更新。 | なおぱんだのひとりごと。 ~読書と日々に思うこと~

なおぱんだのひとりごと。 ~読書と日々に思うこと~

なおぱんだです。
北の国から、読んだ本、買った本、大好きな曲、そして日々思うことなどをポツリポツリと書いてます。

今年は運転免許の更新年です。まだまだ免許証を自主的に返納するような年齢でもないので、5年ぶりに免許更新の手続きをしなければと思っていると、北海道ではモデル事業としてオンラインで講習を受けることができるということだったので、どんなものかと思って試してみることにしました。

 

講習自体は映像が見られる環境にあればどこでも視聴することができ、自分の好きな時に好きな場所で受けることができるので、とても便利だなと思います。視聴する中で3回ほど受講状況の写真を撮影して送るように指示する画面が現れ、その前に二者択一の交通安全に関する問題を解かなかればなりませんが、しっかりと受講していれば簡単に解ける内容の問題でした。講習の後に必修のアンケートと任意の動画視聴もありますが、時間は30分程度で終わります。

 

講習の受講はこれで終了しますが、問題はその後です。自分の好きな時間、好きな場所で講習を受けられるのは便利ですが、受講後に更新手続きをするために試験場などに行く必要があるのはこれまでと一緒です。私はオンライン講習の3日後に中央優良運転者免許更新センターに行って手続きをしましたが、受付で「オンライン講習を済ませた」旨を伝えると、1階で申請書を記入して手数料分の収入証紙の購入と視力検査を済ませてから2階に上がり、窓口で申請書を提出して写真撮影、新しい免許の交付という流れになります。で、実際の講習を受講する必要はないものの、結局手続きが終了するまでに30分以上かかることになるので、その間待合で本でも読むかただボケーっとして待っているしかないことになり、それならここで講習を受けたほうがいいんじゃないかと思いました。

 

何のためにオンライン講習を設けたのかというと、これは運転者のための利便性を高めるという趣旨ではなくて、担当する職員側の負担を少しでも軽くするためなんだろうなというのが正直な感想です。運転者側の負担の軽減を考えるなら、写真は自分で撮影した写真をデータで送ったものが使えるとか、手数料はキャッシュレスで納めることができるとか、もう少し現実的な方法を併用して更新までの時間を短縮する手段を講じることも考えるべきなんじゃないかなと思います。今のところ行政側の負担軽減という観点でしかオンライン講習の必要性が感じられず、利用者側のメリットがあまりないと思うので、これから受講を考えている方にはあまりお勧めいたしません。