早春散歩 | クサガメの花とニンゲンの麦

クサガメの花とニンゲンの麦

狭い1kのアパートで、でっかいクサガメの花さんと二人暮らししています

だいぶ前のお散歩記録です

まだ、桜が綺麗な頃でした




草苺は花弁を落としても魅惑的

規則的で、誰かに設計されたみたいな形



絢爛なるは椿

花のまま落ちるから「首が落ちる」不吉な花

真冬に茂る緑が「生命の証」の縁起の良い花


花の評価が、両極端で面白い





有名な、外苑前の銀杏並木

銀杏はジュラ紀から姿を変えていない


バキバキと

イチョウを食む巨大生物に思いを馳せる



恐竜も、美しい黄葉を見たのかしら

恐竜も、銀杏でかぶれたりしたのかしら

恐竜も、臭いなぁ‥なんて思ったのかしら



胡瓜草

どこででも見られる花なのに

カメラを持つまで知らなかった極小の花


「見る」とは

「視野に入ったものを脳が認識する」という事


認識しないものは、見ることが出来ないという

ニンゲンの面白さ





ワタクシ、葉桜も好きです

薄紅の雲霞に烟る満開の桜

新緑と紅の対比が艶な葉桜


日本の春の主役は、空を飾る




馬酔木

有毒で、食べた馬が酔ったようにふらついたことから

「馬酔木(アセビ)」

有毒だから虫がつきにくく、植栽時として人気



「水の辺の 馬酔木の若木 小さけれど ほのかに群れて 花つけむとす」とは北原白秋の詩


花の内に陽光を閉じ込め

ほのかにひかる馬酔木の花



なんの花でしょう‥

調べたけどわかりませんでした


こちらも同じく、不明の花

‥花なのかな?

上野公園で、満開の桜並木の下で咲いていた

今年初めて認識した花たち


毎年咲いて、毎年視野に入っていたはずなのに

今年初めて「見えた」花




五十路を間近に

「初めて」を認識するワタクシの脳


不思議で面白い