニオイが
辺りに充満します!

切れました!
スッパリ切れたMDF材
一秒間に数万回の刃先振動で「切る」ワケですから
かなりの熱が発生するんでしょうね。
切断箇所は焦げています。
炭化した部分はヤスリ等で削り落とす必要があるので
切断寸法は少し小さめに行うと良いようです。

はい、ヤスリで整えて
思った形状の穴が開きました。
これをテンプレートにして、木材へ長穴を彫り込みます。
今回は小型の「ドレメル」という電動工具を使います。
刃先はルータービットにベアリングを組み合わせた
自作の「倣いビット」です。
もっとパワーのある電動工具もありますが
今回は試験的に使ってみようと思います。

木片にテンプレートを固定して
ガイィィィィン・・・っと音だけですが
小型ツールとは言え、切削中は危険ですので
集中の為、画像撮影ができませんです。
悪しからず・・・

彫り込みの途中、様子を見ます(ピンぼけですみません)
上のMDF製のテンプレートを、ビットのベアリングがなぞって
テンプレートと同じ形が彫れるというわけです。
はじめてドレメルで彫り込んでみたので、ちょっと失敗していますが
まずまず・・・思った形になりました。

自画自賛ですが、上手くいきました。
トリマー作業は、準備が面倒なのですが
自作テンプレート+ドレメルで、思いの外イージーに長穴加工ができました。
色々と応用できそうです!