
先日の生徒の親御さんより
「先生、ミュージカルとオペラの歌い方って
違うんですねー」
とお話がありました。
なんでも、
『サワコの朝』という番組で井上芳雄さんが
「カーロミオベン」を使い、オペラの歌い方と
ミュージカルの歌い方を紹介されていたようです。
ちょっと気になるなーと思っていたら、
その番組を録画されていたそうで、
DVDにしてプレゼントしてくださいました。
ありがとうございます。
元々井上芳雄さんは、ミュージカルオタクで、
ミュージカルスターになるために、
芸大に入られた方なんですね。
「芸大の名前だけを欲しかった」
「まったく、イタリア語の歌なんて、興味がなかった。
」
と気持ちがよいくらいはっきり言ってましたね。
でも、興味がなかったけど、
「やっぱり芸事というのは、基礎はクラシック」
「踊りも歌も」
って思って勉学に励んだそうですよ。
そして、とても良いことを言ってましたね。
オペラだとものすごくビブラートをかけるのですが、
それをすると、お客さんには良い声だ!!!としか
印象に残らず、
歌詞の内容が入ってこない!



確かにこれ、言えてます。
私もオペラを聴きに行くと(すでに
『観に行く』ではなく聴くになってる。)
声だけを聴いていて、ストーリーは
二の次!!!
つまり、歌さえ良ければ良い!と思ってしまってる節がある。
でも、ミュージカルを観に行くと、
歌い手の声よりも
演出、脚本、演技力、ダンスをすごく見ていて、
多少歌が下手でも、あんまり気にしないんです。
なんでミュージカルは歌が下手でも
許せるんだろう!!!と自分でもわからんかった
簡単にいうと、オペラ、ミュージカル、ポップスは
それぞれ響かせる場所が違うんですね。
オペラはビブラートをかける
以外に、喉の奥というか、後頭部をかなり
響かせるんですね。
それに対して、ミュージカルは口の
真ん中のあまりで歌う感じです
ポップスは前で歌います。
文章ではなかなか伝わりにくく、
ごめんなさい。
そうは言っても、新妻聖子さんのようにこの3つの
声を自由に操れる方もいらっしゃるので
オペラ、ミュージカル、ポップスを問わず、
オールマイティーに歌えるのに越したことはありませんね。
井上さんの歌声↓
若い↓
いつも、素直に!
そして、ありがとう!